当地もコロナ感染がとまらないけれど、あたしは、すこぶる元気です! というのは最近、自立神経の力を向上させるトレーニングをはじめたものだから、体調が以前よりぐっと良いのであります。
仕事も開店休業みたいな状態が続いているので、午後早くには帰宅して、ちょいと運動とかして、夕食前の1時間ほど、新たにセッティングしたタンノイのスターリングで、バッハとかモーッアルトとかを聞いてばかりいるのでした。
うちのスターリングは、初代モデル。シリーズの第一機種で、85年ごろのリリースだから、37年選手。ヴィンテージではないけれど、古いSP。
このスピーカー、5年前の熊本地震で、メインSPのB&Wが大破して、わ~とか言ってるときに、みかねた音もだちが、使ってないからと貸していただいたもので、あれから、いつの間にかうちに住みついているのです(笑)。あれから思い出しては鳴らしてはいたのだけど、いつも音はこんなものかという感じで、取り出しては、すぐしまうというパターンでありました。
最近、バッハとかを古楽オケで聞くようになって、こういう音楽ソースをスターリングで鳴らしたら、良いのではないかしらん、しかも玉のアンプで鳴らしたらなんて考えたのでした。ちょうど音もだちに貸していたKT88のシングルアンプが戻ってきた。CECのベルトドライブプレイヤーとかインフラノイズのDAC-1や、SATRIのPRE-7613もお休み中だった。こうやってみると、それぞれ、結構なレベルのアイテムがそろっているぢゃないか! ということで、スターリングを中心にセットアップしてみたのでした。
で、この1週間は、2階のサブシステム部屋で、スターリングシステムばっかり聞いているのです、、、
このKT-88シングルアンプ、ハンドメイド品なので、それほど期待してなかったのだけど、ノイズも全くないし、SATRIのプリのボリュームとの相性も良くて、このコンビは、スターリングから、美しい響を聞かせてくれています。CECのTL-1Xも、スピーカーと同じぐらい古いけれど、ベルトドライブトランポーターの名機とうたわれたもので、本器の貢献も高いと思います。
古楽器オケのバッハのCDを聞くと、予想通り、スターリングは実にしみじみ美しい音でバッハの音楽を鳴らしてくれます。
ボリュームは、小さめなんだけど、SATRIのプリのゲインが高いというか、情報量が非常に高いので、小音量でもスターリングを豊かに鳴らす。
最近、指揮者トン・コープマンがアムステルダムバロックオーケストラと録音したバッハやモーッアルトのCDがとても気に入っていて、そればっかり聞いています。
バッハはもちろんだけども、モーッアルトのディベルティメントが、それはそれは美しい、、、スターリングで鳴らすと、なにしろ25センチ同軸だから、実にゆったりと部屋中をバッハの音楽で満たしてくれますねえ、、
階下のB&Wとは全く違う音の様子、、エンクロージャー共鳴させる出音は、、なんともここちよい、、、
決して大音量など必要ない、豊かな音、細かい音もきちんと出してきて、弦の音なんかは、絹糸のような細さでもって、これらが織りなす妙なる響は、これがタンノイなのだなあと改めて感じています、、、
このシステムで、マーラーとか、(まあブルックナーはいけるかもしれないけれど)、そういう大編成の音楽は鳴らそうとは思わない。スターリングシステムは、古楽オケのバッハ、、モーッアルト、あの辺の時代の音楽をしみじみ聴くためのシステムですね。
それにしても、最近は、長らくしまっていた機器を取り出して、もういちどつないでおる。すると、これが実にいい音でなるので、何なんだと驚きが続いております(笑)。しかも、あらためて使っている機器は、もうジャンクに近いものばかり(大爆笑)。でも、鳴らしてみると、いい音なんでしょうがない(笑)。
今日も、またスターリングで古楽を聞こうっと!