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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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Mytek Digital Stereo192-DSD DACで聞く!② ワーグナー 

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そうして、2階から本DACをメインシステムに入れて聞いてみました。結論からいうと、、これは、いやはや、ものすごくいいです、、気に入りました、、

 

 

先ずは、CECのTL-3と同軸接続。トラポも本DACもGPS-777から44KHZでクロック接続完了。さて、アナログ出力をどうするか。

本器には、アナログ、デジタル、バイパスと3種の設定ができるのだけど、理論的にはバイパスがベストみたいなのだけど、うちでは、アナログが一番しっくりしたのと、ジャズみたいな録音レベルが高いものは、EAR912のメータが降り切れて、こわれそうになったりするので、適正音量にあわえることができて、しかも音質の良いアナログモードにしております。

 

さて、先ずは何を聞こうか、、そうそうそ、オペラ勉強しないとなあと最近、ぼちぼち聞いてるワーグナーのパルシファル(これ)をトラポに入れてみる、、

 

出てきた音にあたしは、おどろいた、なんと、まあ、いい塩梅の音だろう。豊かな中低音、、、瑞々しく透明な弦、、全体の音のバランスのとれたゆったかな管楽器の響、、

 

そうして、歌手の人たちもふくめて、オケのなんというか、切々とした気持ちが、伝わってくるような音なんですよね、、じんわりいいというか、、ああ、そうかこの音はEAR912の音でもあるのですね。本DACとプリの相性が抜群なんだと思う、、DACとプリは今回から、インフラノイズのリベラメンテのバランスケーブルで結びます。

 

オペラは台詞がないと面白くないというし、このパルシファルっていうのは、オペラの中でも特に変わっていて、なかなか入門者には難しい作品らしいのだけど、いやいや、本DACを通して聞くと、もう音楽そのものがすばらしい! ずっと聞いていられて、とても楽しいし飽きないですね、、こういう経験は長いオディオ人生でも初めてですよ! 

 

あんまりびっくりしたので、本器を貸してくれた音もだちに下のようなメルを書いた、、

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CECトラポとMYTEK DACにGPS-777で44KHZを送り、DAC側はボリュームアナログモードでEAR912に送り、あとはご存知のラインです。

 

この状態で、このところよく聞いているカラヤンBPOのパルシファルCD2を聞いたのですが、あまりの音の違いに驚愕しました。音場の広がりがものすごいです。

 

今までまったく聞こえなかった楽器の細かな所作が聞き取れて、響の幅が広大、この盤のはじめ鐘が鳴り響くところ、合唱、遠近感の向上、、なんともすばらしい音響・音楽につつまれました。あたかも、宇宙船にのって広大な宇宙空間を音とともに進んでいく感覚を持ちました。おおげさですけれど、うちのシステムはこのDACの到着を待っていたのではないかと思わせるほどのベストマッチです。

 

パルシファルってこんなにすごい音楽だったのだと、このDACを介してはじめて理解しました。これなら、オペラも楽しく聞けます。

 

ジャズの再生も大変良かったです。しかし、盤によっては録音レベルが高すぎるものがありBYPASSモードだとEAR912のメータが降り切れてそうで、あわててアナログボリュームに切り替えて、バランスをとりました(笑)。

 

全体の音質としては、異常な透明感とか、艶とかコクとそういういかにも恣意的な音づくりではなくて、まさにホールで聞いているような自然な音ですね。木目感があるといいます

か、誇張がない音。ただ情報量はものすごく多く、エネルギー感も十分ですね。FALが鳴り切っています。フルオケでのFFでも破たんしないですね。これならマーラーも楽し

んで聞けそうです。

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とか書いて、おどろきのあたしの気もちを送った訳ですよ、、

 

上にも書いたように、アナログ出力には、3種類の設定ができてバイパス設定にすると、まわりのどのような干渉も受けないので、最高の音質が確保できるということなのだけど、確かにバイパスはモードはすばらしいけれど、このモードだと音量調整ができないのですよ、、

 

んでね、プリのEAR912にはVUメータが付いていて、録音レベルの高いジャズの盤だと、メータが降り切れてしまってね、やばそうなときがあるのです(爆笑)、、それで、あわてて、デジタルモードとアナログモードに切り替えて聞いてみたら、、デジタルよりはるかにアナログモードがいいのです。

 

アナログモードにすると、ぐっとSN比も良くなるようだし、なにより音が活き活きとして瑞々しい、、もうアナログライクと言えばよいか、あたし的にはバイパスよりもベターだと思う。もちろんこれも、プリのEAR912とのバランスの取りあいがあると思うのだけど、

 

それにしても、パルシファルという音楽がこれだけすばらしいものだとは、、このDAC(とプリ)が入るまで実感することがなかった、、

こういうのがオディオの不思議というんだろうと思うけれど、、

 

そういえば本DACもEAR912も、もともとはプロ仕様であったなあ、、、なにしろ、この2台の相性は、間違いなく良いです! 

 

昨日は余勢を張って、同じくカラヤンBPOのトリスタンもちょい聞きしたのだけど、これも良かった、

 

このDACの本領はやはりDADの生再生だと思うのだけど、、いやいやCECのトラポと接続した音も、、もうものすごくいい、、

 

じんわり、せつせつといいのですよ、、

 

いままで、dcs、アキュ、その他いろいろなDACを使ってきたけれど、これほどまでに音楽性の高いというか、、音楽にひたれるDACは、初めて、、このDACがうちのメインシステムにはいったことであたしの好みの音がやっと出るようになりました。

 

さて、次はどのCD聞こうかなと、わくわくするなんて、ひっさっしぶりです、、 し・あ・わ・せ・ なんです ♡ (きっ、きもちわるい、、)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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