台風14号の進路がいよいよ九州方面に変わって、来週末どうなるか、九州の住人には大変心配になってきたけれど、こればっかりは、人間にはどうしょうもない。最新の台風情報を見ながら準備する他ありません、、、しかし、これほど進路方向がこれだけ変わるとは、まったく、これまでにはなかったような台風だ、、
台風の心配はしつつも、毎晩気ままに聞いていることに変わりありません。
ほんとに一貫性がないものだから、ほんとに馬鹿みたいだなあと、苦笑しつつのリスニングなのでありますが、
ま~このところ、ロジャースシステムで聞いても、CECとDACー1ラインも、SA-10で聞いても、全く文句のない音で音楽が聴けるものだから、オディオ馬鹿一代としては、ちょっといかんなあと思いつつ、まあいいかあ、この辺で落ち着かなくちゃなあ、、なんて考える。
B&WはD4シリーズをいよいよリリースしたし、アキュフェーズなんかも新しいプリアンプとか出したみたい。
メーカーは、やっぱりビジネスだから、改良を重ねて、定期的に新製品を出して、ユーザーに買ってもらわないとビジネスが成立しない訳ですね。メーカーは、このビジネススパイラルを止められないだろうが、あたしは、このスパイラルに付き合うことは、もうできないなあ、、お金もそうだけど、なんというか、オーディオへの情熱が、歳取ったことで、やや沈静化したこともあると思う、、、
そこへきて、近年のインフラノイズが次々とリリースするアイテムの絶大なる効果もあって、自分の好みの音が、自分のシステムからやっと出てきたこともあって、、ハイエンドメーカーの新製品が出ても、前みたく、お~ほし~、なんとしても、ほし~というような、気持ちがなくなった(笑)、、、それは、いいことでもあり、あんまりよくないことでもあり(笑)。
しかし、インフラノイズ社は面白い。同社のHPをいつも楽しく読んでるのだけど、ふつ~のメーカーだったら、自社製品をほめちぎって、できるだけ多数を売りさばこうというスタンスになると思うけれど、同社の秋葉社長は、ぜんぜんそ~ぢゃなくて、あんまり使いすぎるな、使いすぎると音が変わりすぎるとか、ユーザーからの辛口のコメントにも、そういうこともあるだろうと、、、ビジネススパイラルにのっかるそぶりさえない==そ~いうところが、あたしには、とても好きであって、逆にインフラノイズを信頼する大きな人間的要素になっているのであります(笑)。
さて、過日、ブラームスのお勧めCDはなんだろうかと板上で問うたら、bxh07126さんから、ギュンター・ヴァントの盤をご推薦いただいて、そ~言えば、あたしはこの全集をもっていたことを思い出して、おととい実家にいって見つけたら、すぐ出てきました。ヴァントのブラームス録音も多数あるようなので、ご推薦のものが、これなのかちょっと不明なのだけど、、まあ、とにかくヴァントとNDRオケの録音で間違いない(笑)。
で、2番、4番と聞いた。
ん~、これはアバドはもちろん、シューリヒトとも違いますね。淡泊というか、誇張がないというとシューリヒトに近いかもしれないけれど、、他の二人よりも、「硬派」な演奏というか、、それでも、とても美しい響でもって、ウエルバランスというのでしょうか、、
ヴァントは一時期、BPOといれたブルックナーをよく聞いたものだけど、あれも、音楽の構造がすごくよくわかって、何回聞いても飽きることがなかった、、、このブラームスも、そんな感じであって、がちっと堅牢に作られた構築物を見ているような、、
アバドのブラームスは、もうオケ全体で歌い上げるような感じであって、それはそれで、実にすてき、
バーンスタインのそれは、もっと主観的で熱情的という感じなんだけど、ヴァントのやり方はもうすこし、構造的、冷静といったらよいのか、、でもあたしは、とても好きなブラームスだな。 いろんな演奏スタイルがあって、面白い。 こうやってヴァントを聞いてると、この人のベートベンはたいそうおもしろかろうと予想する。出てるのかな?
んでもって、次は、全く脈絡なく、実家においてあった、ガーデナーが録音したパーセル作品集から「アーサー王」を少し聞いた。
パーセル、、はじめてじっくり聞いたけれど、いいな、、調べたらバッハより前の人だった、、、
バッハの音楽みたいな、すごく構造的に広がりのあるものではないけれど、なにかこう、和音を巧妙に駆使しているところとか、美しい旋律(歌)が、いい、、、1659年には、36歳で亡くなったので夭折だな、、2021年 ひくことの1659年は、362年! そんなに昔の音楽が、今うちのシステムから出てるんだって思うと、何か実に不思議な心持になります、、、
パーセルを聞きながら、さて、そろそろ一杯やりはじめる、、、グラスに冷蔵庫で作った氷をたくさんいれて、しょちゅ~を投入、、ふふふ、これこれ、、
360年の間には、何回かパンデミックもあったろうし、台風も来ただろうし、人間にはなんともできないことがたくさん起こったのだろうなあ、パーセルは、自分の音楽が360年も未来に聞かれるだろうなんて考えもしなかっただろうなあ、、冷蔵庫ができるなんて予想もしてなかっただろうし、、ふふふ、、
これから、360年後の世界はどんなもんだろうか、、そういえば、人間は生きてる時間より、死んでる時間の方が限りなく長いなあ、、なんてことを愚考しながら、パーセルの音楽が、あんまり美しいものだから、あっという間に1枚終わってしまう、、
さて、あすたは、何の音楽を聴こうか、、、たのすみ たのすみ、、(園生師匠のまねしている)