土曜日の夕方、シャワーから上がって、カップ一杯にいれた氷の中にしょちゅ~を投入したものを、手にとって、お茶の間はクーラーで結構冷えているのに、さらに扇風機を付けて、ふわ~とかいいながら、BS1チャンネルを付けると、大体この時間、イギリスBBCとかが作ってドラマとかやっていて、実に気が利いておる。 この前までは「刑事フォイル」をやっていたけれど、めでたく終了になって、このごろは、クリスティー先生の「ABC殺人事件」をやっておりました。
ポワロが出てくる、この推理小説をあたしは、読んだことがないので、オリジナルのストーリーがどんなものが全くしらないのだけど、このテレビシリーズはとても面白かったです。ポワロと言えば、ずいぶん長いことNHKで放送されたジャック・スシェーさんがポワロを演じたシリーズが特に有名で、原作のイメージを忠実に再現したと評価の高いもののようです。あたしも、今でもスカパーでよくやってるので、今でもたまに観ます。小粋でおしゃれで、潔癖症なポワロのイメージがしっかり出てましたよねえ、
しかし、今回のABC殺人事件は、、ジョン・マルケビッチっていうアメリカ人の俳優がポワロ役ということと、なにしろイギリスらし~くら~い内容のシナリオで、これまでのポワロとは全く違う、イメージでした、、
今回のシリーズは、なにしろ全体的な雰囲気が陰惨極まりない、、ポワロをはじめ、登場人物がもう、ものすごく暗い、それぞれが、こ~トラウマを抱えている感じで、もう希望がないのよ~、 特に今回のポワロの設定は、スーシェ氏の演じた小粋で、おしゃれで、愛すべき小さいおじさんっていうのと真逆で、暗くて、さえなくて、希望もなくて、孤独でひたすら人生に疲れた感じのポワロ、しかも最後まで語られない秘密があるのでした、、
とうことで、先週の土曜日が、このシリーズの最終回で、殺人事件も解決、ポワロの過去も明らかになるのだけども、、最後まで暗い印象が尾を引くドラマでありました。原作とはだいぶ違う脚本になっているみたいなのだけど、こういうポワロの解釈も、今は有りなんだろうと感心させられました、、 しかし、この暗さは、イギリスって感じなんですよね、、
ということで、イギリスのスピーカーで音楽聞いた後、熊本のしょちゅ~を飲んで、こいつもそ~言えば、イギリス系だったうちのオディオ犬と、ソファに寝転んで、イギリスの陰惨な(笑)、ドラマを見て、、なんかこ~結構たのしい週末の夕べを過ごしたのでした、、