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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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構造構成主義? 

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ネットワークオーディオはともかく音は良いけど、使える人(使いたい人)と使えない人(使いたくない人)にユーザー層が分けられるので、その広がりには限界があるんぢゃないかって考えているのは昨日も書いた通りなんだけど。


で、このところお仕事関係で勉強していたのが、「構造構成主義」っていう考え方なんだけど、、早稲田大学の西條先生がまとめあげた考え方で、人間の価値観はどのように組み立てられるかをうまく解説して、その上で、あらゆる場面で「目的」、「状況」をしっかり確実に把握しておけば、その対処「方法」が分かるというものです。西條先生は、実はこの理論を使って、大震災後の復興支援に大活躍した人なんですが、詳しくは、この本にあたってください。





あたしも、この本や、その他の本にあたって、なるほど人の価値観とか行動はこういうふうにつくられてるんだと、あらためて理解したことでありました。


さて、この理論からネットワークオディオのことを愚行してみたんだけど。大体こんなふうになるのぢゃないかしらん。


目的: ネットワークオディオを広く(購入して)もらって、よりいい音

     で音楽を楽しんでもらう。


状況:オディオを趣味にする人は大体が50代以上で、メインは   

    パッケージ音楽。アナログやCDがメインソース。PCはできる

    けどネットワークとかそんなに込み入ったことはできないし、

    あえてやろうと思う層は薄い(もちろんデータがないとはっき

    りしたことは言えないけれど)。


一方、ネットワークオディオが簡単にできるのは若い人たち。でもこの層は、うちの子どもたちみたく、スマホでチープな音質でも音楽聞くので満足している。技術的に問題なくても、わざわざネットワークオディオの取り組む財力もないし、何より興味がない!


方法:


   とすると、ターゲットは現存するオディオファンのおじさんたち   

   であるので、この人たちが、ネットワークオディオに今までの

   パッケージオディオの感覚でなにしろ「簡単」に導入できるよう

   にすること、、これが必要なんだと思う。


だから、やっぱり、あたしら世代、もしくはちょっと上の世代でちょっとしたお金なら出していいなあという層。この層が「簡単に」トライできるように工夫するようにしないと、おのずが限界があると思うのです。


一方、「無線と実験」や「ステレオサウンド」を熱心読むような人たちもいるでしょ、、このマーケットは、まさにニッチマーケットであって、その規模にそった「方法」がうまくできているので、本当に限られた規模のマーケットを対象に「方法」が構成されているので、ほそぼそにではあるけどうまく回っているのだと思う、、


ネットワークオディオは、そもそもニッチなマーケットであるオーディオ層に対して、ちょっと違うスタンスでマーケット攻勢しているぢゃないだろうかと思う。


いやいや、あたしの愚行であります、、でも一体ネットワークオディオってどのくらいの広がりを見せているんだろうか、、








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