少しおちつこ~おちつこ~、、
EAR912なんである、、これだけの音を聞くと、今までとほほに見えていた面が、俄然、なかなか落ち着いたしぶいではないか、などと思えてくるから不思議、、
さて、ネットでこのアンプの評価はどうかなあと思いつつ、検索してみると、まずは逸品館のサイトにぶち当たります。店主の清原さんは、ご存知Mバード火曜日のパーソナリティを務めていられる方です。清原さんは、お店のHPで、もう本器について大絶賛なのであって、評価10点満点中の実に10点!なのである。曰く、
「これ以上の音はあるだろうが、これ以上の音はいらない、、」
ここ→ http://www.ippinkan.com/ear_912.htm
なるほど、このプリの音を聞くと、あなたが本当に音楽が好きでオディオをしているんだったら、もう他の器機はいらないかなと思ってしまうほどの「音」なのであります。みんなも清原さんの評価にもあたってほしいのだけど、たぶん感じている方向性はあたしと似ていると思われる、、、
実は、逸品館には動画サイトもあって、こちらにはファーストワットのSIT-1の音を実際に聞かせる動画もあって、この動画の終わりに清原さんが、SIT-1につなぐプリとしてEAR912を強く推しているのでありました、、う~む、清原さん一押しの組み合わせを今あたしは目の前で聞いてるって訳なんですね、、
さて、昨日、用事があったので街に出かけてついてでにT屋をふらふらしていたら、なんとジャズCDがよりどりみどり、一枚100円でワゴンセールでしたので、下の2枚他、、計6枚かっても600円で、本当にひさしぶりにうれしかったのだけど、まあ、なにしろ帰宅して、この2枚を聞いた、、
綾戸智恵さんが原信夫とシャープ&フラッツと共演した盤、、
いや、まあ、これが実にいい音、、なんともほどよいエッジ感であって、音の芯はしっかりしているし、ものすごく早い立ち上がり、、まったく混濁なくすべての楽器がハーモナイズされて、しかも十分なエネルギーをもってFALが鳴り切っている!
綾戸智恵のボーカルってあんまりすきぢゃないんだけど、いやこの盤、ビックバンドだけでも実にすばらしいぢゃないか!
んで、もう一枚、今度は小曽根真さんのこれ、
まったくこの盤にまったく知らなかったのだけど、ともかく音が良いので、1曲目から終わりまで聞いてしまうぢゃないか、、
昨日のスコット・ハミルトンの盤も含めて、ジャズの音は最高!
音ひとつひとつに艶と輝きがあって、、なんというか、目の前で音が光みたいになって、乱舞するような感じなんですね。音なんだけど、音が見えるような、、不思議な感覚、、
ファーストワットの音は、あたたかくて鮮烈なんだけど、EARがその上に、独特の艶、、そして肉感的というか有機的なボディを与えて、美しい倍音や、自然であってかつ広大な音場を与えているいう、まさに偶然の妙が生み出す、それはひとつの、あたしがオディオ人生ではじめて経験する自然であってそれはそれは美しい音なのでありました。
アコーステックジャズは、実にあたたかく、人肌の肌触り、、小曽根さんのピアノ演奏では、まず、あんまり響かせず、ちょっとこもったような音ではじめて、そのうちのく~んと伸ばしたダイナミックな音で、スリリングなプレイにギアアップしていく様が、もうはっきりくっきりと「見てとれる」音なのであります。
音と視覚はあたしはからみあっていると思う。だって音色っていうでしょ、、いい音で聞くときは、何かが見えるんだよ、、もちろん、いい音で鳴っているときしか、その間隔は起こらないけれど、、
しかし、あれですね。FALがもう鳴り切っている! FALがもう喜びにあふれて鳴っているって感じなんです、、
トランスポーターはCECを44KHZでクロック制御、DACはサンバレーの真空管DAC、こちらも44KHZでクロック制御。やっぱり普通のCDを聞く場合は、両機ともアップサンプリングせず、44KHZ 16ビットで再生するのが、ベストだと思う。上の2枚は、この状態で鳴らしたもの、、やっぱりベストだと思う、、、
アップサンプリングすると、肉感的なものが薄れてしまう感じがある、、ジャズの肉感をそぎ落とすことなく再生するにはやっぱり44KHZ 16ビットだろうなあ、、
それにしてもEAR912、、、あたしのとっては、今まで最高の音を
奏でるプリアンプに違いない、、しかし、こりはまずい、、実にまずいのである、、