当地は梅雨にはいって、このところしとしと雨の日が続いている、、
正直に言う、あたしは梅雨が結構好き(笑)。だってほら、外に出たくなくなって、昼からオディオしたくなるぢゃないですか、、、しかもジャズとかぴったりの天気、、大昔のマイルスとか聞きながら窓の外は雨なんて、、も~すっかり気分はジャズではないですか(笑)。
しかもお日様が照らないから、けっこうすずし~ので、A級アンプをドライブしても、部屋がもわ~もわ~としないのが良い、、
そんなことで、平日夜もオディオをがんばっている今日このごろなのであります。
さて、うちのメインスピーカー、「シベリウス」も設置から、早いものでもう2か月、、
音もだんだんこなれてきました。何人かの音もだちに聞いてもらったのだけど、みんな口をそろえて「これがフルレンジ!?」と驚くのであります。それだけぢゃなくて音楽性の良さも高く評価してくれます。
アキュフェーズE-800、マランツSA-10と言うシンプルな構成で鳴らしていて、あたしが好きなジャズとかクラッシックのCDについては、ほとんど文句ない音で鳴らしてくれております。しかし、録音の良否を容赦なく出してくるスピーカーであるので、盤によっては、聞くのがつらくなるCDもあります(笑)。
そんな中で、最近は、ジャズピアニストの上原ひろみさんの盤を聞いておるのです、、
この盤、、
ピアノと弦楽オケの作品だけども、これが大変に気にいっております。
上原ひろみと言えば、もう馬鹿テク、超早引きで、アンソニージャクソンとかの、あたしらが若いときにフュージョンバンドで大活躍していたベーシストとかと一緒にやっていて、ちょっとやかまし~系の音楽かと、ちょっと敬遠していたのでしたが。ちょうど図書館に、上の盤があったので、参考までに聞いてみましょと借り出したのでした。
で、聞いた。
弦楽オケとピアノということで、エレキ系が全く入ってないということもあって、あたし的には大変このましい楽器構成。
全作品上原さんの手によるもののようで、やあり馬鹿テク、超早引き部分もありますね。確かにすごい! いやあ、よく指が回る回る、、アクロバットかサーカスか、、曲芸みたいな演奏! すごいすごい!
でもね、あたしはこの盤をじっくり聞いて思ったのは、この人、そ~いう部分よりもむしろ、音楽がふっと静かになったときのピアノのニュアンス、音色、そうしてふか~い情感、、こういうところにこの人の音楽の本質があるのではないかと、、
はげしい演奏がふっとおさまって、湧き出してくるような、なんともいえない美しいピアノの響き、、これが実にいですねえ(笑)。しかし、また、そういう静かにところから、ぐんぐんトルクをあげて、疾走していく様は、これまたエクサクティングなんであります!
これはいいなあと言いながら思い出したのは、親友M君が貸してくれたこの盤、、
矢野顕子ファンの彼が貸してくれた盤の中に矢野さんと上原さんの共演盤があったのでした。
いやいやいや、この盤も最高!
矢野さんと丁々発止の演奏、、そしてときには大変に美しい、、
ライブならではの奔放なプレイが、く~ったまらんのであります。
こんなおふたりの最高の音楽を、うちのシベリウスシステムは、余すところなく伝えてくれる。
文句無し、全く文句無し、なのでありました、、
こうやって雨の季節も楽しんでおるこのごろであります。