調忙しい日々が続いていて、オディオもなかなかやれない今日このごろであります。
昨晩寝る前にNHK総合を聞いていたら、広島原爆の日を前に被ばくピアノを弾く会というのが開催されたと報じていた。
そういえば、この間テレビでも被ばくしてボロボロになったピアノを丁寧に丁寧に復活させていく人の特集をやっていた、、
で、昨日のラジオでは、この復活ピアノを何人かの人が弾くっていうことだった。イヤホンの中から聞こえてきたのはドビッシーのアラべスク、、
ひさしぶりにこの曲を聞いたのだけど、本当に若いきれいな娘さんが、一番いい季節の、一番いい天気の午後に、すてきな夢をみているというな美しい、美しい曲、、何年も聞いてなかったけれど、ドビッシー本当にいいなあ、
原爆が投下される前日、、はじめてデートした人たちもいただろうし、当日初めてデートする予定の人もいるだろうし、失恋した人もいただろうし、いろいろな変わらない日常の中で、明日があるさあと皆床についたのだろうなあ、、と思う、、
でも、その明日は無かったのだと思うと、、これはなかなかつらい、、
そういえば、おととい(だったか)はヨーロッパが第一次世界大戦に突入した日ということで、ロンドン(だったか)では、その夜、数分だけどすべての灯り(電気)が落とされたということだった。闇の中で、あの悲惨なことが二度と起こらないようにと誓うためだったとBBCが言っていた、、
その復刻ピアノの持ち主は女の子だったらしくて、手記も残されていて、あの日の前日の日記には、今日のピアノの練習はとても面白かった、練習がとても面白くなってきた==と書かれていたとのことだった、、
今日はドビッシーのピアノ作品を聞こう、、あの現実と非現実の間に見え隠れするような音楽を聞こう、、
平和がずっとつづきますように、心から祈ります、、