客間なのに、ヘッドフォンシステムを作って、帰宅してからの夕ご飯までと、夕食後の1時間ぐらい、このところ音楽動画を観まくっております。
先の連休は、当地、ものすごい暑さで、外出は控えよということで、午後から、ずんだれオーディオ状態でしたの(笑)。
というのも、PCにインフラノイズのDACとUSBコンバーターをかまして、ラックスのヘッドフォンアンプPU-1でもってゼンハイザーのHD-800で聞いているのだけど、これが予想をはるかに超える良い音なので、座椅子に寝そべって、気の向くままにいろいろ見て聞いている訳です。ずんだれスタイルですね(笑)。
しかし、本当にものすごい量の動画が保存されているのに驚きますね。
チェリビダッケの演奏動画はもちろん、初めてみる彼のドキュメンタリーとか、、
チェリがミュンヘンフィルとやったドボルザークの9番の動画には感動しました。画質・音質とも秀逸で、チェリ独特の「新世界」を堪能しました。いや、これはすばらしい。実は、同じ演奏のCDももっているのだけど、動画の方がはるかに良いです。
昨晩は、プレヴィンがロイヤルフィルを弾きぶりしたモーッアルトのピアノ協奏曲(K491)。これも良かった。結構淡々とした演奏だけど、プレヴィンのピアノのうまいこと、、
ピアノの流れで、内田光子さんがピアノ弾きながらドビッシュ―の練習曲の解説映像。
まだ、お若い頃(30代か)の映像で、ドイツ語で解説していくのだけど、これもすごく良かった。日本語字幕が付いているのだけど、内田さんのドイツ語は、ネイティブみたいなので、調べてみたら、小さい頃からドイツで生活してらしたのですね。
これ見てたら、ドビッシュ―のこのCDほしくなりました。
そうして、箸休めとか言って、外国のオーディオマニアのチャンネルをみたりして、いや~、すっかりずんだモードなのだけど、音楽的には、結構充実した毎日なのであります。
ゼンハイザーのHD-800は、購入してもう10年ぐらいになると思うけれど、気合いれて使おうと思って、同じ頃、PU-1も入れたのだけど、ヘッドフォンではほとんど聞かなかったものだから、どちらもほとんど未使用に近い状態。やっと出番がやってきたという感じなのであります。電源とかケーブルとかは、もうその辺にあるもので、全くいいかげんもいいところなのだけど、全く文句ない音で楽しめます。
しかし、なんてすごい時代でしょう!?
多分、聞きたいなあと思った曲とか演奏者の音楽が動画や音声で聞けてしまうなんて(笑)。
あたしらがクラシック音楽を聞き始めたころって、情報ソースのメインはNHKーFM、そして音楽雑誌、、それと吉田秀和先生の著書などを指南書としてたぐらいか、、、一生懸命、クラシック曲をカセットテープにエアチェックしてましたねえ。なつかしや、、
そ~言えば、「レコード芸術」次号で休刊になりますね。クラシック音楽好きで、この雑誌とかかわりがなかった人は、先ず皆無だと思いますが、、休刊(実質廃刊)は、正直ショックです。しかし、読者の投稿欄を見ても、ほとんどの方が、60歳以上。あたしだって、そうだもの。若い人は、もう雑誌は買わないのかなあ。全てに終わりがあるものだから、しょうがないことだけれども、、レコードアカデミー賞とか、毎年、楽しみだったのになあ。
レコード芸術の創刊号を見ることはできなかったけれど、最終号はしっかり手にすることができるっていうことに、時の流れを感じざるを得ませんねえ、、
最近、ふと考えるのだけど、、今の精神状態のまんまで、17歳のあの頃(1978年ごろ)の自分にタイムスリップしたとしたら(つまり還暦越えの自分が17歳になるってことだけど)、どんなオディオシステムを組むだろうか、とか、どんなアルバム(もちろんLP)を買うだろうかなんてね(笑)。そういえば、高校生は、明日から夏休みだそうで、いいなあ(笑)。
ダイヤトーンの16センチのフルレンジを自作箱で2個パラって、トリオのプリメインで電源トランスが2個入ったやつと、デンオンのDDプレイヤーにDL103とかつけて鳴らしてるかもとか考えます、、それとか、ブルーノートのアナログ盤を買いまくったりねえ(笑)。
あの時分、もっと本よんで、音楽聞いとけばよかったなあ、と思うけれど、、いやあ、まだおそくない、システムは大分落ち着いたので、これからじっくりいろいろ取りくみましょう。それにしても、夏休みがほし~。