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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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イギリスの音って、、、 ①

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ちょっと前に、「大昔に買って、少し使ったけれど、あんまり気に入らなかったイギリス製のアンプがあるけれど、にっしの~さんは、イギリスのアンプ好きみたいだから、うごくかどうかわからんけど送ってあげよ~か」とメールがあったので、よろしくお願いしま~すって返事したら、このアンプを送ってきてくれました。 

 

CREEK4040S3 というイギリス製のちっちゃなプリメインアンプ。イギリス本国仕様のままなので、シンプルな昇圧トランスも送ってきてくれました。イギリスは、220Vなんだ。

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実にこぶりで、天板はウッドなんだけど、その他は、全部プラスチックみたいで、なんとも見た目は、ベリーチープで、まるでおもちゃ。これぢゃいい音しないだろ~なんて、しばらくほっておいたのだけど、過日、折角送ってきてくれたのだけど、一回聞いてみるか、ダメだったら、すぐ送り返そうというノリで、イギリスのアンプだから、スピ―カーもイギリスものでっていうことでロジャースのLS3/5Aとフックアップしてみることにしました。 

CDPは、ちょうど事務所からもって来ていたTASCAMの多機能型CDプレイヤーを使う。ケーブルは、その辺にあった赤黒ケーブル、、電源ケーブルも、その辺にあったもの、、、

 

で、全く期待せずに、最近よく聞いているダイアナクラースのこの盤を回しました。

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そしたらどうでしょう? 

これが実にじんわり良い音なのでした。イギリスのこじんまりしたアンプは中音が大変良いと言われるけれども、このアンプも全くその通りで、LS3/5Aが実に濃い中音を鳴らしてくれて、ダイアナさんのボーカルが切々とせまってきますね。

 

この盤、いろんな有名曲にカバーアルバムなんだけど、特にGサリバンの「アローンアゲン」は泣かせます、、

 

高域もまったくきつくなく、シンバルの音も、しっかり出てくるのだけど、ふわ~っとした感じで濃い中音とウエルバランスされて、実に耳にやさしい、もちろん低音は、そんなに出ないけれど、過不足ない。なにしろ中高音のなめらかで濃い音は、実に魅力的なんであります。

 

クラシックを鳴らしても、やっぱり中音が濃く厚く、魅力的。特に弦の音なんかは、実に繊細でなめらかで、、ため息でるほどいいのです。 

 

しかし、あたしはおどろいたね。このアンプ、みかけはほんとにおもちゃみたいなんだけど、出てくる音は、実に魅力的、、、濃くて滑らかで、、

 

ロジャースのLS3/5Aって、あたしは、これまでいろいろなアンプで鳴らしてきたけど、これほど良い音でこのスピーカーを鳴らしたのは、このアンプ、、それと、同じくイギリスのSAGDEN A-21ぐらい、、、アキュとか日本製のアンプは、確かに鳴らすけれど、これほど魅力的な音にならないんだ。

 

スピーカーとアンプがどちらも同じ国というのがポイントなんんだろうか、、

 

さて、このCREEK4040っていうアンプなんだけど、調べてみると40年ほど前に作られてアンプで、値段が非常に安いにもかかわらず音がものすごく良いので、イギリスでは売れまくった製品だったとのこと。日本でも、90年代のはじめ販売されたみたいだけれど、あたしも名前は聞いたことはあったけれど、その当時は、なにしろ重厚長大路線を突っ走つていたので、CREEKなんて眼中になかったのでした(笑)。

 

しかし、このところ、このアンプとLS3/5のコンビばかりで音楽を聞いております。なにしろ、聞いていて、とても気持ちが良いのです。何を聞いても、音楽がしっかり聞こえてきます。じんわりしあわせな音と言わば良いのか、、気が付けば、CD1枚聞き終えるてな具合、、そしてもいっかい聞きたくなる音なんですね、、

 

SUGDEN Aー21でLS3/5Aを鳴らす方が、ずっとハイファイ的な音になりますね。低音もど~んと豊かに出てくるし、解像度も高いし、全体的に明るい音。これはこれで、すばらしい音。CREEKの音は、SUGDENの音がLEDの明るさで活気の音だとすると、もちょっとくらいダークブラウン系で、落ち着いている、、長時間音楽を聞くには、CREEKの方が好きかもしれない。そうして、このアンプ、ほとんど熱くならない。3時間ほど鳴らしても、全く熱を持たない、、これこそ夏用アンプではないか!  

 

LS3/5Aだからこんなにいいのかなと思って、盟友M君から拝借中のビクターのドルチェSX-500を試しにフックアップしてみました。そしたら、こちらも相性がとても良い。LSよりサイズが大きい分、低域が実に豊かで、高域もさらに伸びて、なめらかで美しい、、、鳴らしこんだら、もっと良くなるでしょう。 

では、あたしは、やっぱりLSとのコンビが雰囲気があって好きだな。

 

しかし、それにしても、このアンプ、、実にいい、、

というか、、このアンプの良さをあたしが分かるようになったと言うべきか、、 

 

ともかく、CREEKとLSのセットがあれば、あたしのオディオライフはOKだね~と言えるぐらいのレベルなんであります(笑)。まあ、実際はそ~いう訳にはいかないが(笑)。

 

LS3/5Aとかイギリスのスピーカーをお持ちの方は、是非CREEKの初期アンプで鳴らしてみていただきたいですね。ヤフオクとかだと、それこそおこづかい程度の価格で入手できるようです。 

 

SAGDEN、CREEK、イギリスのアンプがこんなにあたしの琴線に触れるとは思いもしませんでした。CREEK4040シリーズ、、、すばらしいぞっ!  

 

 

 
 

 

 


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