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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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アナログでマインドフルネス? 愚考、、

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先に「ステレオ時代NEO」について書いて、その中で、牧野先輩の記事が少なくなった、、なんて言ったのだけど、全くの間違いでした。

牧野先輩は、これまでと変わらず、どと~のように記事執筆されていたので、謝罪の上、訂正いたします。牧野先輩、これからもがんばってほしい。是非、YOUTUBEチャンネルを開設してほしい。

 

さて、ストレス社会を生きる現代人、メンタルヘルスのために「マインドフルネス」をやりましょ~ってよく言われるぢゃないですか。で、マインドフルネスってなんだ? ググってみますと、次のような定義:

 

「インドフルネスとは、過去の経験や先入観といった雑念にとらわれることなく、身体の五感に意識を集中させ、「今この瞬間の気持ち」「今ある身体状況」といった現実をあるがままに知覚して受け入れられている状態のことです」

 

 

ふ~む、これってオーディオ的見地から言えば、レコードを回す、アナログ再生をする状態に結構通じるものがあるのではないかと思いました。

 

だって、先ずレコードを取り出して、きれいに拭いて、ターンテーブルにセットして、針先もきれいにして、アームをそっとあげて、しずか~に盤面におろしまして、そっとアンプのボリュームをあげて、、レコードが一定の回転数でゆっくり静かに回りだして、そのうち音楽が出来。あたしらは、そこに意識を集中させて、傾聴する、、そのうち、レコードが終わり、、また、アームを上げて、リフターに戻す。レコードをジャケットにしまう== なんていう一連のうごきは、ちょっと「マインドフルネス」に通じるものがある思うのですが、、

 

近年、アナログが劇的に復活している要因も、なにかこ~こういう、人のメンタルに良き効果があるからなのかもしれない。いや、人が本質的にそういうものを求めているからこそ、アナログ再生という行為が、無意識に求められたということなのかもしれません。 

 

先にレーザーターンテーブル(LTT)でアナログ再生の音が大変に良いものだから、非常に心動かされたのだけど、、音は確かにものすごく良いのだけど、盤が静かに、まるで時を刻む時計のよう回る景色がないのは、なにかこ~とても物足りない(笑)。そんなにいい音でなくても、やはりプレイヤーや、上のような行為がないとなにかさびし~。音はまあまあでも、そういう風景がある方がしっくりくるなあ、、 

 

しかしながら、LTTでもCDでも、少なくともLPやCDを取り出してトレーを空けて、盤をセットして、プレイボタンを押すっていう、まあ、フィジカルな行為があるから、「自分の意志でやってる」という感じがある。でも、ストリーミングとかは、こういう感じが欠落してるんぢゃないかと思うときがある。 

 

まあ、なんだかよく分からないけれど、最近自分もレコード再生にずいぶんと魅かれているものだから、そんなことを愚考しました。 

 

最もヒューマンでマインドフリーなオディオ活動は、レコード再生なのもしれません。 

 

 


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