例えば、朝4時ごろ目が覚めてしまって、二度寝とかはできないから、NHKの「ラジオ深夜便」をつけると、あたしの大好きな村上里和アナが担当だったりすると、とてもうれしい(笑)。この人の声がいいのですね(笑)。実に柔らかくて、しかもいい心持ちで響いて、また語り口が、とてもソフトだから、聞いていて、とてもいやされるし、引き込まれてしまう、、お歳はあたしの妹ぐらいというから、さらにいいではないか(何がいいかわからんが、、)、、
(こちらが村上さん)
今朝も3時半ごろ、はっきりくっきり起きちまったから、深夜便付けたら、村上さんがご担当だったので、思わず聞いてしまいましたね(笑)。いや、ほんとうに実にリスナーを包み込むような声なのでありますね、、
で、思ったのは、村上さんの声っていうのは、今、鳴らしているタンノイのスピーカーの音に様子が似てるなあということでした。
どちらも、音が前に出るとか、鮮明とか、レンジが広大とか、そういうことではないのだけど、なにしろ聞いていてここちよい、、とういうところが相通じているのかなあと思います。
このところ、毎晩、借り物のタンベリー(ちょっと前のシリーズらしい)とEARのプリとメインで音楽を聞いているのだけど、、
いや、もう本当に、このSPを所有すれば、あたしのオディオはこれでいっちょ上がりと言ってもいいかもというぐらいの音の様子なのであります(笑)。
さすがにアンプもスピーカーも同国製ということがあるのかどうかわからないけれど、これだけ相性がいいと、音楽を聞くっていうことにひたすら夢中になってしまう(笑)。
昨晩は、それこそ耳タコのこれらの盤を聞いた、、どちらもアマティオマージュ、XRT22、B&W802SD、 FALで聞いてきた盤。
この2枚をタンノイとEARで鳴らしてみた。もちろん、送り出し機器が前から変わってきているからちょっとは音の様子が違うとは思うけれど、いやはや、これまでの使ってきたSPとは全く違う様子で音楽が鳴りました(大爆笑)。
もう、チェリ盤は、曲も演奏も、あたしの大のお気に入りなので、上の一連のスピーカで聞き倒したものだけど、アマティともマッキンともB&WともFALとも全く違った音で、一瞬とまどうぐらいでありました。
先ずは音色、、もうトーンカラーが極美! これはEARの力が大と言えると思うけれど、音に実に美しい色がある、、んでもって、肌触りが良い、、全体的に程よい弾力が感じられる、、それに、まあ楽器の響ぐあいが、ほんとう生のオケ楽器のイメージに近い、、チェリ盤のマリンバの音の音色と響が、今までの音とはまるで違うのですね、、う~ん、いわゆるモニター系の音とは全く違う、、強いて言えば、音の基本的傾向はXRT22が近いような、、、でも、XRTはやはりアメリカ人好みの拡張・拡充傾向があるけれど、タンノイはイギリス人が作ったもの、機器の限界を知った上での音の出し方というか、、
同じ国でもB&Wの音とは、もう真逆の傾向と言えばよいか、、ひとつひとつの音を、そのまま純粋に取り出してくる、録音されたエネルギーも、そっくりそのまま出してくるっていうのが、あたしのB&Wの音の印象だけど、、タンノイは、やっぱり、スピーカー側で、音を一旦まとめて、慣らすっていう感じがどうしてもする。そして、そのことが、タンノイの音の好き嫌いを分けるポイントになるのかもしれませんね。
昨日鳴らしたもう一枚、カラヤンのチャイコフスキー5番。タンベリーが再生した音は、もうわらってしまうぐらい、今までのスピーカーの音と違う(笑)。ようするに、音楽としてまとまって、良い意味で整理されて出てくるようにあたしは聞いた。この曲は、そこここに強烈なフォルテシモがあって、B&W802SDとかで再生すると、フォルテシモをそのまま出してくるものだから、あたしの8畳部屋では、もう阿鼻叫喚! バランスも何もありやしない、、もともと8畳でこのSPを鳴らすのがちょっと無理がありましたけれど、、そいう意味ではタンベリーは、サイズ的にも、あたしの8畳部屋にあってるということかもしれません。
カラヤンのチャイコのフォルテシモの部分も、アンプの音量を適切に調整してあげると、実にまとまりよく、バランスよく響いて、、あ~こういうことだったかあと、
どちらの盤もまるではじめてこの盤を初めて聴くような感じがありました(笑)。
やっぱり、タンノイ使いの方がみなさんよく言われるように、ホールで聞く生音のイメージに近いのですねえ、、不思議だ、、実に不思議、なにかイギリス人がおとくいのハリー・ポッターばりの魔法にかけられたような感じ、、そういえやEARもEsoteric Audio Researchの略であって、Esotrericって「秘法」とか「秘伝」とか」、ちょっと超自然な意味みたい、、オカルトだ!(笑)。
タンノイとEARの魔法の相乗効果にはまってしまったのがあたしっていうことなのかもしれないですね。そういえば、イギリス人ってオカルト好きなんですよね、、
さて、先の村上里和アナの声のような、独特の声も、、ローレライの人魚のように、その美声で人間(特に男性)をとりこにしてしまうような魔力をもっているのかもしれませんねえ、、(愚考ですが)。
まだまだ、タンノイの試聴は続きます、、