基本カーブでいろいろ聞いていって、いよいよクラッシックだなあと手元にあったCDを鳴らしてみると、、、
ん~音の分離はとてもよくて、響もとてもいいのだけど、どうして、高域にひりひりする感じがある、、ひりひりするっていう感じとでもいうしかないのだけど、この音があるので落ち着かないっていう感じのノイズ、、
この盤を聞いてみると、基本カーブだと弦の音にきつい部分があるし、ピアノはすごく音ばなれが良いのだけど、やはりきついノイズがある、、
同じ内田光子のCDでもう20年以上聞いている、モーッアルトの盤。これでもおなじようにひりひりするところがある。
このひりひりがどの帯域にあるのか見当をつけて、追い込んでいく。
DG-58はとてもよくできていて、一定の周波数帯域をズームして表示してくれて、調整用のスタイラスペン(静電気っていう意味なんだろうけど)をあるポイントにあわせて、そのまま上げ下げしたり
少し左右に動かすと、その帯域無いのEQポイントが自然な音になる感じで自動的に動いていく。こりゃすごい!ワンポイントでの調整では、なめらかなカーブを描くのは容易ぢゃないから、この機能はほんとうに助かるし、調整が楽、、
てなわけで、気にある帯域が減るように追いこんでいく。
なんとかこの帯域をなくすことができた。だけど、音はまだもう少し響が薄いし、低域がちょっと不自然。
ということで、上のCDをかけながら、どのポイントを調整すればよいか検討つけつつ、試行錯誤をくりかえす。ぎゃ~、これはちょっとやっぱり地獄、、ポイントをちょっと移動しただけど、音全体が変わってしまいます、、
動かす、あららよくなった、また動かす、あらら、悪くなった、
あらら、良くなった、あっ悪くなった、え~いもう今日ややめたやめた
の悪循環を繰り返します、、
しかし、しかし、努力は必ず報われるのです、ぐ~ぜんかもしれないけれど、ある時点で全体の音が晴れ渡り、澄み切って、静寂になり、、ものすごく音全体気持ちよくなった。そう、いい感じの温度の質のいい温泉につかっている感じと言えばいいのか、、
あれれ、ど~したのかな。上のCDを聞く、、
あれれ、すっごく気持ちい~音!、、弦の音も自然、なめらか、全体の音の響もすごくいい。楽器の定位もばっちりで、音場もぐっと広がっている!
このまま、しばらく音楽を聞いています。いや、聞いてしまいます。
なんじゃこりゃ! こんなに気持ちの良い音はうちでははじめて出てます、出てます!
うおお、ここぢゃ、ここぢゃ、こりがスイートスポットぢゃとあたしは、このカーブを、あせりつつ記憶させたのだった、、