先の記事に書いたけれど、連休はじめは、結構肌寒くて、、こんなに冷えるなら、A級アンプ回しても、大丈夫かなあ、休みだし、そうだ実験実験とか言って、PM-10からE-800に、久しぶりに切り替えてみました。PM-10と805D3のコンビの音には、すっかり満足していて、E-800に切り替える必要ないかなあ、いっそ800を嫁に出して、玉のアンプでも入れようかしらんとか、よからぬことを考えていたのだけど、まあ、ともかく、あんまり期待せずに切り替えた訳です。
めんどくせ~といいながらケーブルを800に接続する。めんどくせーとかいっても、あっちのケーブルを、こっちに切り替えるだけだから、大体20分ぐらいで作業は完了、、電源投入で、聞いていきます。
ん~やっぱり、なんかこう、水っぽいというか、湿っぽいというか、空気がはいっているというか、距離のある音というか、そんな感じなんですよね。
PM-10は、ストレートで、音に芯があって、音に距離感がない、、でもE-800だと、何か音が遠い、、、楽器の音の回りに空気が滲んだ感じがして、音のニュアンスがしっかり伝わってこない、、ん~やっぱり、10に切り替えようかなあとか思ったけれど、いやいや、ともかく2、3日は鳴らしこんでみましょ~、、久しぶりだしねということで、そのまま音を出していく、
今回は、音を出しながら、B&W805D3の位置も動かしながら、上のような音のよくないところを改善できるように調整していきます。
すると、おもしろいもので、ミリ単位で動かしていくと、音の様子がずいぶんかわります。
前に感じていた、音のにじみとかがだいぶ払拭できています。
ということで、初日は、終日鳴らしこんで、、翌日も早朝から電源投入、、
翌日。おお! ずいぶん変わりましたねえ、、
PM-10に比べて、空気感のただよう音の様子は、変わらないのだけど、、バイオリン、オケ、ピアノの音をじっくり聞いていくと、なるほど、ライブで聞く楽器の音は、こんな感じだということが分かります。ホールで聞く、ライブのクラッシックは、直接音だけでなく、空気も含んだ音で聞こえますでしょ。ホールトーン? E-800だと、その雰囲気が実にうまくのってきます。逆にPM-10の音の方が、E-800の音と比較すると、ほんのちょっと人工的というか作為的というか、、まあこれはキャラの違い(笑)。
2日ほど、鳴らしこんで、E-800は、すっかり調子を取り戻します。先の記事に書いた、盤を集中的に聞いていきます。
驚いたのは、オケのフォルテ・フォルテシモ、オケが炸裂する部分、、、これがね、、スピーカーの足の下から、吹き上がる!
スピードも速いし、エネルギーも強力なのだけど、上のような音質感はそのままに、オケが上から下へ炸裂する様は、ん~すごい、、803D3のエージングも大体終わって、ポジション調整もやったこともあるからだろうけれど、この音は、初めて聞くような音、、しかも、音が濁らない!
阿鼻叫喚にならない、、つまりね、でっかい音でも全く濁らず、音がど~んと下から上まで広がります。いや、このアンプ、こういう鳴り方してたっけっ!?
スピーカーの位置調整をしたためか、音のにじみも消えて、、ピアノやバイオリンの音がシャープに鳴りますねえ、、ただ、回りにただよう空気感は、ありますね。この空気感っていうのが、このアンプのキャラなのかもしれません。
アキュフェーズのアンプが、こんな音で鳴るとは、ちょっと思わなかったなあ、、、
これなら、このままE-800でEんでないのお?と思って、どんどん鳴らしていったらね。
だんだんお部屋がもわってあつくなってきた、、朝は肌寒かったのが、午後になって、気温が上がってきた。ということで、A級アンプの常で熱が上がってきた。でもって、SA-10をアンプのすぐ上に設置しているので、こりだと、SA-10が熱でいかれる可能性大!心配になってきた。今、ラックの最上段には、。CECのトランスポートを置いたものだから、こちらに移動するのも面倒。
んでもって、連休後半は、日中は気温が上がってきたものだから、勢い、E-800の熱も上がる、、音はいいんだけれど、このままだと、アンプの熱を下げるためにエアコンとかいれるのは、ちょっともエコではないなあとか考えて、ええいもう夏の間はPM-10ぢゃと、またまた、アンプを変更(大爆笑)。
で、昨日の夕方から、またアンプがPM-10になったという次第、、、
でも、E-800と比べても、E-800には出ない音が10には、あるということが、あらためて分かりました。800のホールトーンみたいな音はないけれども、もちょっとストレートで、芯のある音、、、弦の音は、PM-10ならではの艶と色が付きますね、、これは800にはないなあ、、
総じて、E-800の音は、総じて「ナチュラル」、美音とはちょっと違う、、磨きこまれてはいない、、以前のアキュのキャラとはだいぶ違うのではないだろうか、、でも、吹き上がるパワーは底知れず、余裕しゃくしゃくであり、これはPM-10にはないものだなあ、、聞きこめば、聞きこむだけ、E-800の音に引き込まれてしまいますね、、
でも、暑くなるんで(大爆笑)。ということで、800には、涼しくなるまでお休みいただいて、これから暑くなる時期は、PM-10を鳴らしこんでいきましょう。
PM-10とB&W805D3で、カラヤンのワーグナーを聞いたのだけど、これはこれで、十分な説得力のある音で、、全く悪くないのでありました。
それにしても、E-800の実力つっていうのは、短時間では、わからない、、じっくり長く付き合うことで、はじめて見えてくる、、
いや、勉強になりました。