Quantcast
Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2184

SAGUDENアンプ A-21 Signatureを確保!  

$
0
0

話の発端は、あたしのスピーカー「シベリウス」の設計者であるラブグローブさんの動画であった。

 

その動画で、自身が設計、製造している、このスピーカーにベストマッチのアンプを選ぶというもの。で、全世界の現行シベリウスユーザーのコメントでの一推しアンプから、次の2機種を厳選、ベストマッチアンプ候補として、設計者本人の実試聴により、「輝けベストマッチングアンプ」を選出するという趣旨であったのでした。

 

(これがその動画。日本語字幕で見てください)

 

候補に挙がったのは、次のプリメインアンプ

 

① パス INT-25  ② サグデン(SAGUDEN) A-21SE 

 

①は、日本でも人気のある機種、しかし②については、先の記事にも書いたけれど、輸入されてはいるけれど、多分、ほとんど日本では知られていないメーカーのアンプ。あたしだって、この動画を観るまでは、全く知らなかったメーカーなのでしたが、 

 

結局、設計者は比較試聴の結果

 

「オーディオ警察がやってきて、このふたつのアンプから、どちらかひとつ選べと迫られたら。私は、悩んだ末、SAGUDENのアンプを選びます」

 

ということになった。 

 

ええっ、パスぢゃないの! パスは、日本でも約100万円以上はするアンプ。一方、日本ではほとんど無名のSAGUDENは、日本での定価は約30万円。イギリスだと、もっと安いクラスのアンプでありますが、、何故か、、

 

動画に当たってもらうとわかると思うが、ラブグローブさんは、SAGUDEN A-21SEを選出した理由を次のように語ります。

 

「価格差が大きいにも関わらず、どちらもA級アンプで、厳密に聞いても2つのアンプの音質は非常に近い。SNはSAGUDENはやや落ちるも、実際のリスニングには全く問題がない。パスしか聞いてなかったら、これがシベリウスのベストマッチアンプとしたと思うが、SAGDEN A-21はパスよりも音場が広く感じられし、フォノイコもついており、多機能。なにより、AGUDEN A21SEで鳴らすシベリウスの音は”マジカル”!」

 

ということで、非常な僅差で、SAGUDEN A-21SEに設計者は軍配を上げたのでした。

 

いやあ、面白かった。しかし、SAGUDENなんてアンプ知らんぞ、、日本でも売ってるのかと調べたら、ちゃんと代理店があって、販売していますね。ただ、価格は安いとは言えないですね。30万円ぐらい、、

 

設計者自らが推すアンプで、うちのシベリウスをいっぺんは鳴らしたいもんだと思いましたが、お金はいつも問題で、、まあ、アキュのE-800があるから、いいか、、とほとんど諦めていたのですが、中古品で10万ぐらいならなんとかなるかも、でもあるわけないよな~とネットを見てたら、おお! なんと! ありました! 中古で17万円、、、、う~む、まだちょっと高いなあ、ご縁がないなあと、もいっかい諦める、、、

 

で、1週間ほどたって、もいっかい、このお店のサイトをみたら、おお! まだうれてなくて、いよいよ処分価格で販売中! 

 

お値段も一挙にお買い得になって、10万円ちょっと、、こりは、ご縁だっと! ポチリまして、、1週間後、到着! 

 

今回、確保したのは、上の動画で使われたA-21SEではなく、その下位機種のA-21 Signature。でも、スペック的にはほとんど変わらず、A級21W。

 

(これっ!)

 

で、早速、シベリウスに繋げてCDで音を聞いてみる。

 

わお~、これは、ものすごく濃い音であります。低中域がなんと豊かなこと、、E-800でもこれだけ豊かな低中域は出ない、、

高域も自然に伸びて、設計者が言うとおり音場が広い。解像度とか細かい出音は、E-800の方が優秀だけれども、音全体の魅力というか個性で、A-21は突き抜けている感じ、、すなわちアキュの音とは全く違う、今まで聞いた、どの日本のアンプとも違う、、、

しかも全くうるさいところがなくて、21Wのパワーしかないにも関わらず、シベリウスを鳴らし切っております、、

う~む、こ、こりは、確かにベストマッチに近いです、、、

 

しかし、このアンプ、ライン入力のゲインがものすごく高い。少しボリュームあげると、ややノイズ感が少しある。だけど、この濁り感も魅力のひとつとも言える、、もう少しゲインを低くしたら、さらに良くなると思うけれど、、

 

いずれにしても、ファーストヒアリングで、SAGUDENアンプとシベリウスの音のマッチングにやられました(笑)。

 

で、あらためて、このアンプを見てみると、これほとんど新品ですわ、、傷ひとつ無く、、

ん~多分、これあまりにも個性的なので、スピーカーによっては、うまくマッチングしないことがあるのかもしれない。なにしろ太くて豊かな音なので、、もうちょっと、、すっきり解像度が高い音を好まれ方は、むしろアキュの方が良いのか、、、

 

例えるなら、SAGDENは、「ものすご濃い太麺大盛り熊本豚骨ラーメン」、アキュは、「すっきり冷やし中華」という感じか、、それほど個性が違うと聞いた。

 

SAGDEN A-21の音。前のオーナーさんの好みに合わなかったのかもしれない。

しかし、こちらは、スピーカーの設計者本人が推すのだから、SAGDENは、もうお墨付きのマッチングアンプ! 

 

しかし、やはり、結構入力ゲインが高くて、ソースによっては、もう少しコントロールしたくなる。

 

で、あたしが考えた解決法は、、

残念本日は時間となりました。

 

待て次号!

 

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2184

Trending Articles