本当に偶然なんだろうけど、EQ調整がことの他うまくいって、音楽を聞くのが楽しくなったのでした。それと仕事のことがちょっとおさまりつきそうなので、気も楽になって、昨日は一杯やりながら、うちのシステムコンポでいろいろ聞きました。
で、手元にあったリヒターが指揮した、バッハのカンタータ―集からちょっと聞いたのだけど、、
これが本当になんというか、こころにしみるような誠実な、切々と人にかなしみを伝えるような演奏で聞き入ってしまいました、、
これって、Fディスカウも入ってるんですかね、声だけ聴いてそう思いましたが、、説明書をまだ見ていないので、、
しかし、こんなに素晴らしい音楽が今から400年ほど前に作られていたなんて、それを今、こうやって感動して聞いてるなんて、音楽というのは実に不思議だなあと思いました。
話は全然変わるのだけど、会社の隣の空地が実は無縁仏のみなさんのふる~いお墓で、あたしんちがこの時期、草刈じゃなんじゃきれいにするおつとめがあるのです。で、昨日、あたしがこちらを草刈させていただきまして、きれ~にしたのですが、こうやってきれいにするといつもは気づかない墓石がひこっと、そこにありましたの。
なぜかしらないけれど、昨日は墓石に刻まれた文字がはっきり読めました。 嘉永3年に亡くなった。えみさんという方のお墓。
あ~、えみさんこれからもよろしくとお水をかけて、おまいりしました。で、嘉永3年ていうのはいったいどういう時代だったのか、気になって調べてみた。
すると嘉永3年は西暦でいうと1851年で、ペリー来航まで3年、ロンドン万博が開幕、天保の改革、、つまり幕末の頃なんですね。
そんな時代に、この土地に160年ほど前、えみさんていう人がう生まれて、生きて、亡くなったていうことがこの墓石にこめられているんだなあと思うと、それは実に実に不思議なことだと、炎天下、ちょっとぼ~おっとしてしまいました、、
バッハはもっともっと遠くの過去の人、、しかし、あたしは、そんな昔の人が作った曲を、あたかも今作られたばかりの作品を聞くようにこころゆさぶられながら聞いているっていうのは、
それはやはりオディオっていう趣味の醍醐味なんでしょうね。