真田丸を見ていたら、徳川の重鎮のなんとかという役を藤岡弘、(、が必要なんだって)が出演されているのを見てて、大昔のことを思い出した。
その昔、あたしが小学生だった頃だから1970年代のはじめだな、火事で燃えてしまって、もうない太陽デーパートで開催された仮面ライダーショーに、親戚のおにいちしゃんと一緒に行ったのでした。
その当時の仮面ライダーの人気といったら、ものすごくて(多分のこの馬鹿ブログみているのは、あたしと同世代の方が多いから、そうそうとうなずいていると思うけれど)、もう場内はいっぱい、いっぱい! 会場にはもう入れない状態、、
しようがないので、おにいちゃんと、しようがないからもう出ようと階段をとぼとぼ降りていたら、後ろから、どどどとものすごい勢いで誰かが走り降りてくる音、、、
その若い男は、あたしらのおりつつある階段をからすっとジャンプして踊り場に降り立って、さらにどどどとものすごい勢いで降りていった。
おにーちゃんが、
ああ! あれ! ほんごうたけしだったばい!
ええっ! ほんなこつ! ほんどうたけしだったばいね!
お~つ! ほんごうたけしばい! ほんごうたけしにあったばい!
すごかね~! すごかったね! かっこよかったね!
と少年たちは当日の大人気ヒーローとの一瞬だけの出会いに大興奮したのでした!
あっ、ほんごうたけし(本郷猛)っていうのは、仮面ライダーの名前ですね)。おっさんはみんな知ってるか(笑)。
その後、藤岡さんが怪我して演技ができなくなって、2号ライダーに代わるのだけど、当時のあたしたちは、こんな大人の事情が分かるはずもなく、1号ライダーが突然いなくなったのをおかしいなあとおもいつつも、2号ライダーにのめりこんでいったのでした、、
それにしても、あの当時の町はよかったなあ、、
町を歩くと、何かいつもあぶらものをあげるようないい臭いがただよってきてて、レコード屋の前では、いつでも片手にちくわを持ってレコード店から流れる音楽にあわせて、踊りつづける変態おじさんがいたし、
街中の博物館の2階には巨大なクジラの骨が天井から釣ってあったりして、、
そうして時には、ヒーロがデパートにやってきたりして、
町は少年たちにとっては、まさに非日常の夢の世界だったのでした、、
その後、太陽デパートは火災を出して、多数の犠牲者が出たのでした、、そうして、40数年後の今回の地震、、
人生にはいろんなショッカーがいて、ときどきあたしたちを実にこまらせるのだけど、なんとか仮面ライダーみたくショッカーを倒して、あかるい未来をつくらなくてはねえ、、
藤岡さんの元気な姿をテレビで拝見して、いろんなことを思い出しました、、、