なんとか音場補正が80点ぐらいのレベルまで来たので、いったん調整をおやすみして、耳タコCDがどうなるのか聞いております。
あたしはいつもバトルが歌う「春の声」を聴くのだけど、補正後鳴らした音は、今までの音とそりゃもう様子が違う! 先ず音場が広い。部屋いっぱいに音が広がる。VPOの弦の音にさわさわ感まで聞こえるし、低域の弦の音や太古の音が鮮明に聞こえる。こりゃたまらんな、、思わず楽しくて体がうごきだす(笑)。「電光と雷鳴」を聞くと、これもパーカッションがばしばし鳴るところが実に鮮明にきこえる。音の全体が実にしなやかに美しくなりました、、
このCD、今まで10数年、オディオのチェックに使ってきたけど、こんな広がりのある音で、美しくなるとは夢にも思わなかった。
次にやはりカラヤンのこれ、
カラヤンのCDはフォルテ~フォルテシモでは、部屋がせまいので、もう阿鼻叫喚になってしまって大変だったので、どうかなと思って聞いてみました。すると、今までと全く違って、音全体がコントロールされている印象で、フォルテシモでも音が崩れない! しかもやかましくない。フォルテシモでも楽器の音が浮かび上がるし、音響に包み込まれる感じで、大変に気持ちが良い。
しかも、今まで聞こえなかった楽器の細かい響きがホログラフィックに浮かびあがって、音楽の大きな流れと小さな流れがはっきり聞こえて、カラヤンの9番が名演と言われている意味がはっきり分かった。確かにすばらしい演奏なのでした。
こういう音ならば、これをきかないととあたしのお気に入りにRVWの交響曲集から3番を、、、
これって、なにしろ静かな音楽だから細かな音が浮かび出るようにならないとちっとも面白くない。今までのシステムだと音がべたっとSPに張り付いてあんまりうまくない。でも、今回は違った。予想した通り、音全体に立体感がでて、ターナーの絵のような、半分霧の向こうから聞こえてくるようなこの曲が実に瑞々しい音で鳴った!
もちろんもっと調整を追い込む必要があると思う。昨日書いたように、ちょっと白っぽいと感じる部分、ここをどうけして、さらに瑞々しい音にするには、多分、あと3~4ポイントどこかを動かさないといけないと思うけれど、それには時間がかかるかなあ、、
しかし、なにしろフォルテシモの音の具合が、阿鼻叫喚から豊かな音に包まれる感じになったというのは、これはDG-58の力によるものに他ならない。このこともあって、A-70の実力が分かった。
ここで、同居人のおばさんが、ごはんよ~と呼びに来たので、夜ごはんになりました。で、今日のリスニングはここまで、、