世間は連休らしいけれど、あたしは、訳あって、お休み中も出勤なんです(しくしく)、、
しかも、なにしろ絶好の行楽日良が続いていて、なんでこんなにいいお天気なのに、なんであたしは、お仕事なんだろ~、いじけているんですが、、
それでも、夕方から寝るまでの時間、オディオやっております!
イギリスからはるばる仕入れた「シベリウススピーカー」は、鳴らし始めから、今日で早や1か月が過ぎて、このスピーカーを入れてよかったとの感をますます強くしておる次第。
見かけは、まさにTQWT式のフルレンジスピーカー、ステレオ誌7月号・自作スピーカー第3位みたいな感じなんだけど。これがほんとにフルレンジか!? 中にウファ―とかツィターがはいってるんぢゃないか?と疑ってしまうほどレンジが無理なく伸びている。シングルユニットだから、どこかで音のにごりがでるんぢゃと身構えて聞いていると全く裏切られて、高い音も、低い音も、ちっとも歪感無く自然に出てくるからたまらない(笑)。
フルレンジには、定位の良さと、音のスムーズさというメリットはあるけれど、物理的なデメリットがあるので、どうしてもマルチウェイにはかなわないと教えてもらっていたのだけど。しかし、実際、このスピーカーの音を聞くと、、そういう物理的なデメリットを微塵も感じさせないのです。マークオーディオ特注のユニットと手作りのエンクロジャーが、この音の大きな要因であるのだろうけれど、
スピーカーの位置調整もだいぶうまくいって、上から下まで、過不足なく部屋一杯に音が広がるようになりました。
さらに、音もだちが、このスピーカーを是非玉のアンプで聞きたいからと、300Bのシングルアンプを貸してくれて、この何日かは、このアンプで鳴らしています。300Bシングルで鳴らす音は、E-800よりも、よりこのスピーカーの実力を十全に出してくれているように感じます。
このスピ―カーの低音は、聞いてもらわないとわからないと思うけれど、実に深く、厚い、、、エンクロジャーが、すごくうまく鳴っていると思うのだけど、以前使っていたマッキントッシュのXRT22の低音を彷彿とさせるほどの厚味!
高音は。ジャズのシンバルの音、鉄粉感なんかもしっかり出ますし、ピアノの音・倍音も美しい、、、さらには、弦楽器の音の生々しさといったらない、、
ちょっと、このスピーカーの音を一言でいうのは難しい。強いて言えば、「生音に近い」かな、、、「リアル」っていうのとは違う、、、「生音を彷彿とさせる音」と言えば良いのか、、
クラッシックを鳴らして、楽器の音のからみ、ハーモニーがたまらなく美しく響きます。時間を忘れて聞き惚れてしまうほど(笑)。設計者も言うように、玉アンプとの相性が実に良い! もちろんE-800の音も精緻で深い低音が大変良いのだけど、、音のほぐれぐあいというか、ハーモニーの美しさは、300Bアンプの方がベターかと思います。
へんなたとえだけど、マッキンのXRT-22の中低域とタンノイの高域をうまくブレンドしたような、、感じの音と言えば良いのか、、、たしかに、マッキンのXRT-22の音の様子が似ているように感じます。サイズは全く違うけどね(大爆笑)。
(10年以上前に使っていたSRT-22。なつかし~)
夕方、一杯やりながら、シベリウススピーカーを300B玉のアンプでドライブした音は、レンジは十分に伸びて、ものすごくきれい、、ジャズのサックスなんかも、なにか こ~じんわりいい音、、思わず寝落ちしてしまうほど、、
おっとお酒こぼさないようにね、、
さっ、今日もがんばろっと!