一連のSATRI記事を見てもらうとわかると思うのだけど(さらにバクーンプロダクツのFBを見てもらうとさらによくわかると思うのだけど)。最近ナガイさんはアナログに専心している。あまりにそうなので、いよいよSATRIカートリッジまでつくりはじめたらしい、、
で、この間ヘッドフォンアンプの支払いにバクーン事務所に行ったら、ちょって聞いてみて~といって、手作り感満点のSATRIカートリック試作品でジャズを聞かされた。おお!これは今までの音とはまったく違うでしょ。鮮烈かつエネルギッシュ!
で、帰りに試作品を貸してもらった。さっそくあたしのLP-12に装着して音を聞いてみた。フォノイコは、これ(最近バージョンアップしたもの)。
適正針圧は2gぐらいかなあとところで、SMEのアームを調整していみる。ん~でもなかなか、いい成りのするポジションがみつからない。
次の日ナガイさんからメールが入って、針圧1gから始めて見てということで、そこから微調整。針圧、ラテラルバランスを、音聞きながら(調整にはクラッシックが良い)、またアームの動きをみながら、それこそ自転車の調整をするように、一番アームの無理のない=つまり一番良いバランスのポイントを探していくのですよ。
この調整って結構気合を入れてやると半日ぐらいかかる(笑)。
こういったLPの同じ個所を何回も鳴らしつつ、ポイント調整。
弦の音がこもっていたり、音離れが悪かったりと、そういった気になるポイントを調整でつぶして、自分なりの最良のポジションに持っていくのは、なかなか根気がいる。
さて、何とか1gから始めて、現時点でのベストポイントまで追い込みました。
その音は、やっぱり鮮烈な美音、MCポジションなのだけど、パワーも豊か。これはあたして的には実に好みの音。もちろんフォノイコもSATRI、しかもSATRIリンクで電流伝送っていうこともあるだろうけど、、
カラヤンがフランス国立管弦楽団と入れたラベルは、今まで最低の録音だと思っていて、全く音が出ない盤だと思ったいたのだけど、SATRIカートリッジで鳴らしてみると、なんとまあ、生気あふれた演奏なのだろうか! 実はこんな音だったんだあと驚き!
フレディ・ハバードの愛聴盤は、ペットの音やサックスの音、、色っていうんですか、音色が見えてくる、、
これはなかなか大したカートリッジだなあと感動。
しかし、昨日ベストポジションで固定したと思ったのだけど、今日はまた音がにごって、もう一度調整が必要だったのは、やはり温度なのだろうか。当地、高温が続いていて、一度固定してもアームやたんテーブルの部品がすこし伸びたりたわんだりするんだろうか、、なんて思っている。
それにしても、アナログがこんなにいい音がするなんて、最近はSATRIカートリッジで実にしあわせな気分で音楽を聴いている。