このところ、めっきり秋らしくなって、昨日など、朝はちょっと肌寒い感じがいたしました。
さて、涼しくなって、実にさわやかな秋の好天になりましたので、久しぶりに自転車に乗りたくなって、ちょっと整備して、連休の午前中は、その辺をポタリング、、
涼しいとは言え、しばらく漕いでいると汗をかきまして、帰宅するころには汗びっしょりなんですが、シャワーを浴びて、体をふきふきしていると、秋の風が部屋の中を通りまして、風がお肌にあたりますと、ちょっとさみ~なんて感じの、実に秋なのでありました。
さて、この連休も先回書きました、ロジャースのLS3/5Aを往年の名器クリークCAS4040S3でCDを鳴らして、あんまりにも音が好みなので、飽きることなく、気の向くままに聞いていただのでしたが、この前図書館から借りてきたこれがあったので、回してみることにしました。
モーッアルトの弦楽カルテット「ハイドンセット」。ジュリアード弦楽四重奏団による録音。
たしかこれ、あたしは持っていたと思うのだけど、実家に置いてあって、モーッアルトの小編成のものが聞きたいなあと思っていたので、図書館にあったもの借りてきた訳なんですが、、
さて、1枚目から聞いていきます。ん~、やっぱりねえ、このクリークのアンプとLS3/5Aのコンビの音がなんともなめらかでいいんですねえ、、、こっちに聞きにいらっしゃいと、聞いている人を音楽に招き入れる感じの音なんだ、、、(英語では、Inviting soundなんてよく言ってるようです)。なめらかまろやかな音で、しっかり聞いていきます。なんというか、このコンビの音だと、音楽をしっかり聞いてしまうのですよね。
あたしは、音楽の好みとしては、やっぱりオーディオが好きだから、フルオケが一番好みなので、こういう小編成っていうのは、まあ、飛ばし聞きはするけれど、しっかり聞いたってことが、今までなかったのでした。
しかし、今回、イギリスのオディオ機器のサポートで、しっかり聞いた。
すると、モーッアルトのこの作品がっていうか、弦楽四重奏っていうフォーマットでの音楽がとても面白くきけました。
先ず、主題の提示があって、それが何回かかたちをかえて演奏されて、そこからまた違うフレーズに枝分かれ的に発展して、クライマックスを迎えて、そしてまた、主題に戻っていくというような、、、ただ漫然と聞いてるのではなくて、音楽の発展を追いかけていくとうような、ちょっと長い小説を筋をしっかり確認しながら読んでいるような感覚で聞いた。
ハイドンセットって6曲あるのだけど、お休みの間、上のイギリスの機器コンビで、ゆっくり、しっかり聞いていきました。
いや~、とても良かった。モーッアルトのカルテット。カルテットというミニマムなフォーマットでも、こんなにすばらしい演奏ができるのだと、ちょっと感動してしまった。
あたしは、実は、あんまり聞かないけれども、弦楽四重奏のボックスを結構持っていて、エマーソンカルテットがやった、ショスタコーヴィッチやバルトークのボックスを持っていたのです。
で、今回、モーッアルトのカルテットに触発されて、ちょいとショスターコビッチのカルテットを聞いてみることにしました、、
ん~これは、全くモーッアルトとは違う世界だわ、、でも、やっぱり、カルテットというフォーマットで、なにやらすごい宇宙を鳴らしているなあと思いました。モーッアルトの次は、こちらもじっくり聞いてみましょう。バルトークのカルテットもあるし、、
さて、ロジャースのLS3/5Aがとても良く鳴っているので、単体でも全く文句ないのだけど、そこはそれ、オディオ馬鹿だから、聞いているのがもっぱらCDなので、もしかして、フェディリクスのハーモネータ付のスーパーツィターをかませたら、もっと聞きやすくなるではと、スケベ根性が動いて、秋分の日、お墓参りも兼ねて実家へ行って、こちらにPMC FB-1に繋いでいたのを持ってきて、早速アドオンしてみました。
どうか、モーッアルトのカルテットを聞いてみます。
ああ、これはいいわ! フェディリクスのハーモネーターは、CDにははいってない高周波数を作り出して付加して、あたかもアナログみたいな音にする機能があって、聞いていて全くつかれを感じないので、長時間のリスニングには、非常に助かるアイテムなんであります。
しかも、アドオンしたことで、弦の音がさらにリアルになって、面白いのは、低音がさらに量感豊かになった感じがあります。
なにより、CD特有のエッジイなところが、無くなって長時間気持ちよく聞けます。
しかし、機器の音質が自分の好みになってきたことで、音楽を聞くのがずっと楽しくなるなんて、これがオディオの醍醐味と言ってよいかもしれませんね。全然ウルトラハイファイぢゃなくて、完全にマイファイなんだけど、音楽をこんなに楽しくきけるなんでうれしい限り。
しかし、まだまだ、聞いてないけれど、世の中には、良い音楽が、たくさんありますねえ。これから聞いていくのが楽しみ、、