という訳で、クロック信号分配CCD-6をかまして、GPS-777の44KHZクロック信号をCECのトランスポーター TL3-NとサンバレーのDACに送り、この状態でふつ~のCDをかけて音がどう変わるか聞いてみましょ、、
(これがCECのトランスポーター)
最近、よく聞いているダイアナ・クラールのこの盤。この人、今回ちょっと調べてみたら、64年生まれということで、なんだあたしらとそんなに歳がかわらんぢゃないか(笑)。60年代生まれのおばちゃんぢゃないかとなんだかとっても親近感がまします(笑)。
で、聞いた、、アップサンプリングした音は、どちらかというと空気感が豊かで、いい雰囲気で聞かせた感じがあった。ボーカルもふわっとした感じで、、
で、今回はどうか、、 ん~音の重心がやはり下がりました。ベースの出方がよりはっきり、強く出ますね。ボーカルにもさらに実態感が加わって、アップサンプリングしたときより、よりダークで、ハスキーかつスモーキー、、ああ、素の声は、結構ハードな感じだったんだ、、
この盤、録音レベルが以上に高く、音圧が強いというのかな。そのために、ボリュームを上げすぎるときつい音になってしまいます。
素で聞くと、アップサンプリング時より、そのことを感じました。そこからいうと、アップサンプリングは、素の音の粗さを見えないようにする効果があるのかもしれません、、お化粧でいうとファウンデーションみたいな、、
結局、この盤を何曲かきいて、あたしは、この盤はあんまり好きではないなと思いました。音全体が粗いし、ダイアナの声は重いし、ダークだし、あたし的には好みではないなあ、、
あたしは、むしろ、ノラ・ジョーンズのような田舎っぽい感じの、一途な感じの子が好きだなあ(笑)。
今回、素の状態で聞いて、そう思いました(笑)。おもしろいなあ、
素のままとアップサンプリングしたときでは音楽の感じ方が違う、、
オディオのセッティングで音楽の伝わり方が違ってくる、、
他の盤もいろいろ聞いてみてわかったのは、やっぱり、素の状態で聞いた方が、音の骨格というか、、素材というか、そういう構造的なものは、よく分かると感じました。アップサンプリングする、どうもそのへんが、弱くなって、雰囲気重視みたいになってくる、、
やっぱり、シミ、くすみを隠すファウンデーションみたいな効果が
あるのでしょうか。
いや、これは好き好きなんだろうけれど、あたしは、音楽の構造にもとても興味があるので、素の状態の方が好きかな、、
まあ、しかし、仕事はいそがしいの、こんなことしているのって結構たのし~現実逃避(笑)。