2年前の夏の落雷で、ミュージックバード(MB)が聞けなくなってしまい、いろいろやったけれど、ついに再受信果たせず(回りに数件家が新築されたこもあってか、)、しょうがないので契約を解除して、アンテナも外して、チューナーは実家に置いていたのだけど。数年後、仕事を完全にリタイヤしたら、また契約して楽しみましょと思っていたのだけど、、、
昨日、久しぶりにMBのHPを開いたら、
「2024年2月でサービスを停止する」
とのお知らせがあって、腰がぬけんばかりに驚いた、、、
たしかに、同種の音楽サービスならば、SPOTIFY他のネット経由が主流で、音質もそこそこだから、ふつ~に音楽を楽しむのなら、わざわざ専用のアンテナとチューナー買って、さらにお金かけて設置工事までしてなんていうのは、スマホで誰でも聞けるストリーミングにはかなわないものなあ、、、、
あたしだって、MBが無くても、いろんな音楽をBGM的に網羅するんだったら、実際SPOTIFYを聞いていて、全く困っていないし、実に便利ですものね、、
しかし、一方、SPOTIFYでは、MBのオーディオチャンネルやJAZZチャンネルでやっているオーディオライター、ジャズ評論家のお話は聞けない、、そこにMBの存在価値があったし、それは決して低いものではなかったと思います(今でも、寺島さんや牧野先輩の番組は聞きたいなあと思うもの)。
しかし、最近YOUTBEで国内外のオーディオチャンネルを楽しんでいるのだけど、MBでやってるような、上のようなトーク番組やオーディオ的にマニアックなプログラムは、今や、YOUTUBEで独自に個別チャンネルを作って放送した方が、より広い同好のみなさん至ることができると思うし、専用の機材とかもいらないので、マーケットの広さは比較にならないほど大きいと思う。
実際、田中伊佐資さんなんかは、すでにYOUTUBEでご自分のチャンネルを2本も運用されていて、大変面白いし、次回はいつかなあなんてとても楽しみなんであります。また、サンバレーの大橋さんは、MBで放送中のご自分の番組をYOUTUBE上で流しておられる。これも、あたしのとっては楽しみでありがたい。
寺島さんのジャズトーク番組だって、YOUTUBEでやったら、もっとたくさんのジャズファンが楽しめるに決まっている。
しかも、YOUTUBEは音声だけぢゃなく、画像がメインなのだから、情報量が遥かに多い。オーディオは、見せる・見る方が、数倍楽しいのは間違いないから。
30年以上も前、東京でサラリーマンをやっていたころ、ある大手商事会社のロビーにNECのCS-PCMチューナーが数台展示されていて、ヘッドフォンで放送を聞くことができた。試聴しながら、あたしは、本当にすごい時代になったと感動したものだった。
あの頃は、NECが中心になって、アキュフェーズとかDENONまでCSーPCMチューナ作ってましたねえ。ステレオサウンドも特集とか組んで、、ああ、今は昔ですねえ、、、今やチューナーは粗大ゴミ、、
だけど、30数年後の今。ネットが音楽業界を席巻するなんて、だれも思わなかったですよね。なにしろ、当時、衛星デジタル放送は、CDにせまる高音質なんて触れ込みだったから、その後、すぐ、あたしは、エントリーレベルのNECのチューナーとアンテナを買って、ますおさんしていた千葉のよめさんの実家のベランダにとりつけて、毎日聞いてたな、、機材は、熊本に持ってきて、CS-PCMが停止するまでずっと使っていたけれど、故村井先生のおすすめで、再開したのだけど、、いよいよサービスそのものが来年で終了する。
なにしろ、あたしの30~50代まで、MBは、ずっとオーディオのメインソースだった訳だから、サービス終了はなにか、こう胸にぐっ迫るものがありますね、、、
「レコード芸術」の最終号は買えなかったけれど、図書館にあったので、パラパラと眺めました。
内容が、いつもとほとんど変わらなくって、終わりがあまりにも唐突で、、MBの終了とあわせてちょっとさびしいなあ、、、
「レコード芸術」の廃刊にあたっては、執筆者や読者から多数の継続希望が寄せられたらしい。
もし、よしそ~いうことなら、続けましょ。でも、経費高騰その他の経済的困難を乗り越えるため、以降定価¥5,000、いや、はらくくって1万円、1万円にします、、
とかになっても、にもかかわらず、あたしらは、買い続けますでしょうか? 毎月発行ぢゃなくても、隔月発行とかステレオサウンドみたく季節ごとの年4回発行にして、定価1万円とかになっても、あたしらは、継続を望みましたでしょうか? もしかしたら、権威と歴史ある「レコード芸術」なら、そういう継続の道もあったのかなあなんて愚行しますが、、
MBにしても、受信料を月3千円から、月2万円とかになっても、あたしらは継続を希望するだろうか。
当然、会社としては、いろいろシュミレーションしての決定だと思うのだけど、、、
ビジネスは、ほんとに難しい、、、
MBのオーディオチャンネルで番組をもっていたパーソナリティのみなさんには、YOUTUBEなどでチャンネルを開設して、ほんとうに広範囲の同好のみなさんに、番組を提供してほしいです。コアなオーディオファンは、日本だけゃなくて、海外にも多数存在するのですから。
あたしのお気に入りの、スティーブ・ゴッテンバーグさん(米国)の「オーディオフィリアク」ですが、年内には、なんとチャンネル登録数が25万人に届く予想とのこと、、英語の番組っていうのが、ポイントなんだけど、いよいよAIの翻訳機能がこれから、広く導入されていくだろうから、日本人だって世界に向けて情報発信するチャンスがあると思うんです。
それにしても、MBはあたしの長いオディオライフのパートナーだったので、終了はほんとに残念でした。
MB長い間ありがと、、、