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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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週末レポート バッハロ短調ミサを聞く、、、

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週末は、疲れてしまって、ぼ~っと音楽を聞いておりました。

とは言え、前の記事でも書いたけれど、うちのメインスピーカー=英国フルレンジ「シベリウス」が半年のエージングの後、実に美しく鳴り始めたものだから、このシングルユニットのシステムで、いろいろとCDで音楽を聞いておりました。

 

で、はまってしまったのがバッハの「ロ短調ミサ」。

聞いたのは、グスタフ・レオンハルト / オランダ・コレギ ウム・ムジクム・バッハ合唱団 / ラ・プティット・バンドによる盤。

 

いや、これものすごく美しいですね! 古楽器を使った演奏の草分け的な盤ということみたいですが、ソロも合唱も演奏も実に透明で、、聞いていてうっとりしてしまいます。

 

アキュフェーズE-800 SA-10 シベリウスというシンプルなシステムの実に自然できれいな音。そして響、ハーモニーが実に美しく鳴って、、実に美麗であります(笑)。 

フルレンジスピーカーとは思えないほど高域が美しく、精密に設計されたエンクロジャーから出てくる豊かで厚い中低音、、、前にも書いたけれど、今まで聞いてきたスピーカーとは、音の様子が大きく違う。ほんとに自然に音楽が出てきて、CDのデジタル臭を微塵も感じさせません。

 

あまりにも美しい演奏だったので、土曜の午前中でCD2枚を聞き通しました。

あらためてバッハの音楽のすごさを実感しました。 

 

しかしですねえ。この人、1685年生まれというから、日本は江戸時代の初期(?)ごろでしょ、、そんな昔に、これだけの音楽を書いていたのだから、いや、これはすごいですね。その頃、こんな緻密で美しい音楽を書いていて、しかもそれが、現在もあたしらがCDとかの媒体を通じて、いつでも好きなときに聞くことができる。そう考えると、オーディオっていうのは、実にすばらしいですね。これこそタイムマシーンですね(笑)。

 

さて、余勢を張って、名盤の誉高いリヒター指揮の「ロ短調ミサ」CDをかけてみたのだけど、、う~む、、これは、怒涛の演奏という感じで、あまりにも重い、、重たい、、録音のせいか、楽器の響もややこもった感じ、、しかも、レオンハルト盤に比べるとテンポが遅い、、どっしりした演奏でありますね。これは、音楽と対峙して、正座して、背筋をのばしてきかなくちゃいけない盤だな(笑)。

 

ということで、あたし的には、レオンハルト盤が好みでした。

 

それにしても、去年の12月。オーディオ犬ソラが他界する前まで、盛んに一緒にバッハを聞いていたものだったけれど、今は一人で聞いております。

 

ちょっと寂しいけれど、それだけにバッハの音楽がなにかこ~、しみじみとあたしのこころにはいってきますねえ。こんな音楽はちょっと他にはないかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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