夕方一杯やりながら、動画を気ままにブラウジングしていると、欧米のマニアがLS3/ 5Aについて熱く語る(つまり高く評価している)ものが少なくないことがわかります。あたしも、ロジャースのそれをもっているけれども、これまで何回か鳴らしていて、いや~それほど音良くないだろう~あばたもえくばだものな~とかにやにやしていたのでした。
しかし、このところシベリウススピーカーを軸にした、メインシステムの音がことの他落ち着いてきたので、やはりオディオ馬鹿一代、ぞろ、また何か新しいプロジェクト(笑)をやりたくなったのでした。
それぢゃあ、いよいよあたしも、この小さなスピーカーを鳴らしこんでみましょうということになったのであります。
さて、どのようなラインアップにするか。
先ずアンプ。
2年ほどまえ知人からジャンク状態で譲ってもらったものを修理したSONYのプリメインアンプ FA-50ES。トランポートは、最近お休み中だったCECのベルトドライブ TL-1X。 DACはインフラノイズのDACー1。というラインアップにしました。
ケーブル類は、インフラノイズとかGe3のものが結構あるので、音の様子をみながら追いこんでいくことに。
電源は、ずいぶん前に使っていたオーディオテクニカのタップから全て取ります。電源とか細かいことには気を遣わずに、気楽に使えるマイファイという方向性でつくっていきます。
それと、ちょっと反則だけど、これもあそんでいた、フェディリクスのスーパーツィターを付けてみます。マイファイだから、ともかく手持ちのものを使ってしまおうという気軽なコンセプトだから、これでいいのだ。
スピーカーケーブルは、赤黒ケーブル、インターコネクトも、その辺にあった付属の赤黒ケーブルで「先ずは、ど~んとやってみよ~!」なのでありました。
で、耳タコCDを聞いてみる。
いや~なにかこ~、音がなまっていて、もわっとして、どろっとして、音も広がらず、、、聞いていてちっとも楽しくないなあ(笑)。せっかく付けたスーパーツィターも全く効果なしという感じ、、
う~む、これぐらいの音で、あれほど高い世間の評価があるとは、思えないなあ、、、
で、ここから調整がはじまります。
先ず、トランポートとDAC間にオルトフォンに銀線デジタルケーブルを使う。こいつの先端にイ社のデジタルアキュライザーをかましデジタルノイズを除去してDAC-1に接続。DACー1のアナログアウトには、イ社のアナログアキュライザーーをかまし整音した後、あたしがもっとも信頼するインフラノイズ製のRCAリベラメンテを使用。
(DACー1の背面付近。イ社のアイテムを使いまくり)
プリメインアンプのFA-50ESの電源ケーブルは直出しだから、悩む必要無しですね。こいつにも、アンプの音質向上のためインフラノイズのボリュームアキュライザーを付ける。
(ボリュームに着けているのがボリュームアキュライザー)
みなさん信じらないかもしれないけれど、特に昔のメカニカルボリュームを使っていて、しかもリモコン機能がないものに適用すると驚くほどの音質効果があります。SONYのこのアンプは、90年代のプロダクトだけど、シンプルな作りになっていて、メカニカルボリュームでリモコン無しという、ボリュームアキュがもっとも効果を発揮できるアンプでありまして、その効果については、別項で詳しく書きたいと思います。
スピーカーケーブルもインフラノイズのリベラメンテにしても良いのだけど、実はGe3のアルミベースのケーブル(芋蔓5m)とスピーカーブースターというアイテムが休眠中であったので、今回は、こちらを使うことにして、インフラノイズ+Ge3のコンビネーションでいくことにしました。Ge3アイテムについても、後ほどあらためて書きますね。
ということで、素のままから、一挙に上のような調整をして、2,3日音を出しつつ追い込んで参ります。
すると、音は、ばつぐんに良くなりました。(つづく)