Quantcast
Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2184

CREEK 4040というアンプ、、

$
0
0

この連休は、先週から引き続き、音もだちからいただいたCREEK4040S3アンプでロジャースのLS3/ 5Aを鳴らして、メインシステムを鳴らすことが無かった。なにしろ、このコンビの音が実に魅力的で、音楽を聞くのが実に楽しくて、メインシステムを鳴らそうという気にならかったからなのです。それほどこのコンビというか、このCREEK 4040S3の音が良いということでありますね。

 

 

このブログでよく紹介している、イギリスのおっさんふたりでやってるオーディオ談話動画「ハイファイリフ Hifiriff」の過去動画で、このアンプについて熱く語る回があったのを思い出して、も、1回見てみました。貼り付けておくので、ご興味の向きは、AIの自動翻訳で見てほしいのだけど、あたしが見た範囲で、彼らの話をまとめてみますね:

 

 

CREEK4040がオリジナル器で、1981年、マイケルクリーク氏によって制作されて、当時700ポンド(多分10万円ぐらいか)で販売されて、サイズがとても小さいのに、その抜群の音の良さで、売れに売れて、CREEK社発展の基礎となった。このアンプは、基本的な設計を変えることなく、パーツなどを良くすることでバージョンアップを重ねて、あたしの持ってるS3とかに改良されていった。だけれども、オリジナルの持つ魅力的な音は、基本的に変わることがなかった。しかし、90年代に入り、マイケルクリーク氏が同社を離れると、音は、ずいぶん変わった。 

 

あたしが、こころを揺さぶられている、このアンプの音は、どうやら80年代に作られた4040シリーズに限って与えられたもののようです。

 

動画で、おっさんふたりは、81年当時の状況をこう語る:

 

「当時、英国では、音良いプリアンプが百花繚乱、まさにオーディオのエントリーレベルアンプの黄金時代だった。NAD, CREEK、ミッション、サイラスなどが、エントリーレベルで、ものすごく良い音のアンプを作っていた。特にNADのアンプは衝撃的だったが、これに負けずと後発のCREEK4040は、NADを凌駕するものだったし、驚くほど安かった。いくつかのアンプを聞き比べしたお客は、先ず間違いなくCREEK4040を買っていった」。

 

とのことなんですねえ。

 

さらに、このアンプの音について、お二人は、

 

「音楽的で、なめらかで、美しく、そして、他のアンプがもってないロマンチックな音、、、そして、どんなスピーカーもしっかり鳴らすドライブ力、もちろんハイエンドのような高解像度とか微粒子感とかは、期待できないけれど、ハイエンドシステムのアンプを、CREEK4040に変えたとしても、、聞く人はしあわせな気分になれるはずだ。」

 

オーディオ評論家のプライスさん(いつもむかって左のひげ面の方)のメインスピーカーは、YAMAHA NS1000Mだけども、CREEK4040は、鳴らすのが難しいこのスピーカーを十分に鳴らして、楽しんでますとのこと。 

 

ということで、40年も前のこのアンプついて、おふたりは、10点満点中、ほぼ満点を本機に与えています。

 

う~ん、あたしも実際このアンプをLS3/5Aとつなげてならしてみて、まさにおふたりの印象の通りだと感じております。 

日本語的に付け加えるなら、「まろやか」、、かな、、

 

あんまりいろんなことをやって、気にいっているこの音がうんと変わるのもどうかなと、いろいろやらないことにしてたのだけど、やっぱりそこれはオディオ馬鹿、、、アンプの位置を変えて、信号系もアップグレードすることにしました。 

 

ラックスマンのデジタルアンプを、ちょっとどけて、そこにCREEK4040を設置。CDPは、写真のとおりマランツの廉価CDPをトラポにして、DACは、これも30年以上も前のローテルのDAC。 インターコネクトケーブルは、インフラノイズのリビラメントを奢る。CREEK4040とLS3/5Aは、約5メートルのホームセンターで買った赤黒ケーブル。アンプの電源ケーブルは、付属品を使う。電源は、オーディオテクニカのオーディオ用のテーブルタップ1個のみ。

あたしがいただいた4040は、英国仕様なので、シンプルな昇圧トランス220Vへアップ。

 

 

さて、音はどうか、日曜朝は、やっぱりモーッアルトのピアノ曲が聞きたいというので、バレンボイムが大昔、イギリス室内管弦楽団と入れた、この盤を聞く。 

ピアノ協奏曲第25番、第8番 バレンボイム、イギリス室内管弦楽団 : モーツァルト(1756-1791) | HMV&BOOKS online -  WPCS-23184

ん~わるくないんだけど、音がちょっときつい、もしかしたらと、DACとCDPの極性を反転させたら、あらら、音がさらになめらかになって、中低音がゆたかになって、この状態で鳴らしこみます。 

 

そのうち、もう、なんとも言えない、、まろやかな音になって、弦の音もピアノの音も、もう文句ないほどの良い音で鳴ります。しかも、音場が実に広くなりましたし、セッティングを大幅に変えたからか、SNもとても良くなりました。

う~ん、LS3/5Aってこんなにいい音がするんだ~、

バレンボイムのこの演奏は、いつも聞いてる内田光子さんのものより、もっとねっとり濃い演奏というのか、じっくり鳴らすというのか、これはこれですばらしい演奏。あ~いい音楽をいい音で聞いたという満足感、、、

 

ぢゃもっとモーッアルトっていうことで、バーンシュタインがVPOを入れた、交響曲集を、、

 

ん~これも聞かせますね。LS3/5Aがこんなに活き活きと鳴ったのははじめてか、、り、なにより、このコンビのまろやかななんだけど、弦の音なんかは、しっかり芯がある音は、上のおふたりが評するように「音楽的かつロマンチック」ですなあ(笑)。 

 

しかし、ほんとにびっくりだ、CREEK4040S3! 40WぐらいのパワーなんだけどLS3/5Aをものすごく美しく鳴らす! このスピーカー、今までいろんなアンプで鳴らしたのだけど、これほど納得感のある音で鳴らすアンプは、4040S3だけだなあ(笑)。アキュのプリメインでは、鳴ることは鳴るのだけど、こんなに魅力的な音ではないのです、、これは、CREEKのアンプだけが持つサムシングなのでしょうね。 

 

調べてみたら、このアンプ、ただ今2万円~3万円ぐらいで結構楽に入手できるみたいです。このぐらいなら、もう2,3台手元に置いておきたいなあ、、

 

しかし、こんなアンプが40年前にあったとは、ほんとにおどろきです。イギリスのスピーカーをお持ちの方は、試してみていただきたいなあなんて思います。

 

今週も、多分、今のコンビで音楽を聞くのだろうなあ、、

 

 

 

 

 


 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2184

Trending Articles