今週火曜日(28日)、ひさしぶりにゆっくり「オーディオ歴史館」を聞きました。
内容は(HPから)
1月28日/ケンブリッジオーディオのCDプレーヤーを聴く
当歴史館のメンバーは、理事長澤村(ステレオ時代編集長)も館長牧野も、CDプレーヤーと言えば「スイングアーム式ピックアップを使っていた往年のマランツ」をお気に入りに挙げる。しかし、近年は中古流通量がめっきり減った。マランツ代替機を探していた館長牧野がスタジオに持ち込んだのはケンブリッジオーディオのCDプレーヤー・トパーズCD10。新品で3万円少々だったこの機材、そのままでも暖色系の音だが、これにstereo誌特性の真空管ハーモナイザーやマランツのデジタルライントランスを組み合わせてプレイバック。はたして音はどうなるか…[再放送=2月4日]
というもので、牧野先輩の愛用のケンブリッジオーディオのCDPでもって、いろいろ聞いてみようというものだったのだけど、、上のようあれこれやりつつケンブリッジオーディオの音を検証していこうと特集でした。
主席学芸員の生島店長も出演。元気なお声に安心したし、牧野先輩とのギャグの応酬もあり、笑ってしまいました。オディオ漫才復活ですな! よかったよかった!アシスタントとして生島夫人も参加され、おっさんばっかりより、やはり女性の声があるのは、やはりずっと良いと思いました(笑)。
で、ケンブリッジオーディオの音を聞いていくのだけど、あの、ちょっと言ってよかですか? 次々と違うCDかけていくのはいいいんだけど、いろいろやりながら音質比較するんだったら、音盤は固定しておいた方がわかりやすくないですか(笑)? この番組、オディオ番組ではないみたいだから、まあいいか(笑)。
でも、まあケンブリッジオーディオ、全然派手ぢゃなくて、超ハイファイでもないんだけど、柔らかい基調の音で、アナログぽくって、聞いてて疲れない音ですね。最近あたしも、こういう、じんわり・しみじみいい音がする機器がいいなと感じているので、ケンブリッジオーディオの音には、とても好感が持てました。
で、ケンブリッジオーディオ調べてみたら、お値段もとてもお安い、、2、3か月飲み会がまんすれば買えるほど、こういう機器で小型で音の良いSP繋げて、お茶の間とかでお休みのときに聞くのだったらベストぢゃないかと思います。
さて、話は変わって、先日、実家のそうじに行って、再度セッティングしてみた故音もだちのHさん作成の「なんちゃってパラゴン」を鳴らしてみました。 アンプは超初期のSATRIアンプ。まだSATRI LINKとかもない時代のもの、でも音は無類に良いんですよ、、
CDPはマランツのCD5005ですね。 んで、もって、いろいろ鳴らしてみる、、
いや、これなんちゃってパラゴンなんだけど、なんかいい音です。そう、ケンブリッジオーディオみたいな、じんわり・しみじみいい音です。SATRIの初期アンプの性能のいいんだろな、、低中音がゆったり、豊かに部屋中に広がるし、高域はぜんぜんキンキンせずにふんわり鳴る、、
見た目は、そんなによくないし、本物のパラゴンのサイズよりちょっと小さ目なのだけど、とてもいい音、、チェリのフォーレ―とか、カラヤンのモーッアルトとかをかけてみると、まったくハイファイぢゃないのだけど、まるでホールで生のオケを聞いてるような感じなのであります。ほら、生の音って、きつくなくて、ちょっとぼんやりした感じだけど、ふんわり広がって、、超ハイファイのオディオの音とは、違うのですね、、生の音は、そうそうこんな感じだよなあとか言いながら、しばし、音ぢゃなくて「演奏」に耳を傾けます。
30分も鳴らしていると、演奏が部屋中を満たしていることに気が付きます、、高さも広さも3次元に音がひろがっているのですね、、いやあ、なんちゃってえとか言っても、やっぱりパラゴンの基本構造を踏襲してるでしょうね、、なかなか聞かせます(笑)。
故Hさんは、オケでベース弾いていて、弦楽器の制作者であったから、やっぱりHさんの頭の中にあった音のイメージをこの自作パラゴンで鳴らしたかったんだろうなあと思う。そして、今あたしが聞いてみて、故Hさんの音が出てるんぢゃないかと信じます、、
演奏に思わず耳を傾けてしまうような、しみじみ・じんわりいい音が良いですね、、
しみじみ・じんわり系の音で音楽を楽しもうとしたら、今回のケンブリッジオーディオとか、牧野先輩たちが大好きなちょっと昔の機器とか、そういうので十分なのかもしれませんね。
あたしも、これからのオディオの方向性が見えてきましたよ 「しみじみ・じんわり しあわせな音のするオディオ」っていう感じでしょうか、、