音工房Zのエンクロージャキットを、ぐちゃぐちゃではあるけれど、なんとか山あり谷ありで作って、ステレオ誌の付録スピーカーユニットOM-MF5を取り付けました。エージングをしなくちゃなあとか思って、この1週間、このSPを事務所にもちこんで、こちらで終日音楽を流しておった訳です。
エージングには、もしかしてこれが良いかもと、SATRIアンプのほとんどデビュー作であるモルフェスアンプでもって、この1週間鳴らしこみました。モルフェスは、ちょっと真空管ぽい音がするので、高域のちょっとキャラののったこのユニットとは相性が良いかもと、つないでみたのです。、 うん、やっぱりちょっと高域がすこし華やかだけど、ゆったりと低中音も出てきて、いい感じの音であります。
さすがに1週間以上鳴らしこむと、ユニットがどんどんこなれていって、えっ、これが8センチフルレンジの音かいっ!?って言わせるほどレンジが広くて、解像度の高い音を聞かせてくれるようになりました。これはなかなあ、すごいなあと感心、、
で、今日はいろいろアンプを取りかえてみて音の違いを聞こうという趣向であります。
(送り出しはパイオニアのネットワークプレイヤー N-30でネットラジオでクラッシックとジャズ、サーバーからWAVファイルでジャズとかクラッシックとかその他いろいろ、、)
持ってきたのは、同じくSATRIのAMP-KUMAMOTO。これはみなさんご存知のアンプで、どんなSPでもしっかり鳴らせるので、どんな感じでOM-MF5を鳴らすのか楽しみ。、もうひとつは、事務所で常用しているデノンの廉価プリメインアンプ PMA-390Ⅲですね。
先ずはモルフェスからAMP-KUMAMOTOにつなぎ変えます。1時間ほどあたためて、いろいろ聞いてみるんだけどのねえ、まあ、なんというか音がもっさりとして、高域がしょぼいというか、、ん~このアンプらしくない音なんですね、、SPとの相性が悪いのか、その他の要因があるのか不明だけれども、これはちょっといけない、、今までどんなSPでも、納得できる音で鳴らしてくれていたんだけど、
で、最後にまったく期待せずにデノンのプリメインに接続。 アンプがあったまったところで聞いてみます、、
ん!? なにこれっ!? 音が全く自然に出てきますね、、しかもレンジも広い、、低域から高域までしっかりでるけれど、高域も独特の華があるキャラはそのままだけど、ナチュラルではないですか、、音も厚くていい感じの弾力感がありますね。ん~これは、ちょっと予想外です。
やっぱり電源がしっかりしているからだろうか、、音の質感がSATRIと全く違うのですね。いや、SATRIアンプは、自然な音っていうのがその大きな特徴なんだと思うけれど、今回に限って言えばデンオンの音の方が、あたしにはこのましいなあ、、もちろんAMP-KUMAMOTOでしばらく鳴らしこんであげれば、変わっていくんだろうけれど、、
しかし、こうやってデノンのプリメインと音工房Zのエンクロジャーに入れたOM-MF5の音は、なかなかしっかりした音を聞かせてくれる。ハーベスよりも、もっと音の線がしっかり出てくる、けれど、うるさいってことは全くなくて、、音楽のテクスチャが浮き彫りになるような、そんな感じであります。
お~し、そしたらこのスピーカー、早速家にもってかえって、廊下でころがってるパイオニアのA-UK3をつないで音聞いてみましょう、たのしみ、、