はかま満緒さんが亡くなったとのこと、、
はかまさんと言えば、NHK FMの長寿番組「日曜喫茶室」の司会であって、調べてみると35年も続いたとのこと、、
そうだろうなあ。あたしが高校生のときから良く聞いていたからなあ。
40年ほど前、熊本にはFM局はNHKしかなくて、音楽情報はNHKと音楽雑誌だけがたよりだった、、 だからFMチューナーとちゃんとしたアンテナを建てるのはマストであって、高1のころには4素子のヤギアンテナを電気屋さんに上げてもらった。
チューナーはビクターの普通のやつで、音もふつ~だったと思う。ヤギアンテナを上げたけれど、実家はすりばちの底みたいなところにあったので、電波がまわりの山にさえぎられて、雑音がひどかった、、
それでも、せっせと好きな音楽をカセットデッキでエアチェックするのはとても楽しかった。
そんなNHK-FMの番組の中でも「日曜喫茶室」は風変りな番組でした。なにしろ日曜の12時から2時の2時間、各界からのゲストを2人招いて、はかまさんがいろいろな話を引き出すというトーク番組でした。
ゲストの選出がとてもよくて、学者、作家、冒険家、音楽家、ありとあらゆるジャンルの達人が呼ばれて、毎回聞いていてあきることがなかった、、、あんまり面白いので、しまいにはエアチェックしておいて、この番組のちょっとしたライブラリーができるほどだった、、
近年は、はかまさんもお年を召されたのか、毎週ではなくて、月1回程度の放送になっていたけれど、それでも、ついこの前も車でこの番組を聞いたのでした。
でも、最近、はかまさんの声がとみに弱々しくなって、前みたいなリズミカルな口調が、すこしスローになっていて、病気なのかなあと心配したのだったけれど、、
自宅で倒れているところを発見されたのだけど、手遅れだったとのこと、、でも、死ぬまで現役バリバリだったということなんだなあ、、
はかまマスターの逝去で日曜喫茶室の扉はもう二度と開かれることはなくなってしまった。あれほどあったカセットも、もうなくなってしまぅたなあ、東京から帰ってくるときに、ほとんど捨ててしまったのだった、、
FMも車で移動するときぐらいしか聞かないし、、エアチェックなんて
もうすることもない、、