ってタイトルなんだけど、実は面識も何もないのだけど、この間、連休の朝、犬と早朝散歩から帰って、BSを付けてみると、小曽根さんのソロピアノをやっていた。「クラッシック音楽館」っていう番組で、通常はクラシックの演奏がメインみたいなのだけど、この日は小曽根さんがクラッシックをやるっていう趣向。
で、スカルラッティとかやってたのだけど、そのうち、あたしの大好きなラベルの「クープランの墓」を弾き出します。これが結構いいのおい、、独特のリズムで、なんか今までに聞いたことのないクープランだわ、とか思っていると、あらら、ジャズになって、アドリブが展開されます。あたし、このちょっとアブストラクトなアドリブが結構好きでね、、おもわず引き込まれましたね、、んでもって、最後は、オリジナル曲をいつくか、、
富士山の全景が広がる、どこかのホテルのホールでの演奏でしたが、最後のAsian Dreamという曲では、沈んでいく夕日に富士山とピアノが光って、ホールのマーブルがほのかにホワイトブランにひかって、そりゃ美しくかった、、また、この曲もその情景にぴったりで、実に美し曲でありました。
あ~小曽根さん、、そ、言えば、結構長い付き合いだなあと、
小曽根さんは、61年の3月生まれということだから、あたしより1才先輩っていうことですが、ほとんど同年代。あたしが初めて小曽根さんを知ったのは、日本でのデビューCD「クリスタル・ラブ」でした。 84年のリリースだから、あたしが22歳のときだな。
今でもよく行く、熊本市の老舗ジャズ喫茶「おくら」で、その当時は映像とかもよく見せてくれていて、ある日、お店に入ってたらクリスタルサイレンスのLDが流れていたのでした、、 ゲーリーバートンが全面的にサポートしていて、タイトル曲の「クリスタル・ラブ」は、バ氏のとのデュオ。チックコリアのクリスタルサイレンスを彷彿とさせるような曲と演奏で、にってるな~と思いつつも、うまいなあ~この人と音楽に惹かれます。映像はね、、なんかこ~若い男女のカップルがバイクかなんかにのって、春爛漫桜の花が舞う中を、さわやかに疾走していくような風景だったのだけど、、
そ~いうことで、当時、あたしもヤマハのCDプレイヤーを買ったばかりだったので、当日3千円以上もした、小曽根さんのCDを購入したのでした。この盤を、当時の彼女(今の嫁)に聞かせたら、いたく気に入って、しばらくは、こればっかり一緒に聞いたものだった(大爆笑)、、
その後、立て続けにリリースされたCDを、2,3枚買ったのだけど、、デビュー盤ほどにいいとは思わなかったなあ、たぶんデビュー盤は、大衆にアピールするような作り方で、後発の盤は、ずっとジャズよりだっただからだと思う。
そのうち、あたしも、南の国に行くことなって、そちらでの生活もちょっと落ち着いてきたときに、町のレコード屋さんにあった、この盤(アナログ)を買ったのでした。ECMからリリースされた、「ゲーリーバートンカルテット」。この盤に小曽根さんが間違いなくクレジットされていたからでし
た。
この盤は、実に気に入って、よく聞いたなあ。もちろんLPです。今も実家のどこかにしまってあるはず。この中に小曽根さんのオリジナル「I need you here]っていうバラードの曲があって、それが本当に美しくて、、バ氏のビブラフォーンとピアノの絶妙なからみが、それはそれはきれいで、何回も聞いたものでした。その他の曲もベースにスティーブスワローとかが入っていて、なかなかアバンギャルド的なところもあって、よかった。 今度探して、また聞こっと、、
最近では、近くのレンタルショップのCD大放出コーナーで、90年代、トリオで録音した盤とかを入手して良く聞いておりました。
これらもよかった、、
さて、先の、テレビのソロ演奏。小曽根さんのピアノっていうのは、なんかやっぱりチックコリアに似てるって感じがするし、リズムなんかもラテン系のリズムが良く出てくるのだけど、よく聞くと、やっぱり違う、、
番組の中で、演奏しているときに、自分が演奏しているっていう感じがしない、聴衆と一緒に聞いている感じがします、何かこう次々とアイディアがわいてくる==と言われていました、、すごいですね、、
デビューアルバムでは「紅顔の美少年」。今回の番組でときどきアップになる小曽根さんの相貌は、、なんかこ~、やあり年齢を重ねて深みが増しております。だれかに似てるなあと、考えてみる、、ああ、指揮者のマタチッチにちょっと似てませんかね、、
あたしも、小曽根さんと、同じほど年を重ねてきたのだけど、なんかこ~だいぶ質が違うなあと苦笑してしまいますね(笑)。それはそれでしょうがいないのだけど、クリスタルラブからこの番組まで、、あっという間の35年、、
この間、嫁さん(もと彼女)が、小曽根真のクリスタルラブ、聞きたいね~と言うので、あちこち探したのだけど、見つからない、、見つからない、、あたしらの青春と一緒に消えたのかもしれないとか言ったら、、Amazonでまた注文してとのことだった、、、(笑)。