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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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マニアのオーディオ装置の音を聞く! 

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台風が近づいて来ていて、しかも2個、九州付近に接近中と言うので、今週は、ああ、大荒れの様子であります。しかし、オディオは続く、、

 

さて、このところ日曜日の朝のMバードのおたのしみは、ご存知 田中伊佐資さんの番組「すみません、、お宅のオーディオ、ナマ録させてください」なんだけど、またタイトルが長いねえ(笑)、、

 

毎週かかさず楽しみに聞いてるのだけど、その他書くことが多いもんだから、なかなか感想を書かないでおったのですが、昨日の朝聞いていたら、オディオマニアのみなさんならご存知「四十七研究所」訪問編で、これが大層おもしろかった、、

 

内容は(HPから)

7月28日/世界に通じる吉祥寺のオーディオ工房「四十七研究所」
 独特のデザインと音作りで海外にも熱烈なファンが多いオーディオ・ブランド、四十七研究所の工房兼試聴室を訪ねました。吉祥寺の住宅地の中にあるごく普通の一戸建で木村準二さん自ら製品の研究開発をしています。ケーブルや金属屑がちらばるその部屋で通称ヨンナナ研の歴史とオール47研の繊細な音を聴かせていただきました。
<試聴システム>
Model 4741 CD Player(DAC内蔵) “IZUMI”
Model 4740 “Kaname” , Model 4739 “Fudou”
Model 4722 Fullrange Speaker System “Lens”
Model 4743 Turntable “Simple KOMA”
Model 4743 Tonearm “Exact Trace”
ほか

 

同研究所のことは、あたしもずいぶ前から知ってるけれど、実際に使ったことはない、、故村井先生が、晩年、同研究所の新作CDプレイヤーの音は抜群にいい!と激賞されていたけれど、

 

同研究所の代表(というか社長というか)木村さんに、伊佐資さんがいろいろ聞いていくのだけど、いやあ、木村さんのキャラがも~なんというか際立って面白い、というかユニークというか、、ともかく話が面白い。

(HPから同研究所の風景)

 

ともかく、ちらかっていて、電材とかが床にちらばっていて、靴下だとぬかって危ないっていうことで、今朝、スリッパ買ってきたよ~どうぞ~はいてくださいってことで、伊佐資さんとディレクターの方がそれでは履いていきます。 

 

同研究所は、平成のはじめに創設ということなのだけど、木村さんのキャリアははるかに長かった。61年にパイオニアに入社して、次になんと伝説的オディオ評論家 瀬川冬樹さんと一緒にデザイン会社を立ち上げて、その後、フリーになってラックスマンのお手伝いを長年務めた後、同研究所を立ち上げ、現在に至るということはなしだったのだけど、いやすごいキャリアでありますね。木村さんの話は、いきつもどりつ、あれ~あれはいつだったけとか記憶をたどりつつ、つむいでいくという感じだったのだけど、、語り口が落語みたいでおもしろい(笑)、、

 

そのうち、外は大雨になって、、雨の音も良く録音されていました(笑)。

 

同研究所の音なんだけど、オリジナルスピーカーは、10センチフルレンジ(写真)。これで鳴らした音楽は、なかなかすばらしいもので、とても10センチの音とは思えないほど、、なんでも、このSPは生産完了になって、これからはマークオーディオ社の8センチユニットをつかって製作するとのこと。おお、あたしも、マ社の8センチ(付録だけど)使ってるから、ぐっと興味が増す、、で、まだ試作品だけどと、新SPも聞かしてうくれたのだけど、旧SPよりも、ぐっと鮮度があがった感じで、いいなと思いました。

 

プリとかメインのハイエンドも作ってるけれど、これが価格が高いのでなかなか売れないんだよな~木村さんがぼやいているが、アナログプイレヤーの新作にもとりかかっていて、なんでもこれは、アームが2本で、LRケーブルがそれぞれ独立して配線されているとのことですが、

イメージわかず(笑)。

 

伊佐資さんがライターデビュー当時、右も左もわからず、不安だらけの時、伊佐資さんが書いた同研究所の記事を、木村さんが高く評価してくれて、しかも、その際、すしもおごってくれた。そのとき、とても勇気づけられて、そのことがなかったら今の自分はなかったなあなんて、いい話をしてくれたのだけど、木村さん本人は、そんなことあったっけ~とすっかり忘れてました(笑)。

 

なんというか、しかし、文章で書いても、木村さんの語り口の面白さは伝わらないから、やっぱり、興味のある向きはMバードに加入して、お聞きになるのがベストだな、、

 

同研究所の製品は、なんでもヨーロッパで大変人気があるようで、バックオーダーが山積みとのこと、、

 

木村さんは、あんな感じだけど、実はとても繊細な方で、彼が作る音も繊細、、そういう繊細な音がヨーロッパの人に好まれるだろうなあと言われてました。

 

あたしも一度聞いてみたいな、同研究所の音。

実は、村井先生を偲ぶ会で、木村さんをお見受けしたのだけど、あのときお声がけしとけばよかったなあ、、

 

 

 

 

 

 

 


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