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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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アキュフェーズ E-800について 追記

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ひとつ前の日記で、E-800についてちょっと書いたけれども、以下追記です。

 

このアンプ、使用されている人が結構多いと思うのだけど、何人かのユーザの方の詳しい記事はあるのだけど、予想以上に少ないので、あたしも書いてみることにいたしました。

 

まず、うちのシステムの中での、このアンプの印象は「実に自然な音」ということにつきます。あたしとって自然に聞こえるというのは、もう全く問題がない音ということであって、最上級の賛辞でありますのね(笑)。実は、これまでアキュのアンプその他の機器の多くを、過去20年、とっかえひっかえ使ってきました。アンプについては、セパレートがほとんどで、プリメインをメイン機器として使うのは、実は今回がはじめて、、

 

実は、昨年ほとんど発作的に機器の入替を断行する際に、アンプはアキュにすることにしました。第一候補は、C-3850とA-75。ほとんど導入する一歩手前で、そのころリリースされたE-800に切り替えたのでした。そのちょっと前に音もだちのE-650を借りて、自宅で聞いたのだけど、音の抜群の良さ==というか、あたしの好みの音というですね==に惚れてしまったのでした。

 

当時は、EARのプリとメインでFALを鳴らしていたのだけど、アキュフェーズの音が、ずっとあたしの好みに合っていたことが確認できたのでした。 音の静かさ、、磨き上げられた音の美しさという、、響きのきれいさ、、どれをとってもあたしには、アキュの音の方がしっくりしたのでした、、

 

アンプの音というときに、アンプの音それだけの音っていうのはありえなくて、接続するスピーカーの音も加味しないといけません。うちの現用スピーカーは、ソナスファベ―ルのエレクタアマトールⅢ。だから、E-800の音とあたしが言うときは、このイタリア製のスピーカの音とブレンドしたものということえですね。 

 

あたしは、これまで実はソナスのスピーカーは、エレクタⅢも含めると3種類使いました。先ずはクレモナ、、そしてアマティオマージュ、、そして現用スピーカー、、、

 

 

クレモナは大変良い音のスピーカーで、3年ほど使ったのですが、やはりオケの再生はとても難しく、、大型のアマティに変えたのだけど、いやあアマテイなんて、半端もののあたしが使いこなせるものではありませんでした。その時もアキュのC-2800とA60で鳴らしたのだけど、足回りの対策とかが全くできなくて、阿鼻叫喚させるだけになってしまい。すぐに手放したのでした。

 

その後は、B&Wに切り替えて、805、803、802SDへ進みます。B&Wもアンプはアキュで、C-3800とかA-70、P-7000とかも使いましねえ。いやあ、すごいですねえ、馬鹿ですねえ(大爆笑)。でも、その間も、ああ、いい音だなあと感じたことはあんまりなかったなあ、むしろ、機械いじりの方が面白かった時代でした。

 

熊本地震の後は、スピーカーがFAL、アンプはEARに移ります。

 

で、紆余曲折あって現在に至る、、

 

今の音は、先の日記に書いたとおり、、

 

「実に自然で、しっくり、美しくて、豊かで、肌触りが良くって、、なにしろ聞いていてここちよい、、、」

 

そんな音なんです。オディオ的に分析してもしようがないような、音楽をゆっくり、ときにしっかり楽しむことができる音。いっぱいやりながら聞いても良し、、、しっかり分析的に聞くこともできる、、なんというか、あたしにしっかりよりそってくれる音、、

 

E-800は、エレクタⅢとあいまって、そんな音であたしをたのしませくれます。そして、プリメインとブックシェルということで、8畳のあたしの部屋ではサイズとしても、ぴったりなんであります。再生していると、部屋いっぱいに音楽が上下左右に広がって、定位もばっちり、、肌触りの良い音で音楽に包まれる感じは、く~ったまらんのであります(笑)。

 

