そういえば、5月の終わり、NHKのBSで放送されたアルゲリッチの映画「アルゲリッチ 私こそ音楽!」を観たのでした。娘さんが映像作家みたいで、この方が母に密着して、プライベートからパブリックまで新旧の映像を取り合わせて、ひとつの作品にしたようです。
クラッシックファンで、少しでもアルゲリッチのことを知ってる人だったら、面白く見られると思います。あたしもその一人。 若い頃ほんとにきれいだったんだけど、今は、なんともすごみのある妖女ような(笑)。実に自由奔放な人生で、何回も結婚を重ねて、娘が4人(?)できた。その中のお一人が、この映画を作ったということですね、、、いや、結構面白かったです。
やっと、重たかった仕事が終わったので、昨日はほっとして、夜、久しぶりに犬もつきあってくれて、モーッアルトでも聞いてみよっと、、
で、上の映画を観たこともあって、そ~そ~、アルゲリッチがアバドとやったピアノ協奏曲があったなあ~と探してみると、あったあった!
これ、、、
この盤、録音が前のシステムでは結構きつく鳴って、あんまり熱心に聞いでなかったので、今一度、聞いてみましょうと犬に言うと、犬は知らん顔をしておる。
このところ、CDをかけるときは、CECの30年以上も前のベルトドライブのトランスポーター TL1-XとMYTEK 192DACを繋げて、PM-10で805D3を鳴らしております。こうすると、音の様子がちょうど良い固さ、、アルデンテとでも言うんでしょうか、、実に良い塩梅に音がこなれてでてくるので、SA-10よりもずっと出番が多くなった、、、DACは、インフラノイズのワードクロックで44KHZでリンクさせます、、その他、いろいろ細かいセッティングをやってるのだけど、詳しくは今度ね、、
で、この盤、聞いてみます、、やっぱりちょっと固めの録音ではあるけれど、上のシステムで聞くと、いい感じの固さでおさまります、、
20番、25番と聞きなれた曲なのだけど、、、アバドの隅々までこころがゆき届いた指揮は、やはり、いいですねえ。なんというか、アバドの指揮は、音楽の抑揚も深くて、歳をとってもとても爽やか、、、アルゲリッチのピアノは、やっぱりとても情熱的というか、、思いが深いというか、、そんな感じ、、なにより、ピアノとオケのコールアンドリスポンスが、実にいい、、ちょっとジャズみたい、とういうか、いい演奏というのは、ジャズでもクラッシックでも何か大きく通底するサムシングがあると思うな、、、、
結局、犬とふたりで、盤を通して聞きました。とても良かった、、
今の音も全く悪くない、、、
ほんとに全く悪くない、、、B&Wの音ってやっぱり、モニターライクであって、ちょっと温度は低い感じがあるけれど、実に精緻で、どんな音でも確実に出しますよ、でも、無機質な音にはしませんよ~といったスタンスであって、それは、ソナスのそれを全く違うということが、最近分かってきたのだけど、、 ソナスの音は、B&Wほど細かく、精緻には出てこない感じ、、むしろ、ちょっとソナス側で、ソナスなりにブレンドしてくるように聞こえるな、、でも、そのブレンドの具合が絶妙で、それが魅力でもありますが、、、あたし的には、やっぱり、このイギリスのスピーカーの音が肌に合ってるかな(笑)。 もう、あたしの好みの話にすぎません(笑)、、、
まあ、今のシステムの音には、全く問題ない、、、文句ない、、これでいいなあと思います。あとは、アナログ回りの調整とか、、
まあ、オディオ馬鹿一代だから、ぼちぼち、やりますか(笑)。