アメリカでは大どんでん返しでトランプ氏が次期大統領に選出されて、いやあ、これからどうなるか実に興味深いのですが、、
さて! 水曜夜8時は、ミュージックバードのマエストロ村井の番組
「これだ!オーディオ術~お宝盤徹底リサーチ~」
の時間ですよ!
いつものように寝室のBOSEで、ずんだれモードで聞きました。
11月は「ワーナー・ジャズ・マスターズ・コレクション1200特集」
ということで、往年のジャズの名盤がリマスターされて、さらにいい音で聞けるということで、この中からマエストロが特に良いものを選んで紹介するという1時間、、、
あらすじはHPから、、
6月から11月にかけ、ワーナーミュージックジャパンからJAZZ MASTERS COLLECTION 1200というSHM-CDのシリーズがリリースされました。アトランティック、ワーナーブラザーズなどの名盤が多くふくまれているのは当然ですが、今回目を惹かれたのは、いわゆるパーロフォン系レーベル(ルーレット、ルースト、ジュブリー。コルピックス等)。「ジャッキー・マクリーンやソニー・スティットの名盤が、まるで別物のように聞こえる」ということで、この夏ちょっとした騒ぎが起こっていたのです。
そこで当番組は、ワーナーミュージックジャパンの担当者をスタジオにお招きし、「高音質の秘密」を徹底取材。と同時に、ワーナーが版権を持つジャズ系レーベルの全貌を俯瞰できる選曲をめざしました。第1週には、従来盤との聴き比べもおこないます。ぜひお聴きください。
ワーナー社の担当:片野正建氏がゲストで、なかなか面白い話が聞けた。なんでも、今、これらのジャズの音源はすでにデジタル化されていて、その多くが192,4Kでファイル化されている、、で、そのデジタル音源を日本でまた処理しましょうというときは、なんと、データが大変に重いので、通信用の専用回線を日米間に施設しているとのことだった、、
こりはなかなかすごいことだと思った。だって昔は、例えば米国で日本人ミュージシャンが録音したら、そのテープを2部コピーして、ひとつは空路、ひとつは海路で送り万が一の事故に備えたと聞きます。でも、専用回線で送るんだったら、物理的なリスクマネジメントってほとんど必要ないですね。すごい時代だっ!
それと、外国ではCDっていうのはもうほとんどメジャーでなくて、デジタルソースならもうダウンロードが主流で、むしろアナログの方が人気があるとのこと、、なるほどなあ、、アナログやっぱりいいものね、、
さて、この盤紹介されて盤は以下の通りだったのだけど、、
マイ・ファニー・ヴァレンタイン | ソニー・スティット(Sax) | WARNERWPCR-29002 |
スターダスト | ソニー・スティット(Sax) | WARNERWPCR-29002 |
サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー | セルダン・パウエル(Sax) | WARNERWPCR-29005 |
ゴー・ファースト・クラス | セルダン・パウエル(Sax) | WARNERWPCR-29005 |
ヴァーモントの月 | ジョニー・スミス(G) | WARNERWPCR-29051 |
ジャガー | ジョニー・スミス(G) | WARNERWPCR-29051 |
サムタイムズ・アイム・ハッピー | ジョニー・スミス(G) | WARNERWPCR-29051 |
These Foolish Things | スタン・ゲッツ(Sax) | WARNER |
Ballad For Ruth | リー・コニッツ(Sax) | WARNER |
Sleepy Bop | カイ・ウィンディング(Tb) | WARNER |
I Can't Get Standard | ディジー・ガレスピー(Tp) | WARNER
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あたしは、しょっぱなにかかったソニーステットがとてもよかった、、
なんというか、聞いていて、つくづくうまいなあと思う、、フレージングやトーンの美しさに聞きほれてしまいますねえ、、
音も確かに良い! うちのBOSEで聞いても、楽器ひとつひとつの音が実に明瞭、、もちろん昔の音なんだけど、、でも、いい音、、
次にかかったサックスのセルダン・パウエルっていう人ははじめてきいたけれど、ちょっと小編成のホーンセクションの絶妙なアレンジにのって、太く豊かで、こころがあったまるようなサックスは、実に良い、、 こ~いうの好きなんです(笑)。寒い夜に、じわっとあったかい布団にくるまれていて、しあわせみたいな感じのジャズっていうのは、、この時代だからできたのだろうなあ、、と思います。
あまりに、気持ち良いジャズだったので、その後、寝てしまったではないか、、、、来週の再放送のときに聞きましょう、、
このCDシリーズ、なかなかよさそう、、
はっと気づくと、9時過ぎで、再放送がはじまっておりました、、
パイプオルガン奏者の方(名前がわからん)ゲストでマエストロ村井がインタビューしつつ、CDをかけるというものだったのだけど、
実はこの演奏がとても気に入った、、フルート(?)との合奏だったのだけど、、、
いやあ、パイプオルガンって、バッハのイメージで 重厚、低音出すぎ、再生むずかし~というので、あたしは大体ほとんど聞かないのだけど、このオルガンは、なんというか実にカラフルで重くなくて、響が自然に広がっていく、、なんだろう、きらきらしてフランス的とでもいうのでしょうか、、
フルートとパイプオルガンがこれだけ、うまくからむというのは、実に不思議でおもしろかった、、そしてとても美しい、、
面白かったのは、ゲストの方が、オルガンによっては音程合わせの基本音が400HZでなくて、ピッチが高いもの(450とか)低いものがあって、他の楽器と合わせるのがたいへんなときがあるとお話しされたこと、、
そういえば、カラヤン時代のBPOはピッチを上げてチューニングしていたので、音全体が非常に華麗に鳴ったと聞いたことがありますが、、とするとピッチの高いオルガンはちょっと華麗に重たくなく聞こえるのだろうか、、
この盤の録音は、上のようとてもふわっと広がる感があったので、ピッチが高いオルガンを使用されていたのだろうか、、ん~アーカイブの情報がないので、なんとも詳細がわからんではないか、、
でも、まあ、同じアーカイブ番組も来週再放送するだろうから、詳細はそのとき確かめましょう、、
という訳で、いいジャズとうつくし~パイプオルガンを聞いて、10時過ぎ就寝、、、