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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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これはちょっと、、まいったなあ、、(苦笑)TNAGENT CD-50の音に驚く! 

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ケーブルで奮闘していて、特にCD再生でトランスポートとDACのセパレート形式だと、この2台を接続するデジタルケーブルを替えるだけで、音調がものすごく変わるので、一体型より調整が難しいなあと今回実感しました。 

 

 

XLR、同軸など電送形式を替えただけでも、やっぱり音が変わる(笑)。一体型だと、ぜ~んぶひとつの筐体におさまっているので、基本の音は出てくる音できまりということで、もちろんインターコネクトとか、電源ケーブルとかで音の追い込みはできるだろうけれど、素の音は一体型だとメーカー側でまとめてくるということでしょう、、

 

もちろんアキュフェーズなんかは、セパレート型のCDPでも、HS-LINKとか自社専用のケーブルをもっているけれど、ふつ~は自分の好みでケーブルを選択していくということになるでしょう、、これが、やっぱり大変なのですね。

 

今回のケーブル騒動でも、トラポとDAC間のデジタルケーブルもあれこれ交換してみたのだけど、最終的には、やっぱりこちらもインフラノイズのXLRデジタルケーブルに落ち着いたのでしたが、、それにしてもデジタルケーブル一本で音が相当に変わる、、だから、セパレートCDPは難しい、、とあたしは思う。

 

なんかいい一体型のCDプレイヤーほし~なあと音もだちに話をしたら、ちょうどいま、いい感じのCDPがあるから貸してあげようか~というので、早速借りてきたのが、これ。

 

はじめて聞くメーカー。TNAGENT(タンジェント)というメーカーのCD-50というもの。片手でもてるぐらい軽くって、ホームセンターで5千円ぐらいでかえるDVDプレイヤーみたいな感じなのでありまして、なんじゃこれ~と全く期待してなかったのだけど、耳の肥えた音もだちが、なかなか悪くないというので、聞いてみることにしたのでした、、

 

で、先週土曜日の午後、全く期待せずに、とりあえずアキュのE-800に繋げて、音を出してみました。

ちょうど実家から、この盤をもってきていて、これを聞いてみることにします。

この盤、坂本龍一がブラジルのミュージシャンといれたボサノバ曲集なんだけど、実に録音が良くて、そうして曲がよくてここちよいのです。

 

この日は、朝この盤をメインシステムで聞いていたので、聞き比べできますね。

 

では、聞いてみましょうと、チープな感じのトレーに入れてみます。結構機械音もしたりして(笑)。

 

さて、音はどうか? あれれ、結構よいかな? いや、ボーカルとかが実に自然で、、美しい、、楽器の音も生々しい、

 

歪感とか全くない、、あれれ、聞いててだんだんここちよくなってくる、、何これ!?  あたしはちょっとびっくりした! 

 

もちろん情報量とか解像度とかは、ワードクロック付のメインシステムのDACにかなうはずはないのだけど、CD-50そういうところぢゃなくて、音楽を美しくここちよく聞かせてくれます。これは、すごい! 

 

じゃ弦は、、というので、手持ちの盤をかけてみると、いや、これがなかな聞かせます、、、全くがさつな音ぢゃなくて、あたしが聞きたい音調=バイオリンチェロの音が滑らかでつややかで、ギギッとするところは、そんれなりに鳴らしてくれて、いや、これは、いい音ですよ! 

 

で、TANGENT調べてみたら、デンマーク製。イギリスのエンジニアが設計、製造がデンマークとのこと。あ~ヨーロッパ製なのかあ、耳で作ったプレイヤーか、なるほど、それでこんなに良い音かあと納得、、

 

次々にその辺の盤を聞いていくけれども、ジャズでもなんというか生っぽい音がして、音楽にのれる音調、、これってとても大事なのだけど、

ここをしっかり押さえた音づくりだわ、、

 

もちろんクリティカルに聞いていくと、若干ゲインが低い感じで、E-800のボリュームを通常より2目盛ほど上げてちょうど良い感じ、、

 

解像度とか情報量とかは、メインに比べりゃそりゃ足りないけれど、そういうのは置いておいても、音楽を生々しく聞かせてくれますねえ。

ん~これは、、ちょっとすごい、、

 

価格は、定価で4万円ぐらいだから、ネットとかで購入するともっと安く入手できると思う。

TANGENT スピーカーとかアンプも作っているみたいですね。

 

エレクタⅢが、うれしそうに歌ってます(笑)。

 

週明けから、事務所に、このCDPを持ってきて、デノンのプリメインと、リサイクルショップでペア500円で購入したONKYOのSPで鳴らしているのだけど、うちのメインで鳴らしたときの音調とほとんど変わりません。滑らかでつややか、楽器の音が生々しい、、

 

う~ん。このCDP、実にうまい音づくりだと思うのです。フィルターとか回路とか、なんだかわからんけれど、CDを回して聞いてる人が、きもち良く感じる音調に仕上げてあると思います。なにしろ、聞いていて、気持ちよくなる(笑)。TANGENTの人たちは、音を聞きながら、このCDの音を練り上げたのだろうなあと思います。安価なパーツを使ってでも、こんなに素敵な音調に仕上げることができるっていうのは、ちょっと驚いてしまいました、、

 

ヨーロッパのバジェットオーディオの音の良さは、知られているところだけど、、あたしは、はじめてその音を経験して、、なるほどそうかと納得したのでした。

 

もちろん、メインシステムで使うには、ちょっと物足らないけれど、、こんなに安価なCDPだけれども、一体型で、これだけ素敵な音が出るんだったら、探してみると、好みの音のCDPがみつかるかもしれない。ちょっと探してみましょう、、

 

しかし、このCDP、、あたし好みの音。

結局、あたしにとってのオディオというのは、どれだけあたしの好みの音に仕上げられるかということにつきますねえ、、、

 

それにしても、サブシステムつくるんだけど、安価で良い音のCDPないかしらとお探しの向きには、TANGENT CD-50は良いと思います。

生音が好きな向きに、いいと思うんです(笑)。

 

 

 

 

 

 


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