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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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やっぱり音の入口は大事だね、、

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台風が去って、暑い。

仕事もなぜかやけに忙しい1週間がやっと終わった先週末。

ふと思いついて、CDプレイヤーを変えてみることにしました。

 

アキュのプリメインE-800と合わせて使っているCDプレイヤーは、同じくアキュのDP-410。これで愛機スピーカー「シベリウス」を鳴らして、音楽聞くのに何ら文句はなかったのだけど、このところ、ちょっと音楽の力がよわい感じがしておりました。

 

空気感とか、響とかは、そりゃアキュのCDP、古くてもいい音なんだよ。でも、音力が足りない感じがしておりましたの。

 

特に低中音が、ちょっとよわい感じなの、、それなら、待機中だった、CECのトランポートTL3NとDACをMYTEK STREO192DSDのコンビに交換してみるかあ、クロックジェネレータ ABS-777も待機中だし、、ということで、土曜日の午前中、えっちらおっちら交換。

Mytek Digital Stereo192-DSD DACで聞く!② ワーグナー | 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2

 

このDACはプロ仕様みたいでワードクロックの入力はもちろん、受けた信号を出力もできるすぐれものでインフラノイズ社製のクロックジェネレータ ABSー777が出力する44KHZを、そのままトランポートに分岐でき、2台ともワードクロックに同期させることができる。

 

電源ケーブルとか、デジタルケーブルとかも、手もちのもので、そこそこ良いものを選んで接続して、アンプを20分ほどランニングさせます。E-800はA級アンプなんだけど、長時間使っても、真夏だけれども、ものすごアジアジにはなりません。これはありがたい。もう一個のA級アンプ SAGDEN A-21は、チンチンに熱くなるからたまらんけど、

 

ということで、手元にあったこの盤を鳴らしてみます。 

エリアフ・インバル/UHQCD DENON Classics BEST マーラー:交響曲第5番

 

リリース当時、演奏はもちろんだけど優秀録音盤として評価が高いのだけど、過去あたしの持っていた、いろいろなシステムで鳴らしたけれど、録音レベルが全体に低いし、ボリューム上げて聞いてると、フォルテシモでは、ど~んとでかい音が出て来て、バランスはとれず阿鼻叫喚、なんともどこが優秀録音なのかわからんCDだった。

 

だから、まあ、期待せず回してみたら、、、

ど~でしょう!

はっきりくっきりオケの音が出てきます。そうして、FFの部分でも、大きな音にはなるけれど、バランスが崩れずに鳴るでは~ありませんか、、、全く阿鼻叫喚ではない。音はおおきいけれども、うるさくない!

 

えっ! この盤こんなにいい音だったのか、はじめて分かりました。

10センチフルレンジのシベリウスが鳴りきって、低音から高音まで、実にウエルバランス、、でかい音でもウエルバランス、、

 

しかし使えば使うほど、このスピーカーのポテンシャルの高さに驚かされます。うちのスピーカーになって、1年と半年ほどなんだけど、鳴らしこむほどに、実に自然でスムーズな良い音、、そりゃフルレンジだもんね、だけど、とてもフルレンジとは思えないダイナミックレンジの広さ。

 

やはり、音の入口のクオリティが上がると、出音は、確実に良くなりますね。 

アキュDP-410のたおやかな音よりも、今は、ちょっと音がしっかりストレートに出てくる、CECのMYTEK DACのコンビの音が、あたしには、好ましいですね(笑)。

 

ということで、週末は、音の入口を変えて、久しぶりにアバドがVPOを入れたブルックナーの9番とか、アバドのオペラボックスから、トランプみたくてきとー引き抜いた何枚かを聞いて、全く文句のない音で、良い音楽をしっかり楽しんだのでした。

 


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