あたしの大好きなイギリスの刑事ドラマで刑事モースっていうのがあるんだけど、日本ではあんまり人気ないみたいなんですが、世界中で人気があるみたい(特に英語圏)なんです。まあ、イギリスBBCの製作だから、重くて暗くて、しかも主役がオックスフォード出の超インテリという設定だから、実に面白いのですが、、
(右がモースで左がルイスのコンビ)
で、このモース刑事はクラッシックが大好きで、特にワーグナーの熱烈なファン。相棒のルイス警部は現場のたたき上げという感じで、そ~いう教養とは無縁のいい奴なんですが。そんなルイス警部に、上司のモースが
「たまには、ワーグナーのパルジファルみたいな、スピリチャルな音楽でも聞かんか!」
とたしなめるのだけど、ルイスさんはどこふく風で、にやにやと聞き流すという、、実にいいコンビ、、
で、刑事モースは、主役の方がなくなったこともあって、完全にシリーズは終了したのだけど、あらたに、モースが新人の60年代に物語を設定した「エンデボア」というのが近年作られて、これがね~まあ、YOUTUBEで見られるようになって、暇があればあたしはむさぼるように見ている(笑)。
(これがエンデボア)
こっちの方も本編にまさるともおとらないぐらい面白い、、60年代ってあたしがこどもの頃なんだけど、、なんとも、このドラマでは60年代が暗くて、しかし、なんとも官能的なにおいのする特異な時代みたいに描かれていておもしろい、、
さて、何の話だったか? そうそうそ、パルジファル!
MYTEKのDACをメインシステムに入れて、音楽が今まで以上に深く、じわじわと伝わってくるよ~と書きました、、んで、もって、カラヤンBPOのパルジファルを昨日聞き終えましたよっ!
いやあ、よかった、特に最後の方なんか、もうなんというか、、これは宗教ですね、、神秘ですね、ミステリアスですね、、
ちょっとネットで事前にあらすじとかを勉強したので、なんとなく音楽とストーリの関係は分かりました、、
それにしても、カラヤンBPOの演奏能力のすごさ! これこそ神業ですねえ、、感動しました、、
EAR912になぜ、VUメーターが付いているのか、、このプリは基本的にプロ仕様であって、入力される信号を適正に受けることが基本となっているのだと思います。
だから、メータがレッドゾーンに突入しないように(ひずまないよう)監視するために存在するのではないかしらん。そのためにDAC側で信号レベルを調整することが求められているのかもしれません。たしかに、MYTEK DACでEAR912のレベルメーターが降り切れない程度に調整してあげると、音全体のバランスがうまく合うような感じがしました、、
EAR912のVUメーターは単なる飾りではないようです、、
そんなこんなで、いろいろ器機の調整をやりながら、パルジファルを聞き進めていったのだけどねえ、、いや、しかし、いいですねワーグナー、、、
あの永遠にたゆたうような音楽の奔流にのって、歌が延々と続くのに慣れてしまうと、これが、まあ、快感になっていくような気がしてちょっとこわい気もする、、
でも、今回パルジファルを聞いていて、ワーグナーに続くマーラーとかシュトラウスとかが、どれだけワーグナーの音楽をベースにしている分かったような気がしました。ワーグナーの音楽がなかったら、マーラーの音楽はなかったんでしょうね、、
さあ、次のワーグナーは!? もちろん「指輪」、、それともクナパーッブッシュのパルジファル? うう!たのしみっ!
ありがと!MYTEK DAC!