皆さんご存知の昨年秋ごろ発売されたステレオ誌ムックの付録のアンプなのだけど、作ってしばらく鳴らしていたのだけど、ご存知のようにサブシステム1、2号まで作ってしまったものだから、このアンプ、このところ出番がなかったのだけど、あまりにも不憫、そしたら事務所でならしましょ~というので、こちらもしばらく使ってなかった、フォステクスの8センチフルレンジのSP(オントモ社のキットをこちらも自作したもの)こちらも事務所にもってきた。
もってきたのは、先週末で、それから毎日、ほとんど終日ネットラジオを鳴らしております。事務所には前からパイオニアのネットワークプレイヤーN30があるので、こちらを付録アンプに接続、このアンプとフルレンジをつないでならしております。
さて、この付録アンプ、まだまだエージングが足りなかったのか、日を重ねるごとに音が良くなってきます。このSPなんだけど、以前はデノンのPM390っていうプリアンプで鳴らしていて、これはこれでまったりとした音で悪くなかったのでした。
付録アンプに切り替えた直後は、高域にエッジが立った、ちょっと線の細いきつめの音で、中低音が薄くて、あ~これはあんまり相性がよくないかあなあと感じたのだけど、まあBGMの音質としてはふつ~か、ともかく鳴らしてみましょ~というので、1週間、毎日ネットラジオで鳴らしこみました。
あたしが、ネットラジオでよく聞くのは、LINNのクラッシックとジャズ専門局。それとイギリスのクラッシック専門チャンネル Classic FMですね。
前者はさすがにオーディオでは有名なLINNがやってるもので超高音質。ジャズ局とかは、もうCDよりもいい音ぢゃないかと思うぐらい、後者はふつ~の音質なのだけど、選曲がとてもよくて、BGMとして流すにはとても良いです。もちろん、N-30はサーバーにもつながっているから、こちらにストアした音楽ファイルを流すこともできます。
さて、ちょっと固めで、エネルギー感弱いかなあと感じていた、この付録アンプなのだけど、、日を追うごとに、だんだんと音全体がなめらかになってきて、スピーカーもなじんできたのか、バックロードから低音もずいぶんと出てくるようなり、低音から高音まで音全体のバランスがとてもよくなってきた。何より、高域の瑞々しさ、特に弦の細やかな響は、デンオンのプリメインでは出なかったもの、、
今朝とて、、Classic FMをながしているのだけどね、、ん~全くわるくないのですねえ、、これが(笑)。
アンプもなんだけど、このフルレンジユニットがだんだんと良くなってきてるのが分かる。実はこれも、付録で出ていたもので、8cm メタルコーンフルレンジスピーカーユニット (フォステクス製) M800ですね。
スペック;
・形式:8cm コーン型フルレンジ
・インピーダンス:8Ω
・最低共振周波数:105Hz
・再生周波数帯域:f0~32kHz
・出力音圧レベル:82.5dB(1m)
・入力(NOM):5W
・m0:2.5g
・Q0:0.75
・実効振動半径:3.0cm
・マグネット質量:103g
・総重量:280kg
・バッフル穴径:φ79mm
このユニットも良いのだなあ、、8センチなのにレンジが実に広い、、高域の自然な伸びが、あたしは好きだなあ、、
マークオーディオの同じく8センチのユニットの音は、M800に比べると、少し高域が強くて、キラキラした音のように感じます。M800の方がもう少し落ち着いた感じであって、雰囲気よく効くには、こちらの方が合ってるかもしれない。マークオーディオは、もちょっと音楽をかぶりつきで聞きたくなる音調かな、、
さて、エンクロージャーはオントモショップのエンクロージャーキットです。
ダブルユニット バックロードホーン・キット (8cmメタルコーンフルレンジスピーカーユニット付)/ 浅生モデル IVですね。
このSPも鳴らしはじめは、ぼわ~っとした音で、それまで、バックロード型って使ったことがなかったあたしは、あ~これはいかんなあとため息をついたものだったけれど、今や実にしっかりした、びしっとした音で鳴りますねえ、、いや~全然変わりました。
このアンプ、出力わずか3Wということなのだけど、あたしは中音量よりちょっと上から下ぐらいが一番好みなのだけど、アンプボリュームで見ると9時に行かないぐらいで、このSPセットで十分なボリュームが得られます。10時まで上げたら、うるさすぎるでしょ、、もっと高能率のSPを使えば、もっと豊かな音が望めるのではないでしょうか、、
昨年、ミュージックバードでも、牧野さんの番組他で盛んに取り上げられていたけれど、このアンプ、ラックスマンが設計したもので、玉はバッファーで使っていて、実際のアンプは石ということでした。だから、正確に言うとハイブリッドアンプなのでしょうね。ラックスマンのロゴが刻印してあるのがちょっと
すごい(笑)。
いや、しかし、これは、ある意味弱ったなあ、、だっていい音なんだもの(笑)。N-30内臓のネットワークラジオのチューナーでもって、世界各国のジャズやクラッシック局を流しながら、夕方一杯やりながら音楽を楽しむっていうんだったら、もう言うことなしの音ですわ(笑)。
それにしても、最近、あたしは、どのセットの音を聞いてもいい音・悪くないばっかりで、、なんとも批判能力が欠落しているのではないかとお考えの向きも少なくないと思うけれど、でも、あたしがそう感じるから仕方がないですものね(笑)。でも、それはとてもしあわせなことだな(笑)。
という訳で、付録のマークオーディオのユニットの実力を聞くために、音工房Zが6月にリリース予定の同ユニット専用のボックスキットを早速注文してしまったのでした、、
今日は土曜日なのだけど、仕事。でも、事務所のセットで音楽聞きながら、ぼちぼちやりましょう、、