高２のときに、バンドでジャンピングジャックフラッシュをやったのは、この曲が乗りが良いことと、そんなに難しい曲ではなかったからでした。高２の秋の校内ライブでやって結構受けたなあ（笑）。
そんなことがあっても、あたしは、その後も積極的にローリングストーンズを聞くことはなかったのでした。もっぱらビートルズ、、、ビートルズは、どの盤、どの曲を聞いても、あ～いいなあと思うのだけど、、ローリングストーンズは、何も聞いても、う～んちょっときついなあと感じて、今でも１枚も盤を持ってない状況。多分、これからも買わないと思う。
で、年のはじめ。ＦＭでローリングストーンズの特集をギタリストのマーチン・フリードマンの選曲でやっていたので、聞いてみたのだけど、う～ん、味があるし、このバンドにしかない独特の要素があるのだけど、やっぱり自分にはぐっとこない（笑）。これがスティーリダンとかだと、もう傾聴してしまうのだけど、、
ビートルズと何が違うのかなあと考えた。
ビートルズの作品は、なにしろかっちり作ってあるのがいいですね。曲がもちろん良いのは言わずもがなだけど、アレンジ、コーラス、アンザンブルもばっちりで、何をとっても作品として仕上がっている。特にライブをやらなくなった中期以降の作品は、ジョージマーティンのサポートもあっても、ものすごく作りこまれて、聞きごたえがあります。アンザンブルもばっちり、、ホワイトアルバムなんかからや、ちょっと現代音楽ぽい実験的な要素も含まれてくる、、なにかこ～ちょっと知的で上質で品のあるような様子になっている。
一方、ローリングストーンズは、あんまり小さいことにはこだわらず、昔からのスタイルで（もちろん時代ごろに新しいスタイルを取り入れてるみたいではあるけれど）、、バンドでやってるみたいな感じが、ビートルズと違うのだと思います。もちろん、そういうラフでワイルドな感じが、好きな人にはたまらないと思います。そう、バンドでやると、ローリングストーンズの曲って、実に気持ちが良いのですね。そんなに難しくなくて、あたし的には聞いてるよりも演奏するほうが楽しい（笑）。
一方、ビートルズの曲は、前期の４人バンド形式の曲だって、きっちりやるのは、なかなか難しいと思う（ビートルズはバンドでやったことがないけど）。昨年の夏、アマチュアバンドのみなさんがビートルズ初期の曲をコピー演奏してらしたけれど、とても上手だった。相当、しっかり練習されたんだろうと思います。
つまりは、あたしの好みなんだろうと思います。やっぱりきっちり作りこまれた、作品として聞きごたえのあるものが好きなんだと思います。プログレだって、イエスとキングクリムゾンが好き。少し緩い感じのピンクフロイドは、「狂気」以外の盤は持ってない（狂気は作りこまれてますよね）。スティーリー・ダンなんかは、もうぎっちりつくりこまれた最高級の音楽だと思います。
ジャズになれば、コテコテのアメリカのジャズよりは、すっきり透明感があって、響が美しいECM系のヨーロッパのジャズの方が好みだったりする。うちのメインシステムで、ブルーノートとかは、ほとんどかけません（笑）。聞きたいときは、サンスイの古いスピーカー（笑）。
オーディオで見れば、、うちのメインのアンプはアキュでしょ、スピーカーは、みんなの知らない英国のフルレンジ（笑）。
デジタル系もマランツのSA-10とかCECのベルトドライブとかだ、、、 どちらかというと、大音量とかでなくて、中音量足らずのボリュームで穏やかにならす方向性ではありますね（笑）。マッキンとかも過去何台も使ったけれど、やっぱり残っていないですね（笑）。やはり、これは好みだわ、、
女の子で言えば、キャンディーズのおねえさんの中なら、ぽっちゃり系のス～ちゃんだから、ここがちょっと違う感じがすれけれど、これはしようがない（笑）。
んでもって、このごろよく聞くのはバッハ、ハイドン、そしてモーッアルトなんかであって、ベートベンは、こってりしすぎてやや距離を置きたい感じ（笑）。フランスものは、きれいに作りこまれていて大好き、、、、ワーグナーは、ものすごく作りこまれていて、これは好きだな、、
と、ここまで愚考して、なるほど好きな音楽とオディオの好みは、共通する部分があるなあということが分かりました。
還暦すぎたら、自分の嗜好が、前より顕著になった感じがします。
音もだちのみなさんは、ビートルズ派？ それともストーンズ？