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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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牧野先輩のこと ~ 「オーディオ歴史館」、、「ステレオ時代」誌、、、「クラッシックジャーナル」誌

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昨日は、あたしの敬愛する牧野茂雄さんからコメントをもらって大変うれしゅ~ございました。

このことをことほぎ、牧野さんをめぐっていろいろ記してみます。

 

思い起こさば、牧野さんを初めて知ったのは、「クラッシックジャーナル誌」でした、、

2003、4年ぐらいだったと思うけれど、何かの機会に、この雑誌を買って、レコ芸とかの音楽雑誌とはずいぶん毛色が違くて面白いなあと、ずっと購読しておったのでしたが、いつの間にか主筆の石原俊さんが辞めたり、編集方針が二転三転して、もちろんそれも面白かったのだけど、、いつの間にかこの雑誌はなくなってしまった(と思う)、、

(クラシックジャーナル誌)

 

クラシックジャーナル誌には、オーディオコーナーがあって、その中で牧野さんが毎号書かれていた「アナログな日々、ときどきモバイル」がとても面白かった。なにしろ「ガラードを修理した」とか、「アキュフェーズ社訪問」とか、「東北までドライブして中古レコードを買ってきた」とか、圧巻は当時あたしも買ったばかりの「IPODの徹底活用レポート」とか、、「シガーとスコッチの話」とか、オディオだけぢゃなくて、いろいろな方向へ話が展開していくのが、とても面白かった。

 

で、その後、この一連の記事をまとめた単行本が出たのを書店で発見、すかさず購入したのでした。このシリーズたしか3冊ほど出てたのではなかったか、、 

 

 

クラシックジャーナル誌の休刊後、しばらく牧野さんの記事を読む機会はなかったのでした。

牧野さんの本業は自動車ジャーナリスト。あたしはと言えば、雨漏りするほどボロボロの軽トラによろこんで乗っているというほど車に興味がないものだから、メディオを介した接点が全くなかったのでした(笑)。

 

そうして時は過ぎ、、4、5年前のこと、ちょうど熊本地震の前ぐらい、、書店で「ステレオ時代」を見かけたのでありました。表紙がなんと往年のカセットデッキとかチューナーとか、あたしらが青春時代に輝いていたオディオ機器、、、なんじゃ中古品トレード情報雑誌かと、思いながら立ち読みすると、どうやらそ~でもない。あたしらが若いころあこがれた当時のオディオ機器を、今、しっかりもういちど見ていきましょう。なんだったら設計者とか当時メーカー関係者にインタビューして、しっかり再評価しましょうという内容、、しかも、萌え系キャラが出てくるオディオ漫画とかまであって、さらには、オールカラーで、紙質もしんなりして厚みがあって高級感、、 あたしは、さらになんじゃこら~と頭の上に大きな?が浮かんでは消えたのでありましたが、、結局、その号を、そのあやしい雰囲気にのせられて買ってしまったのでした、、この雑誌、強いて言えば「アングラオディオ雑誌」か(笑)。

 

しかし、その内容のあやしさもあって「ステレオ時代」誌がリリースされるたびに、かかさず購入するようになったのでした。この雑誌、大変申し訳ないのだけど、全てうちのトイレの本棚に常備してあって、毎日欠かさず、一定時間、用を足しながら拝読しているのであります(笑)。

 

で、読んで、すぐ分かったのは、この雑誌のメインパーソン・ライターは、他ならぬ牧野さんであること、、、だって、毎号、がんがん顔写真入りで特集記事を書きまくっていられるからです。

ああ! これ、あのクラシックジャーナルで書いていた牧野さんだったのです。

 

あいかわらず面白いことやってるなあ~と感心したのと同時に、あの頃中学生とかで、あこがれても絶対に買えなかった機器が、ヤフオクとかで格安で簡単に手に入るようになった今、このような情報誌にもニッチだけど、しっかりしたマーケットがあるという視点はすごいと思いました。

 

「ステレオ時代誌」発行から、もう5年ぐらいになると思うけれども、現在も意気軒昂というのは、このことの証だと思います。

 

