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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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き、近所に驚きのオディオショップが出現! 70年代アンプ天国じゃ~! 

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もし、君んちの近くに、70年代往年のオディオ(特にプリメインアンプ)機器が、ずらっと並べてあって、しかも、動作確認済、機種によってはオーバーホール済なんて、特に「ステレオ時代誌」の読者や、言はゆるB級オディオ愛好家の方が、泣いてよろこぶ、そんなお店ができたとしたら。君はど~する? 君はど~する? 君はど~する!?って激しく自問自答しないかい? しかし、驚くのは、それが現実になったということなのです!

(ステレオ誌で取り上げられたトリオ KA-7300 ダブル電源トランス仕様 == ¥22,000(税込))

 

2,3年ほど前、シュアーのカーリッジとか、先に紹介したラックスマンのミニコンポ用のアンプA-07を、近所のリサイクル屋で買ったことを書きました。で、最近、同店の前を通ったら、「オーディオ専門店」と謳ったのぼりが、にぎにぎしく数本はためいていたのを、あたしは、見逃さなかった! しかし、まあ、ジャンク程度のものばかりを並べてるんだろうと、たかをくくっていたので、しばらく足を向けなかったのだけど、、先日、出かけた折に、時間があったので、まあ、ちょっとのぞいていこうか~ぐらいの気持ちで入店しました。

 

そしたら、そこに、あたしが見たものは、まさに驚天動地の世界! マニアの天国!  

70年代を制覇したオディオメーカ=== トリオ、ラックスマン、オーレックス、サンスイ、ヤマハ、そして、マニアが追い求めてやまないNECのA-10が、ずらりと並ぶ光景であった。まさに、わが目を疑うとはこのことです! 信じられないことだが、現実だったのです。ともかく店内の写真(オーナー方の承諾をとってます)を見てほしい!

 

 

同店オーナーのM谷さんは、バリバリのオディオマニア。まだ、お歳は40代のはじめぐらいなのだけど、筋金入りの70年代プリメインのマニア! リサイクルショップをやっていて、部分的にオディオ機器を取り扱っていたのだけど(ちょうどその頃あたしがお邪魔した)、このたび70年代機器をメインに取り扱う「オーディオ専門店」として旗揚げしたとのこと。

 

しかし、まあ、あたしらのような還暦すぎのおやじで、これらの機器が新品で売られていたころ、中学生とかでお金がなくて、買いたくても買えなかった向きには、このお店は、く~ったまらん!のである。 K谷さんによると、値札のついた機器は、全て動作チェック済、機器のよってはオーバーホール済とのこと。購入希望の際は、音だしも可能とのこと。

 

 

なにしろ、「ステレオ誌」で特集されていたトリオのプリメインアンプ(はじめてダブルトランスを積んだ逸品)が、ピカピカに光って展示されている。これも、チェック済。いい音ですよ~とのこと。お値段は、ネットで取引価格より、やや高めだけど、調整済、感動美品ということなら、全く安い! 

 

K谷さんは、サンスイのプリメインがお気にいりのようで、同社プリメインがずらりと棚にならぶ。まさに壮観である! 

 

もうひとつの壮観は、マニア垂涎のNEC A-10シリーズが4,5台が展示されている。これも、全て調整済。価格も納得であります。そして、こちらには、ぴっかぴっかに整備されてオーレックスのプリメイン。ラムダシリーズもありますよというから、驚いてします。

 

そちら、こちらの棚には、ヤマハのプリメインアンプがずらり、、、そして、お隣には、デュオベータを搭載したラックスマンの美麗なプリメイン。これ買いたかったんですよね、、買っちまいそう。ピッカピッカに磨かれていて、すべて専門業者のチエック済とのこと。

そして、お店の真ん中には、往年のスピーカーがずらりと並ぶ。SONY、テクニクス、コーラル、ダイヤ―トーンなど、、こちらも全て整備済。購入ご希望の際は、音だしも可能。

 

店内を2、3週して、あたしは、気が変になりそうになった。今は、言ったいつなんだい!? 70年代なのかい!? 

 

最近、仕入れたが、これと、、M谷さんは、オットーのプリメインアンプを見せてくれた。オットー、なつかし~。サンヨーが作っていたアンプでしょと言うと、そ~そ、これが音がいいんですよ~とM谷さんがにこにこ説明してくれる。

 

アナログはないんですかと聞くと、今集めてますとのこと。よく見ると、ヤマハ、デノンのプレイヤーが置いてある。

チューナー、カセットデッキも置いてある。しかし、やはりメインはプリメインアンプ群! 

 

見てるだけでも、サンスイ、オーレックス、そしてラックス、、買いたい買いたい買いたい!という衝動が、、食指がうごきまくる、、しかし、しかしである、、アンプは売るほど持ってるし、、ここは我慢だ、、、と言い聞かせるが、なにやらあちらからあたしを見つめるものがある。気配をたどってみると、おお! テクニクスのリニアフェーズスピーカー SBー6ではないか!? 

 

これって売ってるんですか、とこの美しいスピーカーを指さすと、はい、もちろん、これ3セットほど入れて、1台を部品どりにして、完全に調整したのがこれですよとK谷さん、、なるほど、SB6はもう1セット並べてあるが、価格が若干やすい。

 

なんでと聞くと、こちらの方がもともと状態よくて、さらに古いパーツを交換したからとのこと。その場で、SBー6の仕様を検索してもらうと、81年の製品。平面ユニットを使った、当時テクニクスが力を入れていたリニアフェーズを実現させたスピーカーとのこと。

 

あたしは、テクニクスのスピーカーとかいちども聞いたことがなかったのだけど、価格も安いし(ネットで購入するよりちょっと高いぐらい)、なにしろ感度が91DBと高いところに惹かれました。このスピーカとSATRIのAMP-5512を鳴らしてみたい、、多分いいだろうと直感が働いたからでした。

 

しかし、スピーカーも売るほどあるし、置くところないし、、なんて、自制したのだけど、そこはそれオディオ馬鹿一代。

 

やっぱり聞きたい聞きたい聞きたい!とうことで、気づいたら、K谷さんがにこにこして、SB-6をプチプチマットにくるんでくれて、車の荷台に乗っけてくれていたのでした(大爆笑) 。

 

結論から言うと、テクニクスSB-6とSATRI AMP-5512は、抜群の相性でもって大変な美音で鳴ったのでしたが、詳細は、また追って、、

 

さてさて、同店紹介してもいいですよとK谷さんのご了解をいただいたので、電話番号とか入っている看板の写真を載せておきます。熊本市内から、車で1時間ぐらいかな。 福岡からだと、高速に乗ってこないといけないけれど、いや、これはマニアなら来るでしょ(笑)。

 

K谷さんによると、全て販売している機器は、調整済。そのため、ネットとかでの価格よりは、ちょっとお高い感じがあるけれど、販売から1か月は保障するとのこと。また、購入の際は、整備リストもお付けしますのでチェックしていただけるとのこと。修理も受け付けるとのことで、メンテ体制も非常によろしいであります。 

 

しかし、このお店、よくないです(笑)。こんなに近くにあると、毎日でも行ってしまうじゃないか? それにあたしの自制が

どこまで持つか?(笑)。

 

ともかく、マニアの方は、是非行ってみてほしい。おどろいちゃうこと請け合い! 


 

 

 

 


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