火曜日の夜のおたのしみ「オーディオ歴史館」楽しく聞きました。HPより
2月25日/祝「ナカミチ・コンプリートブック」完成
まったく手前味噌で恐縮です。ステレオ時代特別編集「ナカミチ・コンプリリートブック」1月30日発売--ナカミチ製品を1冊にまとめた、おそらく初めてのムックだろう。撮影・試聴の機材はナカミチコレクターの飛松保寿氏が提供してくださった。その飛松氏にナカミチのカセットデッキ、初代機ナカミチ1000と2ヘッド機580をスタジオに持ち込んでいただいた。両デッキで録音したテープを聞くと、同じナカミチでも機種ごとに音色の違いがあることをあらためて認識する。同時に、ナカミチ・メカを使った2ヘッド機の性能が侮りがたいことも…[再放送=2月3日]
今回は牧野先輩の手になる「ナカミチコンプリートブック」の上梓を祝い、ナカミチコレクターであり、あたしのブログ友でもある、tobbyさんをゲストに、氏の持参された往年のナカミチデッキの音を聞いて、出版をことほごうではないかという趣旨でありました。
なんでも、今回のコンプリートブックが取り上げたナカミチアイテムのほとんどはtobbyさんの私物ということで、あらためて驚きます。しかも、毎日、全デッキに通電するなど、また定期的なベルトの取り換えなどパーフェクトなメンテを施されているというのもびっくり!
で、今回の目玉は、ナカミチ1000の音。これは何と、ナ社初代機。もちろんtobbyさんが完璧なメンテをされているということだけど、果たして、どんな音が興味深々なのでありました。
今回のかかったソースのほとんどはtobbyさんが自宅でカセットテープに録音したもの。
かかった曲:
Breakout | Swing Out Sister | MercuryPHCR-1410 |
君と僕 | 松井裕貴 | Absolute RecordsYZAB-10802 |
Sunshine And Love | Jessica Andrews | DreamWorks RecordsOO44-50356-2 |
Don’t Be Stupid | Shiania Twain | MercuryPHCR-1620 |
確か、1曲目と最後の曲をナカミチ1000で再生してくれたのだけど、、いや、これがおどろくほどよかった、、
これが70年代に作られた機械の音かと疑うほと、レンジが広くて、伸びる、、実はあたしも、480を使っていたことがあって、その音がとても好きだっただけど、やっぱり1000の音に通じるところがあるように感じた。特にしまって、スピードの速い低域! ドラムスのキックの音がなにしろ480でも、他のデッキとは比べものにならないほど優れたものでした。1000は、480よりさらに良い、、
これは、今でも使える音だなあ、というか、今の機器では無理な音とうか、、
生島店長が「ドラゴンをやっと買って、その音にとても満足してたのだけど、1000の音を聞くと、ちょっとさびしくなった」とつぶやくほど、、
あたしもはじめて1000の音を聞いたのだけど、まったく同感だなあ、、
確かオーディオ道場にこの前まで2台ほどあったのだけど、この間行ったらなくなっていたみたいなので、どこかに嫁にいったのか、、、
しかし、これだけ音のよかった機器を作っていたナ社が、その後、どうして生き残れなかったのかか、、もちろんNIROとかのアンプとかでちょっと復活したときもあったけれど、、やっぱりアキュみたく、高級オーディオっていうニッチマーケットに専心して、無理のない経営を続けていれば、アキュやラックスマンと肩を並べるオディオメーカとして存続することができたのかもしれないけれど、いろいろな内部事情もあったのかもしれませんね。日本の組織はなかなか難しいからなあ、
いやそれにしても、1000の音はすごい、、あたしも、480とドラゴンをいっときでも所有したナカミチファンとして誇らしい!
tobbyさん関係者の方、「ナカミチコンプリートブック」発刊おめでとうございます! ていうか、早く買わなきゃ売り切れる!