地震の後、故村井先生に勧められて、ミュージックバードを聞くようになって、オーディオチャンネルの「オーディオ歴史館」と出会うのです。

 

ご存じのようにメインパーソナリティーは、牧野さんと、生島店長、、「ステレオ時代」誌とのコラボ番組ということで、まさに、同誌のラジオ版ともいうべきB級オーディオ情報満載、生島店長が紹介する「私的昭和のアナログ名盤」の話題をはじめ、もうオディオ・音楽関係ネタならなんでもあり、しかもおふたりの軽妙なトークが実におかしくて、歴史上はじめての「オディオ漫才」という新ジャンルが生まれたとあたしは感動したのでした(笑)。

(牧野先輩と生島店長 = 絶妙のオーディオ漫才コンビ!) 

 

「オーディオ歴史館」の放送は毎回かかさず、エアチェックして、週末の夕方、いっぱいやりながら聞くのが楽しみ。ゆる~い話題でお酒が進みます(笑)。 ちょっと前、生島店長が私のリファレンス盤ですと、ドリフの「ずんどこ節」をかけてくれたのだけど、、なるほど、今聞くとこれって結構「黒っぽいグルーブ」でファンキー。さすが店長とうなったのでした、、

 

先回の放送では、出演予定だった生島店長が、体調が悪くなっておやすみということでしたが、すぐにも回復されて、牧野先輩とオディオ漫才を聞かせてほしいです、、

 

書著とあわせて、ウェブで牧野さんが書かれた記事とか読むと、自分は、昔は超ハイエンダーだったのだけど、50歳をすぎるころから、中古の廉価機器でも十分いい音がするではないかということを悟って、今は、往年の名機を安く仕入れて、丁寧にメンテして「いい音」で楽しんでいる==とのことであります。

 

実はあたしも似たようなもので、昔は、ハイエンド機器でないと我慢できなかったけれど、アラカンとなった今は、手持ちの機器や中古のプリメインや、リサイクルショップで拾ってきたスピーカーとかで、十分満足できるぢゃないかと思うようになりました、、むしろ、そ~いうののほうが、自分の手がかけられるというか、より「あそんでる」感じがしてたのしい、、ハイエンドはもちろんすばらしいと思うけれど、やっぱりいろいろな意味で緊張、つかれますよね(笑)。もっとゆる~くオディオと音楽を楽しむのが「粋」ではないかと感じています、、

 

そう、牧野先輩も、先輩がメインで作っている「ステレオ時代」誌、、そして放送、、そういうのは、今の時代の「粋」なんだと、あたしは思うな、、

 

そして、「ステレオ時代誌」毎号、真ん中付近に必ず、昭和の音楽とエロスみたいな記事がカラーで掲載されていること! こ、これがまたいい! 

かれこれ、40年も前、血気盛んだった中高生だった、あたしらの興味は、オディオとそれにもまして「エロ」だったからなのです(笑)。音楽もオディオも、やっぱり底の底でエロスと絡むのですよね、、エロスは「命の炎」だものね、、そういう記事をオディオ雑誌の真ん中にもってきて、他の記事と絡めているという構成も牧野先輩のすごさだとあたしは個人的に思う! ちょっと艶っぽいオディオ誌って「ステレオ時代」誌の他ありませんね(大爆笑)。

 

なんていうことを、トイレに座って読みながら愚考するのは、ちょっと申し訳ないと思うけれど、、すいません(笑)。

 

「ステレオ時代誌」、まだ読んだことがない音もだち、、、「オーディオ歴史館」聞いたことがないという音もだち、、

 

 

是非とも読んで、聞いてほしいと思います、、

 

牧野先輩他「ステレオ時代」編集者の皆様、生島店長他、Mバード関係者の皆様。これからも、どうぞ大活躍してください。

 

コロナとか異常気象とかの中でも、こ~いう楽しみがいっぱいあるんだぜ~っていうことを発信し続けていってくださいませ!

 

微力ながら応援してまいりますので! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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