忙しくなってオディオもなかなできなかったのだけど、日曜日やっと暇になったので、お~しアナログ再開じゃ!と気合入れて、うちのノッティンガムSpace Deck HD10を調整。
以前はGe3のオーディオボード「大地」に直接モーター他、構成機器を載せていたのだけど、今回はノッティンガム純正のボートに機器を置いて、その下に「大地」を敷いた。
で、フォノイコはアキュフェーズのあたしの一番大好きなプリ C-280Vを専用で使う。プリとプレイヤーの電源はすべて中村トランスから供給。
今回は結構気合入れて調整した。カートリッジはフェーズテックのP3 アレクサンドライト。針圧を2グラムちょっとにして、レコードを聞きながら一番好みの音になるまで、針圧とラテラルバランスを少しずつ調整する。
昨日調整に使ったのは、おお!カラヤンの指輪LPからワルキューレでありましたの。このコンプリートセットは大昔、シドニーの古レコード屋でいつか聞くだろうと思って大枚はたいて買ったもの。それをやっと今ごろ聞いている。なにしろLPレコードなのですよ!
同じ盤の同じ部分を何回も聞きながら、声の感じや、空気感やオケの響などを確認しながら、針圧を上げ下げ、針圧の調整に合わせてラテラルバランスをいじる。そして、なんとか好みの音を出してくれる位置に来る!
こうしておいて機器をあっためる。
そして聞いた。耳タコのバーンスタイン指揮 VPOのブラームスの4番、、
ああ、いいわ~。初めてアナログの音のピントがびし~っとあったような感じ。響がとろっと美しい。面白いのは、フォルテになっても、今までみたく、耳ざわりな感じが一切なくなった。ふわ~っと湧き出てくる感じのフォルテシモは快感この上ないですね、、
あ~あたしははじめてノッティンガムのプレイヤーの実力を聞いたと思った。
実は、あたしのメインプリ C-3800は外部プリの入力を受ける機能がある。バランス入力で外部プリ入力の切り替えるとC-3800は自分を殺し、外部プリの忠実なスレーブと化すのです、、
C-280VとC-3800を結ぶのは、言わずと知れたインフラノイズのリベラメンテXLRケーブル。という訳で、うちはアナログまですべてリベラメンテで結ばれた訳です。この美しい響はリベラメンテの力もあることは間違いないです。
という訳で、あたしは昨日、次々と手もちのLPを聞きたおしていった。ブレンデルのモーッアルト、ハイフェツのチャイコフスキー、そして、パールマンの小品集の音の良さときたら、、
大昔、お店のおにいさんから、「ノッティンガムにそこそこいいカートリッジつけて、かちっと調整して聞いたら、SACDも顔負けぐらいのいい音でなりますよ」と言われていたけど、今回、本当にそうだと思うぐらい、ノッティンガムは美音を奏でてくれている、、
それにしても、このプレイヤー、最終的な調整はすべて感と勘でやるからすごい、、針圧とかはもちろんゲージではかるけど、後の調整は実際の音を聞きながら、少しづつ手で決めていく、、
最後は耳できめるんだよという製作者の哲学が伝わってくる機器ですなあ、、
この前までノッティンガム、言うほどよくないなあと思っていたけど、いやあ、うまく調整したときの音は、本当にSACDもかなわないかもしれない、、
しかし、アナログの音は本当にいいなあ、、とろっとして美しい、、