オーディオ道場の片山マスターが、SATRIのこんどのミニフォノイコはめっぽう音が良いから使った方がいいと言われていたCAPシリーズのCAP1002を先日導入、、もうすでに1台SATRIのフォノイコがあるのでいいかなと、ちょっと迷ったのだけど、片山マスターがあまりに勧めるものだから、思い切って入れた訳です。本器には上位機種CAP1004もあるけれど、1002は、ベーシックバージョン。
で、久しぶりにラックスマンのプレイヤーに、カートリッジにお気に入りのオルトフォンのSPU#1をつけて、先ずは念入りにセッティングしまして、いよいよCAP1002の音を聞いてみます、、1002の電源はUSBから手持ちのPCから取ります。
で、リサイクルショップで発掘した往年のEMI録音のアナログ盤をかけてみます。先ずは、ミルシティンのブラームス、、どうか、、
はじめの音で、ちょっとびっくり、、実に瑞々しい、、そしてつややか、、音が自然に伸びて、、フォルテでも飽和せず、ダイナミックレンジは十分で、決して下品にならず、気品のあるバイオリンの音、、いや、これは、ちょっとたまげた、、
でもって、その他の発掘盤、メニューインのベートベン、カラヤンのモーッアルト、次々と回していきますが、いや、先ほどの印象は全くかわらず
さらに音にきらめきが出てきて、、美しい、、うっとりするような音なのであります。
アナログ回して、こんなにいい音が出るのは、正直初めてなので、びっくり、、EARのプリよりも、あたし的には好みの音、、CAP1002比べるとEARの音はいいのだけど、ちょっとくすんだ灰色めいた感じがするかなあ、、もちろんあたしだけの感じなのだけど、
発掘盤だけぢゃなくて、手もちのLPをいろいろ回してみたのだけど、もちろんもともとの録音が良くないのは、良くないけれど、それでも、そこそこいい音で聞けるが、、
一方、録音の良いものは、いあや、実に驚くほどつややかで瑞々しい、、陶然としちまいますねえ、、これがアナログの魅力なのかあ、というのは、今回のSATRIのフォノイコでもって、やっとわかったという感じです、、
で、PCのUSB端子電源にCAP1002を接続していたのだけど、この前、道場で永井さんが、このフォノイコをベストの状態で作動するには、モバイルバッテリーを電源にすることだと、言われていたことを思い出した。早速、近所の電気屋でアンカーのモバイルバッテリを買って、これでもってフォノイコ作動させてみました。
で、この状態で聞いた、、あらら、あらら、永井さんの言う通り、、もう全然別物!
このフォノイコのベストの音を聞きたければ、モバイルバッテリー駆動がマスト!
もう、上に書いた音の様子が一皮もふたかわもむけたような、、前までベールがかかっていたように、さらにつややかに美しく、瑞々しく、それだけでなく、ダイナミックレンジもあがり、音場もど~んと3次元に広がります。ひえええええっ、こんなに違うのおとおののいたほど、、
もう、PC電源には帰れません。そういえば、ちょっと前の伊佐資さんの番組でフェディリクスの中川社長がゲストのときに、開発中の新フォノイコに話が及んだ際、やはりバッテリー駆動がベストと語られていたことを思い出しました、、
しかし、さらに音をよくする方法はないか? ありました、ありました。
それは、インフラノイズ社からいただいた非売品のミニアリエナイザー。ちょうど、2枚別の機器の使ったいたのを、一枚をフォノイコの上、もう一枚をバッテリーの下にかましてみました。
いやあ、これはすごい! SNが飛躍的にあがったというか、ノイズみたいな感じがすべて払しょくされて、CAP1002の実力が100%発揮されたという感じです。もう、これがアナログの本当の魅了なのかと、あたしは、あらためて驚嘆してしまったのでした。
ということで、今は上の状態で、アナログをこころから楽しんでいるという訳です。特に発掘盤の音がすばらしい、、昔の録音の方が、音のまとまりが良いような感じがします。
それにしても、SATRIのCAP1002、、これはすばらしいフォノイコだとあたしは思います。
ユーザーの方は、是非、モバイルバッテリーを使ってください。それと、アリエナイザーの威力にもおどろいた、、SATRIとインフラノイズのアイテムは相性がすこぶる良いですね、、