やっと大雨も去ったようで、当地、この数日は、ときおり思い出したように雨がざっと降る他は、蒸し暑い日が続いております。しかし、大変な雨だった、、
さて、いよいよサンバレーの玉DAC SV-196PROをインフラノイズのアイテムで要所要所を対策して、ファイル再生してみます。
耳タコCDをリッピングしたクラッシックファイルを再生。再生ソフトは、HQプレイヤーですね。
さて、どうか、、
ん~、悪くない、全く悪くないです、、
CECのトランポートでCDを196PROで再生した音とは、だいぶ様子が違います。
CDの音は、ちょっと高域に独特のキャラがのった、ちょっと華やかな感じの響きがのってくるのだけど、ファイル再生だと、音全体がぐっと落ち着きます。 音全体の柔らかさが増し、まったくエッジがたったところのない、実に自然でスムーズな音、、、楽器の音がより生に近いというか、、特に弦の音の生っぽさはすばらしい。
CD再生でも、楽器のハーモニー、響はとても美しいけれども、インフラノイズの各種アイテムを使ったこともあり、今回のPCセッティングでは、もうなんというか、音全体=音楽全体が実に心地よいのです。
だいぶ前、インフラノイズのUSBアキュライザー(UACU-700)を導入したとき、その印象を「音楽全体が実に美しくブレンディングされる、そして何より驚くのは、音全体が実に快く鳴ると」言ったのだけど、今回も、それは全く変わらず、エレクタⅢから出てくる音が、もう実に実に良い感じの弾力のある肌触り感を持って鳴ります。きもちよい!
今回はUSBアキュに加えて、今回は、アナログアキュライザーをダブル使用していることもあると思うけだけど、いや、なんとも実に心地良い音なのであります。
(DACのアナログアウトにアナログアキュライザーを適用)
特に、この盤をリッピングしたファイル再生の音:
リサ・バティアシュヴィリが弾いたショスタコーヴィッチのバイオリン協奏曲の音は、もうまったくホールで生演奏を聞いてる感じの自然さ、
これはCDでは、出なかったもの、、もともとの録音が良いのだろうけれど、この盤のファイル再生は、実にすばらしい、、
エレクタⅢのキャラもあるのだろうけれど、この盤の楽器の響のブレンディングの美しさは、息のを飲むほど、、ともかく弦の音が、、CDでもいいとは思ったのだけど、芯のある糸の中心を艶々とした水晶にカバーされたような、なんとも妙なる美音、、ああ、とろけます、、もしかして、これがソナスファベ―ルの音の魅力か、、
あたしは、天体写真とかも好きで、よくそういうサイトで熱心なアマチュア天文家の作品を拝見するのだけど、レンズ精度のものすごく高いカメラで撮影したファイルを、さらに高精度の映像ソフトで編集すると、最終的にプロセッシングされた作品は、実に切れ込み鋭く、細かい星の部分まで現れて、色彩あふれ息をのむほど、肉眼で見たイメージからは全く想像できないほど美しい作品になります。
今回のPCでのファイル再生は、ひとつの音楽ファイルが、ものすごく美しくプロセッシングされて出てくる、、上の天体写真と似たような感じを覚えます。もちろん単に、お化粧したでしょうという感じとは全く違う、、
DACやインフラノイズのアイテムの効果は、もちろんすばらしいけれど、システムの要であるアキュフェーズのインテグレートアンプE-800の力についても言っておかないといけませんね。
E-800の音について書こうとすると、、先ず一番初めに出てくる言葉、実に「ふつ~に自然」にソフトを鳴らしてくれるということです。
聞きたかった音楽が、あたしが聞きたかったような音で出してくれる。だから、あたしのとっては実に自然でふつ~の音。まったくストレスなく、とても気持ちよく聞ける音で音楽を鳴らしてくれるアンプです。でも、じっくり聞いていくと、このアンプのすごさがだんだんとわかってきます。
なにしろ、ものすごく静かです、このアンプ。例えば、ファイル再生するとき、オーケストラが超弱音で、聞こえるか聞こえないかの音で演奏するところでも、このアンプは、しっかり、くっきりそのような様子を浮き上がらせます、、プリ部分がAAVAバランスとかいう特殊な仕組で、ものすごくSNが良い。もう半端ぢゃなく静か、、CDに比較するとファイル再生の方が、SNがぐっとあがる感じがあるのだけど、ファイル再生したとき、このアンプのすごさが、さらによく理解できます。その一方で、パワーとスピードの強さと速さのすごさ。オケが弱音から、一瞬でフォルテシモに移るときも、その様を全て取り残すところなく出してきます。オーケストラ音楽が大好きなあたしにとっては、こういう音は実にありがたいです。
音楽のニュアンスとか息遣いとかを、余すところなく、エレクタから出してくれます。
エレクタアマトールⅢとの相性は、個人的には、ほぼベストに近い感じです。エレクタもE-800も、今の音の様子に落ち着くまで、約半年ほどかかりましたけれど、、じつにしっくり、しっぽり(笑)、、上に書いたような、実に美しくそして心地よい音で、音楽を鳴らしてくれます。
エレクタは4Ωなので、E-800は100Wのパワーで、このSPを鳴らし、余裕の鳴り具合です。
あたしは、小から中音量で再生します。E-800のレベルメータが20DBを越すとと、うちの部屋では、うるさくなって音が飽和する場合があるからです。でも、ピーク音がレベルメータ20DB以下であっても、聴感上は十分豊かに鳴ってくれます。
SNの良さと、音の美しさ、豊かなパワー、、実に自然な音楽性、、、そうして機器としての信頼性などから言って、E-800を選んだのは、大正解でした。
エレクタⅢは、中低音が、このサイズとは信じられないぐらい豊か。FALでは、サブウーファーをかまして低音を補強していたけれど、エレクタウでは、サブウファ―とかの必要性は全く感じません。また、音の肌触りの良さは、多分にエレクタのキャラなのかもしれません、、
なにしろ、インフラノイズの各種アイテムの使用、、玉DAC、E-800、エレクタアマトールⅢと、各種アイテムが混然一体となって、今うちの音をつくっているということなので、どれがどのような効果があるっていうことが言えないのが本音なんです(笑)。
PCでファイル再生した後、CDを聞いてみたのだけど、、、ん~、、音の魅力という点では、やっぱりファイル再生の方に軍配が高く上がります(笑)。でも、CD再生の方が取扱いが簡単で、この作品を聞いてますっていうパッケージならではの実感があって、まあ、どちらもその日の気分でとっかえひっかえ楽しみます。
ところで、インフラノイズのブログで、いよいよアナログアキュライザーのバランスケーブル版を近くリリースするという案内がありました。案内文を読むと、現行のRACピンバージョンよりも音が良いとのことで、多いに気になります。是非試してみなくては!