熊本は昨日から大雨で、今朝も相変わらず雨足が途切れない、、今年一番の降り具合ですね。
そんな中で、あたしは雨にも負けず、昨日夜も音楽を聞いた。下に書き綴ってきたように、DG-58の調整が思わずうまくいったので、音楽が聞くのが楽しくてしょうがない今日このごろなのです。
で、昨晩は、まずカラヤン指揮VPOのワーグナー曲集を聞いた。この盤は録音のバランスがライヴということもあって、そんなに良いとは言えないし、やっぱりフォルテが異常に大きくて、オディオを変えてもなかなかうまく再生できなかった盤。
しかし、昨晩はなかなかうまく鳴った。フォルテシモでも楽器が明瞭に分離して、ぶわっと音響に包まれる感じは、実にここち良い!
音場補正すると音全体がここち良い、、というのはDG-58を導入して実感したことでした。
それぢゃ、そろそろやっぱりマーラーを鳴らしてみないとなと、取り出したのがラトルの全集からマーラーの10番(アダジョーのみ)を聞いてみた。録音は最近のBPOとのもの。
ああ、これはいいわ! EMIのマーラーの録音は、あんまり気に入らなかった。どうしても音がほそいし、遠いし、なんか印象が薄い感じであった。
だけど、今のうちのセッティングで聞いたら、あらら、もともとの録音内容があったのかどうかわからないけれど、それはそれは柔らかく、美しく響く、、もちろん音は遠くに展開するのだけど、楽器の音の溶け込み具合とかすばらしく美しい。クライマックスの不協和音がだんだんと重なっていくフォルテシモ部分は、まるでタペストリーを見てるような具合で、うまいなあラトルとおもわず溜息がでるほどであります。
DG-58の調整が偶然、ぴたっとできちゃったということなんだろうか、、ジャズを聞いても音がとてもここち良い、、瑞々しい、、
DG-58はすごい機器だと思うし、導入して本当に良かったと、音楽を聞くたびに思う。特に8畳程度のスペースに802ぐらいのサイズのSPで聞くのなら、イコライザーは是非導入した方が良いと思います。なにしろ、音全体がこころよい、、まるで温泉につかったような気分、、
ところでBPOの次期音楽監督が決まったらしい。
キリル・ペトレンコという人らしいけど、、まった~く知らない、、
聞いたこともない人であります。
CDは2枚ぐらい出てて、バイエルンかどっかのオペラ座の監督みたいだけど、こんなに知らない人が音楽監督に選出されるのは、これはちょっと良いことだろうとあたしは思っております。
それにしても、ペテレンコさん、写真を見るとあたしと同年齢ぐらいかなあと思ったのだけど、いやいや10才も若い!
いやあ、実にこれからの人なんだ。BPOこれからどうなるのか楽しみですね。