メインシステムの音が、ほんとに自分の好みで鳴りだしたので、このごろは、気分で帰宅しては、毎晩、気分次第でてきと~その辺にあるジャズがクラッシックのCDを取り出しては、聞いているのでした。
しかし、もうすぐ還暦になるし、あとどのくらい音楽を楽しめるかわからないので、聞いておきたかった盤を、しっかり聞かなくてはと、昨日、突然ですが、少々焦りまじりに思ったのでした。
では、なにより先ず、「トリスタンとイゾルデ」から聞きましょうと決めた。なにしろ、手持のワーグナーのボックスセットが3個ほどあって、まだ、ほとんど聞いてないし、ワーグナーはフルオケと人の声という大きな編成となるので、オーディオテスト的にもおもしろいと思ったからなのでした。
で、いよいよ「トリスタン、今回は最後まで聞きとおすぞ作戦①!」がはじまったのであります(笑)。
どの盤から聞くか、あたしの手元にあるのは、バーンスタインのLP、カラヤンとBPOのCD、ティーレマンとVPOなどがあるのだけど、ボックスセットをみると、おお! これじゃ~! 本作戦の先陣を切るのは、この盤しかない!
みなさんご存知、クライバーの盤。
早速、CD1をSA-10に入れて、今のシステムで聞いていきます。
ん~、温度感、ちょっとひんやり、、でも、80D3とPM-10が鳴らす音は、楽器の音が、はっきり聞こるけれど、しっかり響の美しも出してきて、聞かせます。 で、今回、このシステムではじめてオペラ(音楽劇とワーグナーは言うが)を鳴らしたのだけど、いや、声が実に美しい、、、澄んだ音で、なんとさわやかな音、、合唱もしっかり出ます。FFでも大音量なるけれど、混濁しない、、うちでこういう大音量でも阿鼻叫喚にならないなり方は、はじめてか、、
この課題は、さらに検証していかないと、、、
録音の特性もあるのか、全体的に高域にちょっとよった音になるけれども、それが、音楽全体にちょっとしたクールさを与えて、これはこれで悪くないですね。
テキストを追いながら、ストーリをしっかり追いながら作品を包括的に楽しむというのが正しい聞き方だと思うけれど、トリスタンなら、あらすじは大体覚えているので、今回はテキストなどはつかわずに、オケと声の複合対をオーディオ的に楽しむというスタンスで聞いております。
演奏は、まあ、クライバーの名盤として評価の高いCDなので、あたしがどうのこうのというのは、おこがましいけれど、情感たっぷり、緩急のコントラストがすごくて、思わず音楽のひきこまれてしまいます。あたしは、クライバーってあんまり聞いたことがなかったけれど、今回じっくり聞いて、これはすごいなあと感心してしまいました。
とうことで、CD1を聞き終えて、大変満足いたしました(笑)。
805D3、良質なアンプを使えば、大編成のオペラも、あたし的には、大変満足できる音で楽しませてくれますねえ。
さて、今日はCD2だっ!