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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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インフラノイズ アナログアキュライザーを聞く! ③

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ピアノばっかりきいててもいけないので、今年良く聞いたこれも鳴らしてみます。

 

 

ジョーヘンダーソンのこの盤、ゲストにウィントンマルサリスとかが参加していてとても良い演奏。エンリコのそれとはまったく趣がちがくて、いかにもアメリカのジャズという感じのプレイがいかしている(死語か?)。

 

さて、どうか、、ああ、やっぱりエンリコの再生音の変化のベクトルと同じだわ、、前は、ちょっとエッジがたったような、固い音質であったけれど、アナアキュを介すと、、演奏の「空気感」がぶわっと醸成されて、ヘンダーソンのサックスやウィントンのペットなど楽器の音が本当に自然になめらかになって「生音」に聞こえてくる。音が空気の中で発達・醸成されて、音楽全体がひとつの命みたく躍動しますね(笑)。

 

ヘンダーソンのサックスの一吹きに、こんなに細かいニュアンスがあったのかあというのが聞き取れる、なんていうものではなくて、つまり、あちらの方から、ほらね、こんなことだったのだよと伝えてくれるのですよ、、

 

やはりひとつの音の対空時間が確実に増えるので、全体の響が変わり、あ~こういう音楽だったのかあとあらたに発見してしまう(笑)。

 

時間がたってさらに機器があったまってくると(アナアキュ自体もエージングが進むというか)、、エンリコのときにも感じたように「空気感」がさらに濃くなってくる、、

 

う~む。アナアキュをつけただけで、これだけの音の変化、、、というか、盤に入っている音が「生きている音楽として活性化されて再生されてくる」っていうのは、いや、これはすごい! 

 

しかし、もちろん、やっぱりジャズは、ゴリゴリしなくちゃ面白くないという向きには、この音の変化はプラスと感じられないかもしれません。一方、楽器の生音をライブなんか(ほら、息子や娘の高校のブラスバンドの発表会とかを聞きにいって、ラッパや大太鼓の生音は、こんなにもなめらかでやわらかだったのかあと感じることがあったでしょ)で聞いて、い~な~と感じる人は、絶対に好ましく感じる音の変化だな!

 

しかし、アナアキュ。なんといったらよいか、これは単なるアクセサリーであるのか、それとも何かの魔法なのか、、あたしは個人的に、アナアキュはすごいと思う、、

 

 

④につづく

 

 

 

 

 

 


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