先週末の道場でのパラゴン・SATRI新アンプの試聴会は、土日合わせて約100人のファンに来ていただいたとよ~と片山マスターから連絡をいただきました。あたしは、家の用事があって、残念、行けなかったのだけど、、、大変に盛り上がったとのことでした。なにしろ、SATRIの新アンプ(超小型)が巨大なパラゴンを朗々と鳴らすのだから、聞いた方はみんなびっくり!
耳の肥えたオディオファンの方の多くが、その場でSATI新アンプをオーダーされたとのこと。ということで、バクーンプロダクツは今アンプ制作で大忙しらしいのだけど、今注文をいただいても1カ月ほどお待たせすることになるとのことでした。あたしも、きちんとこのアンプ聞いてみたいのだけど、なかなかチャンスが回ってこないです。
さて、こちらは週末から付録の8センチフルレンジ マークオーディオのOM-MF5を音工房Zの専用ボックスに入れて鳴らしこんでおります。
先ずは、SATRIのAMP-5512で2日間鳴らしてみました。ん~、このスピーカー、やっぱり高域に独特のキャラがあって、5512との組み合わせだと、曲によっては、高域の響が美しいのだけど、全体的に音がちょっと線的で細い感じであって、長く聞いているとちょっと疲れます、、
さて、どうしょうか? おお! そうだっ! この前道場で借りてきた、2A3玉のシングルアンプがあってではないか、そうして、マランツのプリメインはプリ部だけを使える機能があるので、マランツをプリ、2A3をメインして鳴らしてみることにしました。
さて、どうか、、はじめは、ちょっとパワーが落ちて、音がこちらにこないなあ、弱いなあと思っていたのだけど、機器があったまってくるにつれて、全体的に音がちょっと太くなってきた感じ、、試しに、もちょっと音量を上げてみようかと、プリのボリューム位置を11時ごろまで、ぐっと回す、、
すると、ど~でしょ~。音全体が俄然華やぎだしました。そう、華やいだといったらいいんだろうなあ。やっぱり、このスピーカーは高域が独特で、玉のアンプで響かせると、金糸銀糸で編んだ刺繍みたいな音の様子になりますねえ。これは、美しい、、、特にバイオリンとか弦の音は、びしっとした音なんだけど、音は光り輝くみたいな感じなのであります。
なるほど、このスピーカーとこのエンクロージャーだと、ちょっと考えれば分かるけれど、ある程度音量をあげて、箱そのもの=というか箱の中の空気(音圧)が十分動くぐらいのボリュームで鳴らさないと、それぞれの実力が発揮できないってう相乗効果があるんでしょうね。
このスピーカーシステムを鳴らすときは、ある程度のボリュームを入れてあげることが必要っていうのが分かりました。
もちろん、音量を上げても、低音ががんがん出るとか、そういうことは、うちの今のセッティングでは無理かな。もちろん、現状でも十分豊かな低域が出て、あたし的にはとても満足なんだけど、、、使うアンプとかを変えれば、ゴリゴリに鳴らすことはできるとは思うけれど、、
それにしても、、このスピーカー、玉アンプとの相性がばっちり、、このSPの独特の高域のキャラを美しく鳴らすには、やっぱり真空管なのかなあ、、、
鳴らしこむにつれ、音は確かによくなっています、、しかし、メインシステムとかサブシステムたちはお休みなので、ちょっとかわいそうです。