この間、シベリウスを聞いていたく感激してくれた、あたしの師匠にあたる音もだちが、是非玉アンプでも聞いてみたいというので、昨日の午後、雨にもかかわらず手持ちの玉アンプ2種をもってきてくれました。
ともかく週末にまた来るから、鳴らしておいてねと、アンプを置いて、雨の中を去っていきました。ありがたい、ありがたい、、
1台は300Bシングル、もうひとつは、あたしが今まで聞いたこともなかったVT62という玉を使ったアンプ。どちらもハンドメイドらしいけれど、実に美しいつくりで、姿かたちにもオーラがあって、これは間違いなくいい音がする予感。
しかし、どうやって鳴らそうか、、、どちらのアンプにもボリュームがついているので、先ずはシンプルに直で接続してみましょう。トランポートとかもってくるのは、実に面倒くさいから。ほんと、このところ、オディオやるにも何やるにも、先ずめんど~という気持ちが出てきていけません。これが歳をとるっていうことなのかなあ(笑)。
で、これまでお休みだったPCがあるので、これでファイル再生することにしました。そして、今回は、久しぶりにインフラノイズ社のデジタル再生アイテムを使うことにしました。(こ~いうのはめんどじゃないんですよね)
シベリウスは、300Bシングルアンプとの相性が大変良いとのことだったので、先ずは、このアンプで鳴らしてみます。
PCは、DELLのノートパソコンを使います。
USBコンバータは、インフラノイズのUSB201。
これは、10年ほど前の製品。その頃のDACは、ほとんどが、PCと直接USBケーブルで接続することができなかったので、USBコンバーターが必要でした。
で、当時ファイル再生の音の良さに注目したインフラノイズ社が作ったのがUSB-101とUSB201でした。
USBー101は、事務所のシステムに現在も使用中ですが、そのバージョンアップ版のUSB-201は、これまでお休み中でした。
USB-201は、基本的にワードクロックで192KHZにリンクさせます。
多分、内部で、いったん44KHZをアップコンバートさせるということなんだろうけれど、、 こちらもイ社のGPS衛星のクロック信号を受信するGPS-777があるので、こちらを起動させてUSBー201とリンク。
DACは、ご存知名機DAC-1。USB-201とDAC-1は、イ社デジタル専用ケーブルでつなぎます。おっと、こちらもデジタルアキュライザーを介しての接続。
DACのアナログ出力を、イ社リベラメンテインターコネクトケーブルで、300Bシングルアンプと繋ぎます。スピーカーケーブルは、リベラメンテSPケーブルです。
ファイル再生ソフトは、WAV File Playerを使います。
こんな感じで、機器が温まったところで、PCのHDDに入れておいたWAVファイルを再生します。
どうか、、
いや、これ、、すごく良いです!
プリアンプもなくて、直で接続だから、E-800でドライブした音にはかなわんだろうなあと予想していたのですが、、、いやいやいやいや、これは、E-800の音とは違うけれど、実に魅力的な音です。
特にDAC-1がこの音の要因だと思うけれど、なんとも、ナチュラルでどこにも、無駄な色づけとかがない音、、
中低音も十分な厚味があって、シベリウスの特徴である、音楽のハーモニーが美しく展開されます。
モーッアルトのバイオリン協奏曲を鳴らしたのだけども、300Bだからか、倍音が実に美しく、伸びやかになります。残響が、E-800より続く、、これは不思議、、
ジャズピアノも実に美しい。ベースも十分な厚味とボリューム感、、
ん~これはいいです、、この300Bシングルアンプ、、よくできているんでしょうね。シベリウスとのマッチングは極めて良いです、、
そして、やっぱり基本的に、インフラノイズのデジタル系の音の良さが基本にあるのだろうと思います。
この間まで、使っていたサンバレーの玉DACは、もちろん音は悪くないのだけど、やや淡麗であり、DAC-1ほど濃密な音ではない。DAC-1の方が音楽・演奏の抑揚がよくわかります。
しかし、インフラノイズ機器と300Bシングルでドライブしたシベリウスの音は、実に心地よい、
夕方一杯やりながら、このシステムで聞いておりますと、そのうち寝落ちしておりました。
かみさんが、ゆうごはんよ~と呼びにきてくれるまで良い気持ちで寝てました(笑)。最近、ちょつと疲れていたんだよな~。
シベリウスの設計者のハーレーさんが、彼の動画の最後でいつも言うのは、
「いずれにせよ。何より大事なのは、音楽を聞くこと、楽しむことです、、、
Enjoy your music! Happy Listening!」
いや、まさに至言、、、