アキュの50周年記念の第一段としてE-800がリリースされたらしいのだけど、、なぜプリメインを先ず出してきたのだろう、、って考えて分かったのは、、アキュの音=アキュの音のアイデンティティっていうのは、プリメインでないと表現できないからではないかということでした。つまり、あたしもアキュのセパレートを使ったことがあるのでわかるのは、セパは、使うケーブルその他で、音がどんどん変わるからということ、

 

一方、プリメインであれば、そういった外的要因が入る部分を極力少なくすることができるため、アキュの「50周年デフォルト音」をベストに表現できるのではないでしょうか。

 

これまでアキュは、○○周年記念と言えば、、フラッグシップを出した後、高級機の技術をその他製品に適用していくという進む行きが多かったのではないか、、でも、50周年はプリメインからと、ちょっと姿勢が違う。

 

しかしながら、今回のE-800の音っていうのが、なにしろ、現行のスピーカーがソナスファベ―ルという極めて個性の強いものであるというので、はっきりくっきりこんなに変わりましたっていうのが、正直言えないですね(笑)。スピーカーがB&Wとかだったら、もっと積極的に、分析的に言えたのかもしれないけれど、、

 

では、E-800と前にあたしが使ったセパレートと比べてどうかという言うと、、

いや~E-800がアキュの過去あたしが使ったセパに比べて、何か足りないところがあるかと聞かれると、、ほとんんど違いを感じないですね、、むしろ、電源を入れるだけで、こんなにいい音が出るんだったら、もうこれで十分。わざわざセパにする必要性を、あたしは、今は、全く感じないです。ごちゃごちゃ~と機械がいっぱいあるよりは、すっきりした最小限のシステムで、音楽を十分に楽しみたいっていう気持ちが、このごろは強いから、E-800はまさにベストチョイスでした。まあ、もちろんE-800はふつ~の機器に比べりゃ相当でかいですけどね(大爆笑)。

 

それと、やっぱり、故障したときの対応の良さ。信頼できますものね、、実はこれ大事なことでした。

過去何回かアキュに修理を依頼したことがあったけれど、修理依頼のメールを送ると、すぐさまアキュから電話がかかってきて、詳細の確認がありますでしょう(笑)。んでもって、まるで音だちみたいに親身になって対応してくれた経験があります。なんというか、全く営業トークぢゃないんですよね。音もだちと話をしているような(笑)。修理代は決して安くないけれど、それだけのことを間違いなくやってくれるという信頼。

 

プリアンプのC-3900がリリースされて、ファーストロットはもう完売みたいですね。この難しい状況の中で、これほど売れるものっていうのは、あんまりないと思います。あたしは、買えないと思うけれど、やっぱりアキュの新製品は気になります(笑)。

 

アキュはリファレンスSPにB&Wとかを使っているみたいだから、B&WとかのSPで聞いたら、またE-800の音はまた違う評価になるのは間違いないと思うけれど、、、

 

エレクタアマトールⅢとの相性は、実にここちよくて、、もちろん半年ほど鳴らしこまないといけなかったけれど、、音楽ファンとしては、これ以上のものはいらないかもしれません。まあ、オディオ馬鹿だから、先々またどうなるかわからんけどね(笑)。

 

E-800、エレクタⅢを大事にメインとして鳴らしながら、これからあたしがやりたいのは、先にも書いたけれどQUADの昔のアンプでイギリスのモニタースピーカーを鳴らしてみたい、、それとか、日本の70~80年代のオディオ機器をあつめて鳴らしてみたいとも思っています。

 

オディオ以外のこともあった、、なんとか彗星が、このごろ明るくなって西の空に見えているということ、、あたしは、実はこどものころから星が大好きで、、還暦を迎えたら、、もいっかい、星見を再開したいと思っております。 天体望遠鏡ぢゃなくて、双眼天体望遠鏡(双眼鏡の天文板ね)。双眼天体望遠鏡の方が、まるで宇宙船に窓から星を見てるみたいで大層たのしいのだそうです。

 

それって、オディオでいうと、セパレートアンプでやるハイファイオディオから、よくつくりこんだプリメインで音楽を楽しむオディオに変えていくみたいなことと似てるのかもしれません。

 

 

歳なのかもしれませんけれど、「これでいいのだっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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